はじめに
何にも考えずに週末が迫っていました。
「自転車には乗りたい。しかし、プランがない!」
そういうときにも「とりあえず誘っておくか…」で許されるロゼさんへ声を掛ける(失礼)。ロゼさんに門限があるとのことだったので、近場でサクっと走る感じでプランニングしました。
そういえば今まで何度か行こうとすると、「パンク」だったり「シンプルに不調」だったりして行けていないお店があったことを思い出しました。
よし、今回はそのお店を目がけてモーニングライドだ!
色々な不発が襲う
久しぶりに朝6時に池田に集合。
週末は早起きしがちなのですが、4時15分起きとかになるので、言わずもがなツライ。
5時頃だとまだまだ真っ暗。
いつもの内環・176号線のルートで北上していきました。
ロゼさんと同時にコンビニに到着するというタイムロス皆無の集合を演出。さすがおれたち。
池田から三田方面を目指して走り出しました。
前日の天気予報だと、三田の辺りの最低気温は「2℃」。そのあと、日が昇ると18~19℃くらいまで気温が上がるようで、寒暖差が激しいようでした。
「朝の寒さを取って昼の暖かさを捨てるか、もしくはその逆にするか…」と言う選択肢は非常に悩ましいものでした。
結局、朝に合わせて昼間を走るには少し厚着状態で走っていました。
しかし、2℃の中を走るにも少し厚着気味だったのか、とても身体が暖かい。
そこで気が付いたんですよね。
「気温だけやない!強度もウェアリングにおいては重要なポイントやったんや…!」
と、そんなことを思わせるロゼさんのペースは快調そのもので、正直しんどい。
北摂里山街道から千刈CCの道を経て、三田へ。
三田市街地を流れる武庫川へ。
ここまで来ると地元感が強くて、なんか胸がキュンってなりますわ。
R176から西へ向かう17号線へ。
意外と交通量が多くて、そして路面も良くない区間もあったりして。あれれ?こんな道やったっけ?
吉川の辺りで17号を離脱して20号へ。
そして北に伸びる85号線へ。
少し登り区間のある道。「桃坂峠」という名のある峠道でもあります。
その峠のピークにあるのが、今回のお目当てにしていたお店。
【ワイルドダック】
何度かお店の前を素通りしたことはあるものの、なかなか入る機会はなかったんですよね。
今回は満を持しての訪問という感じです。
到着時刻は8時過ぎ。最高にピッタリのスケジューリング。
しかし2時間ちょっとで54kmくらい走って来たんか・・・そりゃしんどいわ。
ここのパイ釜焼きスープのついたモーニンg・・・
ええええ、9時半オープン!?
グーグルマップを見ると8時開店になっているのに!!!!!
どうやらオープン時間が変わっていたのに、グーグルマップの情報には反映されていなかったようですね。
いや、「ようですね」ではないぞ。ここまで2時間も走らせておいて、「あはは、開いてませんでしたね」なんて…。さすがのロゼさんも「ウソやろ」という感じだろう。
ちょうどその時である。
ロゼさんのタイヤが死にかけているのを発見した。
そこですぐさま話題を「タイヤ死にかけてるやーん」にすり替えることで、自分の失態をごまかすことに成功したのである。
注目がタイヤに向いている間に、私の指はスマホの上をスリスリと羽生結弦が如く滑り倒した。そして疾風のように代替案の提案に成功したのである。
少しだけ西へと走った。
すると、いにしえから地元民に愛される名店が姿を現した。
【FOUQUET’S(フーケ)】
次は大丈夫だ。確実に開いているぞ!!
早速入店すると、ちょっと意外な店内の雰囲気。オシャレな感じと昭和テイストの折衷感のある感じ。
モーニングは+50円で付いてくる、ありがたシステム。
割としっかりとした感じで、ちょっと嬉しかったです。
9時頃になるとお店も繁盛してきて、本当に地元に愛されるお店って感じでした。
まったく分煙でもなんでもないのが残念だったけど、こういうお店に多くを求めてはいけません。
そんなことを言いながら、またしても長居をしてしまった朝でした。
有馬を抜けて
めちゃくちゃ残念なことに、今回の命題は「朝ご飯を食べること」だったので、もうここで折り返して帰ることになります。
「往路と復路は別の道で!」というのが、私のささやかなポリシー。そんな道中、ネスタリゾートが近いことを看板で知る。
往路より南側の道を選択しましたが、こちらのほうが走りやすかったですね。
カメラの設定を間違えて、このあたりの写真はどれもブレブレ。
38号で淡河を西へ。左上に見える高架は山陽道かな?
この道、走る度に「地味なアップダウンがきつい」と思わされる道ですね。
快走路ではあるけど少し退屈な道のり。そんな中で束の間のええ景色。
前方に見えるのは六甲方面かな??まさか、あの山を越えないと帰れない!?
もう既に気温は18℃くらいに上がっていました。
くそ暑い。早朝の2℃に合わせたウェアリングはもはやサウナスーツ状態。インナーは脱いだ上に、丸めてボトルケージに収納していたけど、それでもさすがに暑い・・・
有馬口から有馬温泉まで、登り基調の道が続きますが、脚もないし暑すぎるしで苦行状態でした。
有馬温泉は素通りして宝塚方面へ抜けるべく船坂方面へ登ります。旅館の立ち並ぶ狭い道を経由するルートを選びましたが、クッソ激坂で涙が出ました。
西宮市まで帰還!
なんとか無事に船坂のコンビニに到着。
もはやここで休まないという選択肢はない!
そこから蓬莱峡を下って宝塚方面へ。
本当はここから十万辻を登って、多田のあたりで解散する予定でしたが、私には思うところがありました。
「もう十万辻、登りたくない!!」
そう、勝手に計画を立てておきながら「登りたくない」とゴネ出すという始末。我ながらかなりヤバイ奴だ。
ジェントルマン・ロゼさん(←キャンドル・ジュンみたいでおしゃれ)は、そんなヤバいわがままを受け入れてくれて、生瀬で解散というよく分からない結末となりました。
では、お気をつけて!
武庫川沿い→2号線
十万辻を目前にしてヒヨった私は、武庫川沿いの平坦ルートで帰ることにしました。
宝塚や。
そういえば学生時代、宝塚のコンビニでバイトしてたなぁ。
末広公園のところから武庫川CRへ。
最近はあんまり走ることのない場所ですが、以前は武庫川から宝塚、十万辻とよく走っていたんですよね~。
武庫川の河川敷も久しぶり。
淀川や神崎川と違って風情があって良いですよね。
武庫川から2号線へ。交通量の多い2号線はストレス高かった・・・
そして2号線から淀川河川敷へ。
大都会・梅田のビル群を見ながらぼちぼちと北上していきました。
途中で十三の名パン屋さん「Parigino & Atelier de Maman」に寄ろうかと思ったけど、めんどくさくなってやめちゃった。
最後は城北公園でフィニッシュ!
お疲れ様でした!!!
おわりに
食せずに終わったワイルドダックでのモーニング。グーグルマップの情報は正確ではないので、賢い皆さんはホームページから情報を得ましょう。
そんな朝ごはん不発で完全なる失敗ライドに終わりましたが、それを補っても余りある道中の充足感は確かなものでした。
要するに、疲れました!
疲れたあまりに、最後の十万辻をパスするという暴挙に出てしまいました。朝ごはんでは予定を挫き、帰りは坂を登らぬと言い出すなんて…ロゼさんごめりんこ。
ちなみに、「有馬の辺りで小休憩を…」なんていうことも考えていたんですが、あまりの観光客の多さ、そして朝ごはんで長時間休憩しすぎたことで、時間に余裕がなかったので、完全なる素通りをかましてしまいました。
もったいないことをしてしまったと、今となっては少しばかりの後悔と反省の日々を過ごしておりますねん。
今度は時間に余裕を持って、有馬の辺りを走りたいと思います。炭酸せんべい食べないと。
今年は珍しく年末にかけてなんのイベントも予定もないという状況でございます。何かしら年の瀬に向けての盛り上がりがほしいような、めんどくさいような・・・
今回の軌跡
距離:141.43 km
タイム:5:17:29
平均速度:26.7 kph
総上昇量:1,258 m
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