はじめに
つい先日、Kazuさんカーによる車載遠征ライドで、
大阪から「四国カルスト」を走るという、
弾丸ライドを強行したのは記憶に新しいところ。
「終日ライドの限界に挑む」という、
その命題に真っ向から切り込んでいく、
それが弾丸強行ライドなのである!多分。
大人が本気で遊びにかかる企画でございます。
そんな狂気と楽しさに満ちた企画が、
この連休に再び行われることになったのです!
今回の行き先は長野県!(too far!!
絶景の「ビーナスライン」を走る!!
諏訪湖をスタート地点として、
ビーナスラインをドドっと走る100km超コース!
果たして大阪から弾丸で行けるのか!?
そんな企画に集まったのはこの6人!
今回はこのメンバーでお送りいたします。
- KAZUさん
- Lovelybeerさん
- あまえびさん
- ロゼさん
- きゃぷちゅんさん
- DARUMA
KAZUさんを筆頭にお馴染みのlovelybeerさん、
一緒に走るのは初めてのきゃぷちゅん氏、
そして久しぶりにロゼ&あまえびの二人が共演。
今回もまた精鋭なり!
というわけで、丸一日使って
大人の夏休みを満喫してきましたー!!
諏訪湖から霧ヶ峰へ!!
8月17日、弾丸ライド当日。
kazuさんが順にピックアップをしてくれて、
午前1時すぎには全員集合。
自転車乗りの朝は早い…じゃない、
自転車乗りに時計は関係ないのだ。
(関係あります
自転車撤去かの如く大量に積載して、
ぼくらは長野県へ向かいました。
そして諏訪湖に到着。
この時期は花火大会が夜毎行われることもあり、
湖畔を避けてコインパーキングでデポ。
朝食を済ませて、7時過ぎにスタート!
まずは立石公園を経由して霧ヶ峰を目指します。
電柱の看板に反応してしまう朝。(ユーミン!
霧ヶ峰まで延びるR40へ入ると、
早くも勾配が出てきました。登坂スタート!
しばらくは住宅地を登って行きました。
諏訪湖の標高は760mくらいなので、
朝の時間帯は涼しかったですね。
序盤の見どころ、立石公園を目指して、
ボチボチと登って行きます。
スタートして5kmと走らないうちに、
「立石公園」に到着しました。
ここから眺める諏訪湖は絶景だ!!
ここから霧ヶ峰まで登って、
そこでビーナスラインに入る予定ですが、
まだここから「700mくらい登る」という、
序盤からクッソ登りまくらねばなりません。
ひょえー。
「この山の感じから見て諏訪湖は断層湖ですね」
“牛乳おいしい”とかいうジャージを着ているのに、
妙に学術的なことを言い出すあまえび氏。
帰って調べてみたら、本当に断層湖だった。
さすがだぜ、牛乳おじさん・・・
途中で霧ヶ峰の案内板が出てきました。
登りは後、たったの、僅か、7kmだ!!
まぁ登っているうちに終わるでしょう。
途中で通過した、いずみ湖公園。
ここにはキャンプ場もあるみたいですね。
キャンプの似合うアウトドア野生男に私はなりたい。
長い登りはマイペースが一番楽ちん。
途中できゃぷちゅん氏とタッグを組んで、
ふたりでボチボチと登って行きました。
山の中で眺めは良くはなかったですが、
途中でこんな感じで池が出てきたりして、
なんか雰囲気は良かったなぁ。
登って行くうちに霧が出てきました。
この辺りまで来ると、吹く風も涼風。
めちゃくちゃ爽やかでしたね。
おお、上のほうが霞んできた・・・
そんな感じで登っていき、
ようやく霧ヶ峰高原の入口に到着!!
標高は1600mを越えました。
スキー場のほうまで進んで行くと、
もうこの霧です。
さすが霧ヶ峰!名に恥じぬ霧景色!
ビーナスラインとの合流地点に、
道の駅があるので、そこで一旦休憩にしました。
晴れたら気持ち良いだろうなぁ。
お店はまだ開店前。
今回予定しているルートは、
ここからビーナスラインを美ヶ原方面へ走り、
そしてまたここまで戻ってくるという予定。
生ソフトクリームもその時までお預けだ!
さて、いよいよここからがメインディッシュ!
「ビーナスライン」で美ヶ原方面へ!
霧のビーナスライン
念願のビーナスラインへ!
この辺りは高原で開放感のある道のはずなんですが、
なんせ霧が濃いので遠くが見えぬ…
美ヶ原まで後24km!
後ろを振り返ったら壮大なスケール。
いや、雲が邪魔だー!
そのまま走っていくと、さらに霧の中へ。
下り基調で気持ちいいコースなのに、
ちょっとこれは残念すぎないかい・・・
景色を見たくてもこんな感じでした。
遠くに街が見えたんですが、諏訪だったのかな?
というわけで、
しばらくはこんな感じでした。
ちょうどここいらで動画を撮っていました。
霧の具合も伝わるかな?
霧ヶ峰からビーナスラインに入ったんやけど、こんな感じで序盤は霧が濃くて景色まったく見えなかったの… pic.twitter.com/9ToBTMhMOc
— DARUMA (@moonjb1984) August 18, 2019
おそらく標高1700mくらいになると、
もう雲の中に入ってしまうんだろうなぁ。
少し下ると雲を抜けられる感じでした。
ちょうど上の動画に写っている下り区間を経て、
中山道と交わるところが「和田峠」。
そこを越えるとまた登り坂が続きます。
もうゆっくりと登るしかあるまいて。
標高は1700mへ。
ビーナスラインの標高は1600~1700mくらいで、
アップダウンはあれど、常にこれくらいを走っています。
曇っていることもあってか、めちゃくちゃ涼しい。
ひたすら登っていると、
三峰山の手前にある「大展望台 三峰茶屋」に到着。
「大展望台」というほどなのだから、
名前に恥じない眺望がそこにはあるのです!
・・・真っ白やん!
しゃあないからなんか食べるべ。
よし、ソフトクリーム!と思ったんですが、
風も強くて外に立ってると普通に寒いほど。
ということで、
名物の「きのこ汁」を頂きました。
何故かkazuさんに御馳走になるという…
めちゃくちゃ具だくさん!
ちょっと量は少なかったけれども、
抜群に美味しかったです!!
ごちそうさまでした!
その後、外に出てみると霧も幾分かマシに。
これから走っていく道が見えるぞ・・・
こちらは走ってきた道。
少しずつ青空も出てきました。
「ここの景色も帰りに見られるので、とりあえず先へ!」
僕がそう言っていたのにはワケがありました。
「今日は午前中には霧が晴れるはず!」
そう「てんきとくらす」の登山指数に書いてあったんです。
「この後、きっと晴れるぞ!」
そんな淡い期待を胸に、
僕らは引き続き美ヶ原を目指しました。
美ヶ原へ!
展望台から見えていた道を進んで行きます。
なんかすごいところだ・・・
しばらく走ると下り基調なんですが、
それなりに登る区間もあるので、
決して楽ではない道のりでした。
お?美ヶ原の登山口って書いてる。
調べてみると茶臼山を経由するコースがあって、
扉峠の辺りから美ヶ原までの道のりらしい。
なにこれ、歩きたい・・・
たまに見える景色はこんな感じ。
すごいところを走っているぞ・・・
そしてここに来て霧が晴れてきた!
橋を越えると東側から合流するR178へ。
今回のコース最大の難所を迎えます。
ここから美ヶ原まではきつい登り。
10%前後の坂が3kmくらいかな?
前を走る二人の背中は徐々に遠ざかります。
さよーならー。
写真中央部に道が見えるのが分かりますか?
あそこが今から通る道なんですねー。
泣きそうになる。
グングン標高は上がって行くのです。
チラっと下を見てみると、
登ってきたつづら折りの道が見える!
わーお、めちゃくちゃ登ってきたな・・・
あの橋がさっきの写真の橋ですね。
ここで前を走っていたきゃぷちゅん氏と合流。
序盤の登り同様、グルペット同盟を組みます。
誰かと登るほうが精神的に楽だ・・・
天にまで昇らんばかりの道でございます。
標高1800mへ到達。
連休と言うこともあってか交通量が多い!
インベタ以外ゆるされない登坂。
途中、木々の合間に僅かに景色が見える場所が合って、
そこからの景色がなかなかええ感じでした。
いま僕らが走って来た道が見える!
エキサイティングすぎる。
引き続き淡々と登って標高1900mを通過。
美ヶ原のピークがある牧場方面と、
そして美術館方面の道との分岐が合って、
今回は美術館のほうへ向かいました。
ここまで来ると勾配も緩やかに。
バイクの隊列に並んで美術館方面へ。
そしてようやく到着です。
美術館の横に道の駅が併設されていて、
ガッツリ休憩できる貴重な施設ですね。
展望テラスまでやってくると、
標高2000mの案内が立っていました。
いやー、登ってきましたね~。
景色はガスっていて少し残念。
最近はスマホのアプリでもって、
「見えている山の名前が分かる」というのがありまして、
今回はそれも使ってみました。
(これは「PeakLens」というアプリ)
お~、上田方面が見渡せているんですね。
ここで最後尾であまえびさんが迷子。
ルートは共有していたのに何故・・・
位置情報を求めて帰ってきた画像。
これどこやねん!!!w
そんな微笑ましいやりとりのウラで、
先にソフトクリームを食べておりました。
なんか魅力的なものがたくさんあるぞ。
長門牧場ソフトクリームだ!
これクッソうまかったです。
蒜山ジャージーソフトの次にうまい!!
最高!!!
無事にあまえびさんも合流してレストランへ。
山小屋カレーというのを注文しましたが、
日ごろうまいカレー食べ過ぎていることもあり、
残念オブ残念ズだった。
今回はここから霧ヶ峰まで折り返して、
そこから車山高原へと向かう予定です。
完全に霧も晴れて天気は快晴に。
ある意味、本番はここからなのです!
絶景のビーナスライン!
美ヶ原のテッペンへ行くことも考えましたが、
今回はさすがに時間がないので、次回へ持ち越し。
このまま霧ヶ峰まで引き返します。
さらば、美ヶ原高原よ!
先ほど登ってきた道を下って行きます。
さっき見てた景色と全く違うんですよね。
扉峠の手前の橋まで降りてきました。
ここからはしばしの登坂区間なり。
R67、松本和田線の分岐が見えてきました。
当初はここから松本方面経由で諏訪湖まで・・・
というルート案も考えていたんですが、
さすがにそれは勿体ないですよね。
そして「扉峠」まで戻ってきました。
先ほど書いてた美ヶ原の登山口があるところ。
お、往路では霧に隠れて見えなかった、
「三峰山」が前方に見えてきました!
おおおお!!
すげー!!!
左に見える小さい建物が、
往路で立ち寄った「大展望台 三峰茶屋」。
少しUFOラインにも似た雰囲気で、
往路では見れなかった絶景ポイントでした。
牛乳も一層おいしく思われる景色。
きゃぷちゅん氏も興奮の様子。
せっかくなので「三峰茶屋」にも再度寄り道。
美ヶ原方面の眺望も絶景!
さっき居た美術館の辺りが見える。
そして反対側は霧ヶ峰方面だ。
これは今から走って行くところだなぁ。
めちゃくちゃ良い眺めじゃないか・・・
そして後ろには「三峰山」。
あー、時間があれば歩いて登りたい!!
寄り道のあとは、霧ヶ峰・和田峠方面へ。
最高だー!
ここから和田峠までは下りで、
そこから霧ヶ峰までは登り基調の道のりです。
もう朝と同じ道とは思えない色合い。
緑の濃さすら違って見えるほど・・・
ロゼさんがサッサと行ってしまったので、
一人でボチボチ行こうかと思ったら、
またしても、きゃぷちゅん氏が後ろに登場。
八島ヶ原湿原を越えたあたりの景色。
朝は何も見えなかったんですが、
青々とした高原の広がる場所でした。
きゃぷちゅん氏と無駄にバトルを繰り広げ、
謎に二人の親睦が深まったところで、
後ろから音もなく抜き去っていくlovelybeerさん。
弱虫ペダルのような様式美でした・・・
そんなこんなで霧ヶ峰まで戻ってきました!
本当に朝と同じところと思えない!
道の駅もかなり賑わっておりました。
買うしかないでしょ。
生ソフトクリーム!
これはこれで美味しかったけど、
美ヶ原の牧場ソフトの足元にも及ばぬ。
さて、ここからは「車山高原」を抜けて、
一気に諏訪方面へ駆け抜けるご褒美区間!
メンバーの誰もが気づいていませんでしたが、
ここからが絶景の応酬なのでした!
車山高原からが本気だった!
霧ヶ峰から車山高原へ。
しばらくは登り区間なので、ぼちぼち行こう。
進めば進むほど景色は広がっていきます。
なんだか阿蘇を走ったときのような開放感!
向こうに見えるのが今から走る道。
なんだかすごいスケールになってきた!
さ、最高だ!
車山の登山口?をピークに下り基調へ。
いや、このままゴールまでほぼ下りなのです。
少し下ったところで、
見晴らしのいい場所がありました。
向こうに見える道が先程走っていた道。
なんとすごい景色なのか・・・
写真では伝えられないスケールのでかさ。
右の端っこのほうから走ってきたんですよね。
すごいなぁ。
こんな開放的な景色の中を下っていきます。
ただあまりに交通量が多いので、
グループを分割して走ることにして再スタート。
そして「霧ヶ峰富士見台」へ到着。
名前の通り、運が良ければ富士山まで見える場所!
早速、展望の良い場所まで歩いて行きました。
残念ながら富士山はまったく見えなかったですが、
代わりにかっこいい牛乳おじさんが見られました。
富士山を感じる牛乳おいしい。
富士山が見える方角。
かなり霞んでしまってますね・・・無念。
ここでもPeakLendsを試してみました。
うん、本当におもしろいな、これ。
南側の眺望よりも、東の景色のほうが良い。
奥に見える存在感のある山は「蓼科山」。
これは最高の眺め!
富士見台を後にして、
引き続きビーナスラインを下っていきます。
ここからも絶景続きなんです。
蓼科山を望みながらのコースは最高でした。
ずっとこんな感じの景色なんだ。
ビーナスラインの醍醐味はここだったのか!
もうとりあえず最高に気持ちいい道で、
今までの道のりが助走に感じるほどでした。
完璧なご褒美区間。
今回で間違いなく最高の場所でした。
もう、これだもの・・・
最高のダウンヒルを満喫。
さっきまで遠くに見えていた、
「蓼科山」も徐々に近づいてきました。
車山高原のスキー場がこの辺りのようで、
地図で見ると宿泊施設も多いし、
この辺りの観光の拠点なんだろうな・・・
しばらく下ると「白樺湖」に到着!
なんと素敵な眺めなんだ・・・
みんな先に下ってしまったようなんですが、
どうしても写真を撮りたくて、
ひとり立ち止まって景色に見とれてしまった。
この白樺湖を最後に市街地へと下ります。
しばらく湖沿いの道を走りましたが、
めちゃくちゃ素敵なところだったなぁ。
白樺湖からはR152大門街道を南下。
一気に450mくらい下るダウンヒルです。
ひたすらに下りまくる道のり。
こんな感じの走りやすい道だったので、
あっちゅー間に下ってしまいました。
途中で少し裏道を通って、気分転換。
そして市街地を走るR192ビーナスラインへ合流しますが、
車通りがあまりに多くて走りにくい!
どうやらただの都会の基幹道路のようで、
ビーナスラインの風上にもオケない道でした。
しかもクッソ暑い。
高原で戯れていた頃の涼しさは何処へ。
急に現実に引き戻されて死屍累々の我々。
ここでlovelybeerさんが機転を利かせてくれて、
裏道を走ってのショートカットを提案。
車も少ないし距離も減るし最高のやつだ!
抜群の采配!
そしてようやく諏訪まで戻ってまいりました。
この標識は、今朝、霧ヶ峰まで登った道の案内。
ついに戻ってまいりました!
ということで、
無事にデポ地へと帰還しました!
ここから温泉を堪能したりして、
自宅へ帰ったのは午前1時過ぎ。
本当に丸一日を使っての弾丸ライドでした。
超絶濃厚な一日でした!!
みなさんお疲れさまでしたー!
おわりに
ビーナスライン強烈でした!!
三峰山の辺りの眺望と、
車山高原から白樺湖までの絶景。
この二つは特にすごかった!!
今回は時間と距離の都合で、
美ヶ原のピーク(王ヶ鼻?)までは行けませんでしたが、
振り返ると、意外と寄れたような気がしてます。
次に行くときは是非登らねば!!
道中はアップorダウンしかないので、
距離の割にパンチのあるコースですが、
強烈な坂は少ないので、意外と大丈夫でした。
うまく計画を練って走れば、
充分に美ヶ原も散策できるんじゃないかな。
今回は車で諏訪湖まで行ってきましたが、
大阪からの移動時間で考えると、
乗鞍とそれほど変わらないくらいでした。
前回の四国カルストも強烈でしたが、
到着してから100km以上走って、
そしてまた帰って行くというのは、
ホントになんという強行プランなんだ。
最高すぎる。
というわけで、
今回もご一緒していただいたみなさんに感謝!
そしてまたしても超絶お世話になったKAZUさん、
本当にありがとうございました!!
みんなのおかげで自転車最高に楽しいぞ!
今回の軌跡
距離:111.03 km
タイム:5:23:46
平均速度:20.6 kph
高度上昇:2,257 m
なぜか同じGARMINでも誤差ひどかったので、
獲得標高、2400mくらいはあるかも?
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