はじめに
ここ数回、朝に亀岡を走る際に、「最高に霧ってるぜ亀岡!」という状況に遭うことが多く、「久しぶりに雲海狙いで走ってみようか」というスケベ心から、今回のライドが企画されました。
その名も「亀岡雲海ライド」である。
まるでポッキーのように真っすぐでひとひねりもない安直すぎるネーミング。わざわざここに書く意味も、また微塵もない。
疲れがつらいよ
このブログにも書いていますが、日ごろランニングなんぞしている影響もあって、前回のライドの時点で自分の疲労を認識しておりました。
しかし、その翌日に嫁さまとのマラニックに行くことになり、近場とは言え15km以上走ったのでした。
夫婦で共通の趣味があるように見えますが、マラソンのシーズンに入ってしまうと、練習がオフのときにしか一緒に走ってもらえないので、マラニックの機会はとても貴重なのです。
休みたい気持ちもあったけど、良いモーニングも味わえたし、走って良かった。
久しぶりの夫婦マラニック! pic.twitter.com/D8In5K2JLG
— DARUMA@骨折リハビリ中 (@moonjb1984) November 4, 2023
そして今回の雲海ライド。
私は朝起きれるのでしょうか。
無事に走り切れるのでしょうか。
良心が寝坊した
昨年、事故をしてからというもの、自転車に乗る前は不安に駆られているのか眠りが浅いことが多い。おかげさまで朝起きれました。
今回の待ち合わせは箕面です。豊里大橋から北上開始。
急に思い立って、家を出る直前に箕面までのルートを急遽再考することにしました。
いつもは「吹田から阪急千里線沿いを北上するルート」ですが、距離は短いものの獲得標高が多い。
今回は万博の近くを通るルートを設定!・・・というようなことをしていたら、出発が10分くらい遅れてしまった。えらいこっちゃ。
新ルートは部分的には通ったことはあるので、「ああ。ここに出るのか。」みたいな感じを楽しみつつ走ってました。
なんか途中に分かりにくい交差点が二つほどあったので、難しかった。家に帰ってからちゃんと確認しようと思ったり。
なぜかちゃんと5分前に到着!
「10分ほど遅れます」と言ったロゼさんも既に到着。なんでやねん。
ここで悲しいお知らせがありました。
今回の隠れ主役だったねれいどさんが寝坊によりDNS!
結局この怖い二人と走ることになってしまったよ・・・
- Lovelybeerさん(漆黒ランドヌール)
- ロゼさん(復活の高強度監督)
唯一の良心だった、ねれいどさんよ・・・
山を越えて亀岡へ!
ライドスタートさ!
西田橋から勝尾寺方面へ登って行きます。
紅葉の季節が間近に迫った勝尾寺ルート。「勝尾寺まで1.5km 車90分/徒歩30分」のイカレた案内板が都度都度立ってました。
下まで渋滞するってのもえげつないね・・・
やっとこさ分岐まで。
分岐を右へ。
しばらく登り基調の道が続きますが、本日は「ゆっくり走ってください」とスタート前に懇願した甲斐もあって、ゆっくりペースでした。紳士たち、ありがとう。
スタートして割とすぐにこんな景色にアクセスできるんだから、箕面とか茨木・高槻なんかは良いなぁ。
ひたすら43号線を行きます。
清阪峠の辺りを走っていると、前方の山に霧が立ち込めてるのが見えました。
なんだかちょっと幻想的な感じ。
その後、朝日が昇ってきて、さらにそれは幻想的に見えたのでした。
清阪峠を越える。
峠を越えて46号線に入ると、この辺りでは珍しく濃い霧に包まれたのでした。
さすが霧の亀岡や・・・
霧ってる!亀岡霧ってる!!
さらに北へ進むと、まだ標高は高い所にいるはずなのに、この濃霧具合。
これ、今回は雲海は厳しいんじゃないか・・・というのは、既にこの時点で感じ取っておりました。
それでもせっかくだから行ってみようという感じで、407号を下って行きましたが、もうなんというか、まっしろけっけ。
穴太寺の辺りを抜けて、北のほうへ向かって行きました。
里山風景が広がるお気に入りの田舎道もコレである。
372号を跨いでさらに北へ。
真っ白すぎて、どこへ向かているのやら良く分かりません。
山手の道を少し登って行くと、こんなところに出てきました。
「獨鈷抛山(とこなげさん)千手寺」
亀岡にある霧の名所のひとつなのであーる。初めてやってきたのであーる。
激坂だという情報は聞いていましたが、噂に違わず10%以上、時には15%を超えるような区間もあり、なかなか厳しい登坂区間が続きます。
登るや否や、二人は霧中へと消えていきました。待ってくれーい。
ここを登っている時点でこれほど霧が立ち込めているということは、おそらく雲海は難しいのだろう…と感じながら登る切なさったらないね。
途中で激坂コンクリ路面が出現しますが、霧のせいでウェット気味なのか、何度か後輪が空転してしまって冷や汗。ここは押し歩きで乗り切りました。
そんな感じで駐車場のあるところまで上がってきました。
車はここまでですが、自転車だと左手の坂道で上がれそうなので、そちらからさらに上へ。
そうして、ようやく本堂にたどり着いたわけですが、雲海を見るには明らかにダメな状態。
見晴らしの良い階段のところからは、見事な雲海(の中にいる景色)が望めました。
さらに上から見下ろせる場所もあって、そちらにも登ってみましたが全然あきませんでしたね。
うまく行くと、こんな感じの景色が見れるようです。誰か代わりにチャレンジしてきて・・・
上のブログでも紹介されてますが、こちらの千手寺にもライブカメラが設置されているようです。
事前に状況を見てから登ったほうが吉!
【千手寺ライブカメラ】http://tokonagesan.kyoto.jp/livecam.html
雲海はあきらめて、登ってきた激坂を降ることにしました。帰りは2台ほど車とすれ違いましたけど、まさかみなさん雲海狙い?
千手寺から近くにあるカフェでモーニングにしました。
【桜 cafe terrace】
R372から少し入った高台にあるカフェ。朝8時からモーニング営業されているという、朝派にはありがたいお店でした。
名前の通り、国道が望めるテラス席もありました。
店内はテーブル席がふたつとカウンター席もあったかな?
モーニングセット。
落ち着いた店内でゆっくりと過ごせました。
なんかランチとかもしっかりしてそうな感じで、予想よりもはるかに好印象でした。
帰りにマスターが、今日みたいな日でも朝日山の頂上からだと雲海は見えると思いますよ。と教えてくれました。
至極残念ですが、我々はそこまでの情熱は持ち合わせていません。無念。
納豆ランチして解散!
ゆっくりとモーニングを頂いて再スタート!
嘘のように霧が晴れておりますね。
423号で、できるだけ最短距離で帰ろうという魂胆です。
峠に入る手前、流れていく霧の残滓が見られました。
その後、「ゆっくり登るよ」とか言いながらそれなりに踏むロゼさんに、後から文句を投げつけるという様式美を描きながら109号線へ。
思いつきでやってきたのは、こちらのお店でした。
【大豆食堂 ぐりとよキッチン】
山口納豆の工場横に併設されている納豆カフェ。このあたりでは有名なお店で、よく走る地域にも関わらず、実に数年ぶりの再訪です。
メニューは納豆や大豆を使ったものばかり。
ぼくは納豆大好きなんですが、苦手な人でも食べられるものがあるのはありがたいですね。
納豆ご飯定食に生卵をプラス!
メニューにも記載されていますが、パックの納豆は食べ放題なのです!通風じゃない人は食べまくれ!!
正直、記憶に残っていたものよりも遥かに良い印象で、なぜ数年間も間を空けていたのか!と後悔するほどでした。
納豆は3パックいただいて、最後はTKGで締めるという最高に定食を満喫できました。
生卵トッピングは必須ですね、これ。
食べ放題なのは小粒納豆のみですが、こちらの店舗やネットショップでは大粒のものも販売されているので、一度お取寄してみようと思ってます。
【山口納豆ネットショップ】https://www.yamaguchi-natto.com/
さて、今回もあっさりライドなので、このお店解散となりました。
ロゼさんはここでお別れ。ビアさんは帰る方向が同じなので、しばらく後ろをストーキングして帰ることにしました。
ビアさんからは「ほんまにゆっくり帰りますよ」と念を押されたので、これはまた厳しい帰り道になると勝手に悟りました。
109号線を下っていきますが、本当にこのあたりは街が近いのにええところや・・・。
案の定、登りでグアっと踏む背中を追いかけて、白目。
彩都を経由。
その後、ビアさんともお別れとなりました。
途中から往路と同じ道をたどって帰ってきました。
昼間に通ると交通量も信号も多くて、微妙な道のりでしたね・・・
豊里大橋のところでゴール。
お二人ともありがとうございましたー!
次はまたちょっと長めのライドやりましょうね。本格的に寒くなる前に。
おわりに
雲海、残念でした。
ライブカメラを確認していたところ、おそらく千手寺よりも標高の高い「霧のテラス」では、綺麗に見見えていたと思われます。
別にあそこで見たいわけじゃなかったので、今回は立ち寄りすらしませんでしたが、全く空振りに終わってしまうと、そんな強がりも少しむなしいのでした。
また気が向いたらチャレンジしてみようと思います。
前述のとおり、疲れがあると自覚していたのですが、この日からしばらく何もできなくて数日間ゴロゴロし尽しました。
ばんばひろふみくらい「もう若くはないさ」と自分に言い訳をした秋。
次週は「自転車で行って飲んだくれライド!」の予定です。おたのしみに!
じゃんけんぽん!ウフフフフ。
今回の軌跡
距離:98.53 km
タイム:4:15:48
平均速度:23.1 kph
総上昇量:1,276 m
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