この記事のもくじ
はじめに
人々を魅了する「うどんライド」。
もはや自転車はあまり関係ないけど、
とりあえず「うどんが食べたい」という、
人間誰もが持つ煩悩を叶えてくれる、
素晴らしいひと時なのであーる!
今回もその計画を実現すべく、
4人のメンツが集まりました。
- lovelybeerさん
- マムートンさん
- ねれいどさん
- わたし(DARUMA)
ここで重要なのは、
ねれいどさんが参加してくれるということ。
これにはガッツポースでした。
というのも、
ねれいどさんは「グルメ王」なのです。
自転車を駆るミスター味っ子であり、
オーマイコンブなのである。
讃岐うどん情報にも通じているため、
彼に任せておけば間違いない!のである。
そう。誘っておきながら、
プランを完全に丸投げしちゃおうという、
しみったれた根性が丸見えなんですが、
それが間違いなく最善策なのである。
というわけで、
うどんライドにレッツラゴー!!
ジャンボフェリーが寒い
高松へ行くということで、
今回もジャンボフェリーを利用します。
大阪から神戸のフェリーターミナルまで、
走っても2時間ほどで着くので、
自走で行こう!
…なんて思いません。
都会は走りたくないよー!
ということで、大阪から輪行で三宮へ。
駅で輪行を解いて走り出したら、
途中でねれいどさんを発見。
一緒にジャンボフェリー乗り場へ。
ここで無事に全員集合できました。
今回、ロードバイクで来たのは、
わたしとマムートンさん。
lovelybeerさんはGIANTの折りたたみ。
ねれいどさんはブロンプトンでした。
服装も結構バラバラで、
マムさんは上下ともサイクリングウェア、
ビアさんとねれいどさんはカジュアル。
わたしは上はジャージだけど下はジーパン。
うどんライドならでは、かもしれないね。
今回は自転車は最後の乗船でした。
待ちくたびれたよー!
いつものところに自転車を置いて、
いよいよ、深夜便が出発です。
神戸からの深夜便は、
小豆島の前に高松を経由するため、
乗船時間は4時間ちょっとです。
これが貴重な睡眠時間でもあるので、
乗り込むや否や睡眠体制に入りました。
しかし、寒くて寝つけない。
夜の雑魚寝部屋は少し冷えがちなので、
それなりに対策をしてきたんですが、
今回は想定を上回る寒さ。
あれ?まだ暖房のシーズンじゃない?
結局ほとんど寝れないまま、
高松に到着してしまったんですが、
降りる際にふとデッキのほうを見ると…
外とのドアが全開やないかい!!!
コロナ対策で換気…嘘やろ…
せめて事前に教えてくれよ…
これ真冬でもやるつもりなのかな。
そして高松へ上陸!
フェリーターミナルで、
コインロッカーに荷物を入れたりして、
ようやく出発でございます。
1軒目「うつ海」
いつも駅に近い立地の店舗を、
1軒目に回っていたのですが、
今回はちょっと離れたところまで。
フェリーターミナルから約8.5km。
ゆっくり目にスタートしたので、
オープン6時を少しまわってから到着。
【うつ海】
記念すべき一発目は「うつ海」へ。
初訪問だ!
既に駐車場が一杯だったんですけど…
件数を重ねるうどん巡りなので、
だいたい注文は「かけの、小」です。
しかし、天ぷらの誘惑が襲い掛かる…!
誘惑に負けた。
ひやかけの(小)を頼みました。
ここの(小)はかなりボリューミー!
さぬきの力強いコシを久しぶりに体感!
うまい!これだ!これがうどんだ!!
塩味が強めの出汁で目が覚めました。
次なるうどんのために走り出す。
寝不足のせいか胃の調子が良くないが、
そんなことは気にしてはいけないのだ。
高松の朝!うどんの朝!!
2軒目「中西うどん」
うつ海から走ること7kmほど。
なんのカロリーも消費することなく、
2軒目へと到着しました。
【中西うどん】
開店7時だけど少し前に到着。
こちらも初訪問!
駐車場にもオープン待ちの車が…
素晴らしきうどん県の光景ですね。
オープンと同時に入店。
うどん食わせろー。
そして、ひやかけの(小)!
見た目は素朴な感じなのに力強い味!
うまーい!!!
好みで言えば先ほどのうつ海よりも、
かなり好きな感じ。
まだうどんは始まったばかりだ。
持ってきていた胃薬を投薬。
ここからが本気やで(ひ弱)
次の目的地へと向かいます。
うどんを食べて、次のうどんへ。
それ以外になにもないのが、うどんライド。
次のうどん屋まで12km。
そのお店はオープンが8時半なので、
多少のゆとりがありますね。
山の形が四国の香り。
ねれいどさんのブロンプトンから、
「シュッシュッ」という異音がしています。
なんかタイヤがビローンってなってません?
緊急事態とばかりにコンビニにピットイン!
タイヤのトレッドべろりんちょ!
べろりんちょなってるやん!
取れちゃうと困るので、
接着剤で付ける応急処置へ。
それをコーヒー片手に優雅に眺める私。
まぁゆっくりすればいいじゃない。
時間、あるもの。
異音から復活したねれいどさんを先頭に、
再び走り出します。
「80番、国分寺!」
水曜どうでしょうしか浮かばない。
3軒目「がもうどん」
そして3軒目にしてここへ!
【がもううどん】
実はこの店だけは行ってほしい!
と唯一、私が熱望ゴリ押ししたのが、
この「がもううどん」なのです。
My Favorite UDONなんです!
1玉150円。
あげを乗せても250円。
「どん兵衛と同じくらいやん」と、
誰かが言ってたけど、すごいことだよ。
ひやにあげを乗せました。
そう、前述の通りの250円。
めちゃくちゃうまい!
これ食べに大阪から来たようなもの。
最高すぎる!!!
そしてこの出汁がまた最高。
そのままボトルに詰めて走りたい。
シャワーヘッドから出して浴びたい。
神の雫や。神の雫やでこんなもんは。
私が全幅の信頼を寄せているマムートン氏。
ここで彼がうどんライドについて、
熱く語ってくれました。
マムさんの思考すらシビれさせる。
それが、がもううどんなのだ。
お土産も買って大満足!!!
あー、書いてる今もまた食べたい。
「ちょっとプラン変えましょうか」
マスターねれいどの発案により、
次に行くお店が変更になりました。
僕らはもう付いて行くだけです!
どこまでも付いて行くよー!!
この辺りで気温が上がりだして、
上着なんか着てられない感じに。
寒暖差激しいなぁ。
登らないでー!うどんが出ちゃう!
おおお!
讃岐富士こと飯野山が見えてきた!
4軒目「海侍(カイジ)」
がもうどんから約9km。
次なるうどん屋さんに到着だ!!
【海侍】
マスターねれいどの情報網すげえ。
入り口にある自動販売機では、
お土産用のうどんが売ってました。
24時間うどん買える!!
メニューが豊富なので、
そろそろ「かけ」以外のものが食べたく…
ハッ!それがマスターねれいどの狙いか!!
夏季限定と書いてましたが、
普通にまだやっているようなので、
そちらを頼むことにしました。
「肉わさ」
キュウリのわさび漬けがたまらない!
お肉との味わいがなんとも!
天ぷらもなかなかおもしろくて。
玉ねぎと煮あさりのかき揚げとかあってね。
頼んじゃったよね。
これも美味しかったー!
シンプルなうどんのお口直しを、
変化球うどんでしてしまうという荒業!
荒療治の最果て!!
マスターねれいどの術中にハマりましたな…
さすがに腹が一杯だ。
肉うどんは美味しかったけど、
胃袋容量的には誤った選択だった。
でも我々の行くところは、
一つしかないのである!
次のうどん屋だ!!!
次のうどん屋まで約18km。
かつてない長旅になりそうだ。
先ほど来た道を引き返し、
ふたたび坂出市に戻ってきました。
お腹もいっぱいで眠たい。
リタイヤすら頭をよぎる。
途中でねれいどさんのeTrexが吹っ飛ぶ。
ちゃんと紐が付いていたのに、
その紐も千切れて吹っ飛んだ!
おかげさまで目が覚めました(ひどい
5軒目「はりや」
そしてやってきたのは「はりや」
前回に引き続き、今回も来た!
【はりや】
11時過ぎに到着したにも関わらず、
既にかなりの行列がありました。
(これ、まだ中にも行列があるんですよ)
ここで本来であれば落胆モードですが、
我々は違っていたのでした。
待ってる間に、少しでも消化できる!!!
胃酸よ、がんばれ。
君ならできる!
ちなみに店内撮影禁止になっていたので、
昨年の写真を貼っておきましょう。
待つこと45分ほど。
結局12時ちょうどくらいに実食。
ここの名物でもある「かしわざる」だ!
ホクホクで胡椒の効いたかしわ天。
それにもっちもちのうどん。
めちゃくちゃうまいのだ!!!
ここに白状しますが、
私が注文したのは「かしわざる(少なめ)」で、
かしわは、全員に一個ずつ食べてもらったので、
実際頂いたのは通常の半分くらいの量。
ここでlovelybeerさんの言葉を振り返ろう。
胃袋の限界、ここにあり!
でも美味しかったよー!!!
この「はりや」でうどん屋行脚は終了。
5軒分のうどんと、
確かな満足感に満たされながら、
フェリーターミナル方面へ向かいます。
そして中央卸売市場のほうへ。
まだ寄るべき場所があるんだ!!!
締め「KIWAJI(中央卸売市場店)」
やはり最後に甘いものを食べないと、
気持ちよく締まりませんね!
アマイモノ・ベツバラ。
やってきたのは中央卸売市場にある、
「KIAWAJI」でございます。
Shaved Ice Shopと書いてある通り、
かき氷屋さんではあるんですが、
他にもいろいろなデザートが味わえます。
11月からクレープも始まるみたい。
めちゃかわいいな。
メニューはこんな感じ。
ケーキのショーケースも!
ジェラートもあるぞ!
私はチョコバナナのケーキ。
マムさんとねれさんは、
なんかフルーツタルト的なやつ。
ビアさんはかき氷を…
って、めちゃくちゃでかいな!
うどんライドにふさわしい締め。
甘いものもまた正義でした。
いよいよ本当にラストラン。
フェリーまで数kmの道のり。
うどんライドはいつもこの標識で、
締めくくられるのである。
また来ます!うどん食べに来ます!!
再びジャンボフェリーへ。
往路と同じく、
船に揺られて帰りました。
うどん暴れ食いライド、これにて終了!
おわりに
御一緒してくれたみなさんありがとう。
約7時間でうどん屋5軒を回りましたが、
かなり濃い時間を過ごせましたね。
ただただ、食道楽で楽しかった!
今回、少し遠い店もありましたが、
それでも走行距離は60kmほど。
これで5杯も食べてデザートも食べて、
まさに「太って帰る」の真骨頂!
もう至福以外に何ものでもないもの。
行きのフェリーでもうどんを食べて、
最後は私のかしわをもらってくれたり、
大食漢の名前を欲しいままにする、
そんな彼らには尊敬しかなかったですわ。
実はマスターねれいどのライド案には、
今回のモノを含めて4案あったのです。
うちひとつは、
「12kmしか走らないのにうどん屋7軒も回る」
という狂気の沙汰とは思えないのもあって、
まだまだマスターの背中は遠いなぁと、
よくわからないところで感心しました。
わいわい言いながら楽しめるうどんライド。
もはや自転車は単なる移動手段と化しますが、
それもまた楽しさではないでしょうか。
ロードバイクもいいけれど、
小径車なんかピッタリよねぇ。
ブロンプトンうらやましいなぁ。
でも雨が降ったらコベリンで行こう!!
今回の軌跡
距離:61.25 km
タイム:2:44:38
平均速度:22.3 kph
高度上昇:269 m