2か月ほど使用して色々あったので、
以前の内容に加筆しました。
この記事のもくじ
はじめに
もうかなり話題になっていますが、
最近出た「次世代チューブ」とも言うべき、
スーパー軽量チューブ「tubolito」を、
この度、入手いたしました!
各所で語られすぎていて、
もはや新しい情報など何もありませんが、
せっかく買ったんだし、なんか書いてみました。
軽いは正義!
「tubolito」とは何か?
一般的に普及しているのがブチルチューブ。
そこへ少し前に出てきたのがラテックス素材のもの。
クリンチャータイヤを運用しているならば、
どちらかのチューブを使っていると思います。
そんなチューブ界に殴り込みをかけたのが、
今回の超軽量チューブこと「tubolito」です。
タイヤ大手メーカーではなく、
オーストリアの新興ブランドから出てきたもの。
チューブの材質は「ポリウレタンチューブ」。
こいつがスゴイやつなんです。
特徴はこれ!
大きな特徴としては、この2つ!
めちゃ軽い!
スタンダードなチューブに比べると、
半分~1/3くらいの重さ!
めちゃ丈夫!
スタンダードなチューブに比べると、
2倍ほどタフだぜ!
ということで、
公式のウリを全面的に信ずるのであれば、
めちゃくちゃ軽くて、しかも丈夫!
ということになるのであります。
軽くて丈夫!
なんか良く聞くような謳い文句ですが、
これほど魅力的な文言もありません。
ロード用は2種類
このtubolitoには数種類のラインナップがあります。
MTB用/ロードバイク用/CX用/BMX用/CITY用。
なんか充実してるやん。
その中でロード用のラインナップは2種類。
リムブレーキ用とディスクブレーキ用で、
バルブ長は3パターン(42mm/60mm/80mm)あります。
リムブレーキ用の「Tubo Road」。
ディスクブレーキ用の「S Tubo Road」。
敢えて重量には触れずに書いてきましたが、
改めて、その重さを見てみましょう。
「Tubo Road」で重さ38g!
「S Tubo Road」で重さ23g!!
箱入りのポッキー(2袋入)の1袋が35gなので、
それと同じくらいの重さやん!!(わかりにくい
ブチルチューブって60g~80gとかあるので、
物によっては半分以下!
ディスクブレーキ向けなんて23gだから、
ポッキー何本分なんだよ。
なんという軽さだ・・・
これがスーパー軽量チューブか!!!
「Tubo Road」を購入しました!
というわけで、
先日、K&M CYCLE南船場店にて
購入してまいりました。
私が買ったのは、
リムブレーキ用「Tubo Road(60mm)」。
これで国内販売価格4,400円ほど(!)
チューブはかなり軽くできるけど、
財布はさらに劇的に軽くなる。
早速、商品を手に持ってびっくり。
めっちゃ小さいやんけ・・・
愛用してたExtenzaのチューブ(68g)と、
大きさを比べて見たら、一目瞭然でした。
このブチルチューブも軽量の部類に入りますが、
それよりもっともっと小さいぞ!!
このサイズ感は凄い。
キッチンスケールを引っ張り出して、
重さを量ってみると・・・
スペック通りの「38g」!
お前なかなかやるやんけ・・・
換装作業開始!
後輪が摩耗していたので、
タイヤを変えるタイミングでチューブも換装だ!
チューブを広げて手に持ってみると、
なるほどいつものゴムとは全然違っていて、
ペラペラの浮輪を触っているようです。
ホイールに嵌める前に少し空気を注入。
ブチルとは違った膨らみ方をするので、
なんかちょっと面白いですね。
タイヤに入れる前に空気を入れすぎると、
使い物にならなくなるようなので、注意。
バルブの付け根の部分も、
しっかりと処理はされているように見えます。
ただこの辺の耐久性は、
しっかりと使ってみないと分からないかな。
ディスクブレーキ向けの「S Tube Road」は、
めちゃくちゃ薄くできていますが、
このリム用の「Tube Road」は多少の厚みがあります。
それがその分、重さに出ていますが。
それでも灯りにかざすと透けて見えます。
本当にパンク耐性が高いのか、正直しんぱいだ。
早速タイヤに入れてみましょう。
携帯用のタイヤペンチも使用して・・・
新しいアイテムでパンク修理の練習も兼ねる。
ブチルよりもタイヤとの摩擦が少ないため、
スルスルと滑ってくれるので、
チューブは非常に入れやすかったです。
せっかくの機会?なので、
買ったばかりの「例のポンプ」を使ってみる。
ほんまにスコスコ入るんやな・・・
ジョンスコフィールドやん!(言いたくなった
膨らんでいく過程で、
中のチューブとタイヤに隙間ができている!
今までに味わったことのない状態を見て、
チューブの質量の違いを実感しました。
というわけで、
無事にチューブの導入が完了しました!
パンクした時のために
外へ走る出す前に、
パンク対策もしっかりしておきましょう。
もしものパンクのために、
専用のパッチも購入しておきました。
最悪出先でブチルを入れて復帰したとしても、
このパッチで修復できれば、何度か使えますね!
限界まで使ってランニングコストを下げようという、
そこに熱い情熱を捧げるのです。
おれは限界までリユースするぞ!
早速使ってみた感想
まずこのチューブにしたことで、
前後輪ともにリム周辺の重量が約30gずつ、
計60gほど軽くなりました。
早速先日160kmほど実走してきたので、
その時の感想をチョロっと・・・
カーボンリム問題なし!
今回カーボンクリンチャーで運用しました。
ラテックスチューブとは違って、
使用に問題ないようです。
公式サイトのQ&Aにもこうあります。
ARE TUBOLITOS READY FOR RIM BRAKES? WHAT ABOUT HEAT RESISTANCE WHILE BRAKING?
Our road products do comply with the test DIN4210 (15 minutes of braking with maximum 10×10 seconds interruption) with aluminium and carbon rims. Doing a disruptive test, meaning braking as long as the product is defect, Tubolitos do not lose the air explosive such as butyl products, but slowly over several minutes.
https://www.tubolito.com/en/#tubolito-faq-11
Q:Tubolitoはリムブレーキ対応ですか?ブレーキの時の耐熱性はどうですか?
A:ロード用(リムブレーキ対応製品)は、アルミ製およびカーボン製のリムを使用したテストDIN4210(最大10×10秒の中断で15分間のブレーキング)に準拠しています。製品に欠陥が生じるまでブレーキをかける破壊的なテストをして、Tubolitoはブチル製品のような爆発的に空気を失うことはないですが、ゆっくりと数分以上かけて空気は抜けて行きます。
英語苦手やからわからんけどこんな感じですか?
ラテックスのデメリットひとつがここだったので、
そこに心配がなければ良いですね。
普通に能勢の辺りを走りまわった感じは、
まったく問題はなかったですよ!
・・・って、当たり前か。
軽さの恩恵はあり!
実走して感じたことを少々・・・
走り出しがスムーズになった…気がする!!
これはでも思ったより恩恵は少なかった。
元々重いディープリムなので、
チューブで変わるにも限度があるのでしょう。
むしろディープリムで使うよりも、
軽さを武器にしているローハイトリムで使うと、
もっと効果を実感しやすい気がしますね。
使ってる人、誰か教えて。
もう1つの実感はこれ。
乗り心地が良くなった!
タイヤ内のエアボリュームが増えると、
乗り心地が良くなる
これはチューブレスでよく言われていることですが、
これに近いものがこのチューブにもあるようで、
ブチルと比較して、空気圧は同じにも関わらず、
明らかに乗り心地は変わりました。
チューブレスも使ったことがないので、
もはや比較対象がブチルチューブだけですが、
「乗り心地の改善」には効果的だと思いました!
僕は高圧気味が好きなのですが、
ブチルのときより空気圧は若干さげたほうが、
さらに心地よく走れるような気がしたので、
これは何度か試してみよう思っています。
またエアー抜けもブチルと変わらないくらいで、
ラテックスのようにすぐに抜けたりはしません。
ちょっとした旅ライドでも使えるぞ。
もはや「高い」ということと、
「とってもオレンジ」という以外に、
デメリットが見つかりませんね!
また使っているうちに、
新たな発見がありそうなアイテムなので、
引き続き様子を見ながら使って行きたいと思います。
2019.07.08 追記:バルブ周辺に不安あり!?
はじめにこれを書いてから、
2か月ほどで距離1,000km以上、実用してきました。
ちょっとしたハプニングがあったので、
それも交えて思うことを書きたいと思います。
ワンスアポンナタイム。
先日のライドの時のことでした。
走行前にスローパンクが発覚したんですが、
微細な空気漏れだったため、
とりあえず走行しながら様子を見ることにしました。
たまに空気を追加すれば走るのに問題なさそうで、
何度か空気を入れながら騙し騙し走っていました。
(それでも支障がないレベルの空気抜けでした)
終盤になぜか携帯ポンプで空気が入りにくくなったため、
電動ポンプを借りて一気に空気を注入。
そしてポンプを抜くと、こんなことになりました。
すっぽーん。
こんなに簡単にすっぽ抜けて大丈夫なの?
再度入れてみようとしますが、
もう受けのほうがガバガバになっちゃってまして、
とても復活は難しそう。
バルブ部分が変形していることも分かります。
まず考えられたのは電動ポンプの熱による変形。
電動ポンプは確かにかなり熱を持ちます。
でもそもそもこいつはリムブレーキ用のチューブで、
ラテックスよりも熱に強いはずのカーボンリム対応のもの。
これほどの熱で変形というのも解せない。
そしてさらに変形しすぎてしまって、
リムのバルブ穴から取り出せなくなってしまった。
結果、ハサミで切り刻んで取り除くという、
とっても面倒なことになってしまいました。
最初に原因を追求しなかったので、
スローパンクについては何が原因かは不明瞭ですが、
今際の際に携帯ポンプで空気が入らなかったのも考えると、
バルブ周辺になんらかの問題があったのではないか?
・・・と推測をしています。
実際このチューブにはバルブ部分の初期不良の声
(しかも空気漏れがあるという内容)もありますし、
このチューブの弱点はここにあるような気がします。
もう一つは機嫌よく使えていますが、
同じ症状にならないとも限らないわけで、
ちょっと信用ができなくなった出来事になりました。
確実に個体差は大きくあると思いますが、
それ以前にバルブ部分の構造が改善されないと、
常用するのは少し怖いかもしれないなぁ・・・
ズポって抜けたときは爆笑しましたけど、
このチューブの価格を考えると笑顔もひきつる。
私は継続して使用するのやめよう!と思いました。
そろそろある程度の期間を使っている人も増えているはず。
他のユーザーの方はどうなんだろうか・・・
始めまして、自分西宮市在住のダルマファンです。
tubolito昨日の晩注文、今朝キャンセルしました❗
発送前で助かりました。
貴重な追記ありがとうございます。
自分も三田周辺よく走っているので、出会えたらお声かけさせてくださいね
って言うか、ダルマさんのライド日記見て後追いしてます。
コメントありがとうございます!
ファンだなんて、大変恐縮ですっ!!
モノとして悪いモノと言うか、製造上の品質にばらつきのある印象ですね。
そこの構造さえ改善されれば、また使いたいとは思うんですが・・・
ぜひぜひ、どこかで見かけたら声を掛けてみてください。
でもかなり人見知りなので、その際は色々とご容赦くださいw
こんにちは。
自分もチューボリート使っているのですが、2ピース部分のエア漏れがありました。
(バルブコア、エクステンダ両方)
配管用のシールテープで補修使用しております。
先日リアタイヤからスローパンク発生。
チェックするとバルブとチューブの接合部が剥がれてきておりそこからエア漏れ。
バルブの反対側に小さな穴を開け、チューブの内側からチューブとバルブ接合部へ極細ノズルの瞬間接着剤で流し込み張り合わせ。表側はペットボトルを丸くカットし、ペーパーパンチャーでバルブ通す穴を空け同じく瞬間接着剤で補強しました。暫くはこれで使えそうでは有りますが…。
とにかく製品化して良いのかというレベルの品質だとは思う。
自分みたいに補修出来ればお金は無駄にならないでしょうが、普通はゴミ箱レベルだと思います。
どうも、こんにちは。
やはりバルブ部分は弱いみたいですよね。
これだけ色々と声が上がってきているので、
品質管理…というか、該当部分は構造の見直しをすべきでしょうね。
はじめまして(^o^)
tubolito使ってます。
バルブとチューブ本体の接合部が剥がれてエア漏れしました。
これは初期不良でしてので交換してもらえました。
商品によってバラツキが多いと思えます。
600km乗りましたが、今のところトラブル無しです。
接合部が弱いと思いますので、空気を入れる時は気を付けてグリグリこねないよう気を付けてます。
どうも、はじめまして。
わたしも1000kmくらいは普通に乗れていたので、
空気漏れの原因は穴あきのスローパンクだと決めつけてしまったんですよね。
バルブ部分の悪評は発売してすぐに散見されましたが、
あくまで初期不良の範囲内かな…と思っていたんですけど、
今回のことで、使っているうちにヘタれる可能性も見えたので、
ちょっと継続してしようするのはどうかなーと思ってしまいました。
4本購入して4本共バルブ付け根付近からのエア漏れ発生。2日程で0になります。メーカーのホームページから写真付きでメールを送ったところ代品送るとの事です。ここから漏れる事無いと言っておりましたが、事実漏れておる訳で製品化にはもう少し改良が必要か?
はじめまして。
私も4本購入して4本共バルブ付け根付近からのエア漏れが発生してます。メーカーのホームページから問い合わせしたところ、ここからのエア漏れは考えられない。と言っておりましたが、事実漏れているので写真付きでメールを送ったところ代品送るとの事。
未だ製品化するにはダメだったのでは無いのかなぁ…
どうもはじめまして。
twitterなんかでも見られる、不具合のほとんどのケースが、
バルブ部分からのエア漏れのように思えます。
本来ならそういう製品は検品ではじかれるべきなんでしょうけど、
個体差レベルで出回っているようなので、
信用するに値しないなぁと思いますよね。
せめてそこの作りを改善してほしい・・・