はじめに
日頃、大変お世話になっているkazuさん。
最近では「朝ごパンライド」でご一緒頂いたり、
時にはネジ穴の死んだボルトを抜いてもらったり…
お世話になりっぱなしじゃないか!
そんなKazuさんより、
「遠征ライド行きませんか?」という、
願ってもないお誘いを頂きました。
行きましょう!無論、行きますとも!!
なんかワガママだけお伝えして、
結局いつものように丸投げ状態で、
今回の素晴らしいライドが実現しました。
ありがとうございます!
ありがとうございます!!
そしてありがとうございます!
というわけで、
我々は絶景を求めて、
三重県は熊野に行ってまいりました!
出発は夜のイチ時
ライドは5月4日。
前日はバタバタしていたりして、
20時ごろにふと気が付きました。
あ、明日は何時集合なんだっけ?
よろしくお願い致します。
平静を装ってみたけど、
内心かなりビビった1時集合。
仮眠をとって、出発。
眠たくない眠たくない大丈夫。(暗示
家の近くまで迎えに来ていただいて、
そしてもう一人のメンバー”あかのすけさん”を
道中でピックアップ。
いよいよ熊野に向けてスタートだ!
絶景「丸山千枚田」へ!!
数時間の道のりを経て、現地へ到着。
今回は熊野の紀和にデポ。
現地の気温は一桁しかなくて寒い。
なかなかスタート準備が進まないのでした・・・
ようやく走り出すと猛烈に気持ち良い。
川と山々の風景が美しくて、
走り出すまでは寒いと感じていた、
その冷たい空気でさえ、心地良いのが不思議。
最初の目的地、
「丸山千枚田」までは数kmの道のり。
デポ地からかなり近かったのです。
棚田を上から走り降りるルートのため、
序盤からしばらくは登坂区間が続きました。
山の向こうに朝日の気配。
鳥のさえずりとおっさんたちの登坂。
理想の朝がここにありました。
木々の間からスタート地点が見渡せました。
贅沢な場所を走っているなぁ。
新緑に囲まれた道を走って行きます。
もう素敵すぎます。
序盤から見どころが多く、
何度も立ち止まりながら走りました。
そして「丸山千枚田」へ到着!
少し寄り道になるけど、
1kmほど進んだ先に展望台があるようで、
そこまで行ってみることにしました。
展望台から見る景色は絶景!!
なんという圧巻の棚田や・・・
序盤からどえらい景色を見てしまった。
丸山千枚田へ訪れる際は、
ぜひR40にある展望台によることを
お勧めしたいですね。
展望台を堪能した後は、
千枚田の間の道を下って行く絶品ルートへ!
近くで見ても圧巻。
少し進むごとに見え方が変わって、
頻繁に立ち止まっては景色に見とれます。
田んぼの真ん中に大きな岩があって、
それも景色の一部になっているんですが、
これもまた良いなぁ。
下から望む棚田もまた良かったなぁ。
「また違う季節に来てみたい!」
なんなら四季それぞれに訪れてみたい!
そんな風に思える素敵な場所でした。
山を抜けて新宮方面へ!
千枚田を下りR780へ。
ここも私好みの林道でした。
自転車で走るには最高の道のりです。
写真には写っていませんが、
左側には小さな川が流れておりまして、
それはもうええ感じのオンパレードです。
R311に合流して「風伝トンネル」を越えます。
めちゃめちゃ快走路だ!
少し進んでR35の山越えの道に入ると、
またガラリと雰囲気が変わります。
めちゃくちゃ楽しいやんけ・・・
林道をゆっくりと登って行きます。
自転車で走るのに最高の道のり。
しっかりと、道は新宮へ続いているようだ。
途中で沢を越えました。
澄んだ水が流れていて、
夏に来て冷たい水に寝転がりたい。
途中で白い動物が遠くに見えたので、
「今、なんか動物いましたよ!」と、
めちゃくちゃ騒いでいたぼくですが、
後で写真を見てみると「ネコでした」。
何故こんな山の中に猫!
ピークは紀宝町との境。
ここからしばらくは下り道です。
小さな集落へ出てきました。
走ってきた北の方角を望む。
綺麗な川にそって南下して行きます。
「相野谷川」という名前らしい。
さらに南へ、新宮を目指して進みます。
トンネルを越えて相野谷の集落へ。
のどかな里山風景が広がります。
これもまた絶景だ。
このワインディングロードがたまらん。
田んぼを見ながら、のんびりと。
こういう景色の中を走るのも、
また自転車の楽しみだなぁ。
どこを走っても青々とした緑がきれい。
素敵な所すぎるぞ。
相野谷川沿いを南下して行けば、
そのまま熊野川に合流して、
ようやく新宮に辿り着きました。
自走で串本を訪れた際にも走った、
海岸線を走るR42。
たまに海が見えるだけで、
ここは特に面白い道ではありません。
でも「串本のときに走った!」という、
その思い出だけでも走る価値はあったなぁ。
出発してから補給していなかったので、
ここいらで予定の確認も兼ねて、
那智勝浦手前のコンビニにピットイン。
ここから「那智の滝」を目指して走ります!
「那智の滝」を堪能する!!
那智の駅前からR43を北上して、
「那智の滝」を目指します。
登り基調の道を進んでいくと、
「那智ねぼけ堂」という道の駅的な所がありますが、
さっき休んだばかりなのでスルー。
このあたりから更に勾配が出てきて、
ちょっとしたヒルクライムな道のり。
必死に登っていきました。
途中で車が渋滞してました。
どうやら駐車場待ちの車列みたいだ。
さすがゴールデンウイーク!
ようやく「那智の滝」に到着!
せっかくなので滝の近くまで降りました。
(SPD-SLではつらい道のりだった!)
雨が降った後だったので、
水量も多くて見事な滝でした。
滝と自転車のショットも!
素晴らしき瀑布なり。
滝の入口付近には、
お店が立ち並んでいます。
その中の一つで昼食にしました。
価格もクオリティも観光地のソレだった・・・
グルメポイントは予め決めておかないとな(戒め)
ここでちょっと話し合い。
計画では「那智山スカイライン」を走り、
そのまま熊野の方へ戻るルートでした。
ただ山道のアップダウンが激しい道なので、
帰る時間がかなり遅くなりそう。
それなら、再び新宮方面に戻り、
熊野川を遡るルートを取るのが、
最短ルートで時間もかからなさそう。
山の中の道は魅力的ですが、
今回は最短ルートに予定変更。
ただ「この先の展望台までは行ってみよう!」
ということになりました。
滝の前の道をそのまま進むと、
那智山スカイラインへと入ります。
急に観光地の空気感がなくなり、
山の中を走る道へ。
勾配のある道を進んでいくと、
遠くに滝が見える場所がありました。
わー、遠景も素敵。
さすが「スカイライン」というだけあり、
徐々に標高が上がっていきます。
この雰囲気です。最高。
途中で視界がひらける場所があり、
そこからは那智湾が見渡せました。
めっちゃええ景色!
さらに道を登っていくと、
展望台に出てきました。
少し中途半端ですが、
今回はここを折り返し地点としました。
おそらく、遠くに見えるのは太地町。
写真ではわかりにくいですが、
結構なパノラマビューで素晴らしい眺望でした。
海の景色も満喫できてしまった!
さて、ここからは出発地点に戻る道のりだ!
悶絶の熊野川沿いルートへ
登ってきた那智山スカイラインを下り、
那智の滝にサヨナラを告げると、
あっという間に、R42の海岸線。
先程来た道を引き返します。
この日、かなり風が強烈だったんですが、
あかのすけさんが持ち前のタフさを発揮。
風よけよろしくー。
新宮のあたりからR168へ入り、
熊野川沿いの道を目指します。
新越路トンネルは自転車通行不可なので、
旧道の越路トンネルへ。
そして熊野川沿いへ出てきました。
ここからはひたすら川沿いを北上します!
結構交通量は多いんですが、
道も広く意外と走りやすい道でした。
そして脇を流れる熊野川が良い。
とても良い!
地味なアップダウンがある道で、
無駄に走りごたえがあったんですが、
そんなことより、ずっと向かい風なんですけど!
なんかよくわかりませんが、
熊野川沿いには見どころがいくつかあって、
飽きのこない風景が続きます。
ちなみに川の反対側にも道がありますが、
しばらく橋がないため渡れません。
向こうの道も走ってみたかったなぁ。
雨の後じゃなかったら、
もう少し澄んだ色をしているのかな?
途中にいきなりこんな滝も出てきます。
すごいぞ、熊野川沿い。
向こう側にも滝が見える!!
ひゃー、すごいぞ熊(以下割愛
こんな絶景を見ながら走れる道のり。
妥協案で選んだ道なのに、
めちゃくちゃええ感じやないか・・・
でも忘れてはならない向かい風。
この鯉のぼりの躍動感を。
向かい風の苦しさを払拭するこの景色。
また走りに来たい場所が増えたよ。
そんな熊野川とも、ここでお別れ。
R169に入り、次は北山川沿いを北上です。
R169からR311へ入り、
最後の難所は県境の登坂区間でした。
知らない間に奈良県に入っていたようで、
今から和歌山県に入るらしい。
今日は三重県、奈良県、和歌山県と忙しい。
和歌山側に下ると、
瀞峡の南側のほうに出てきました。
遠くに瀞峡の遊覧船が見える。
しばらく走ると、また絶景があるんだろうな。
時間がないのが本当に惜しまれます。
また絶対に走りに来よう。
川を越えてしばらく走ると、
デポ地点の紀和町に戻ってきました。
距離にしてたったの120kmほど。
まだまだ素敵な景色の中を走りたい!
そう心底思える濃い時間でした。
この後、近くの温泉で疲れを癒やし、
帰阪いたしました。
日帰りとは思えない濃厚さ。
強烈な思い出になりました!
おわりに
普段の行動範囲では走れない場所を、
日帰りでピャーっと走って味わうという、
贅沢なライドを満喫できました。
「丸山千枚田」は本当に素敵だし、
「那智の滝」の辺りも最高でした。
でもそれ以外の山あいの道だったり、
林道だったり川沿いの道だったり…
それぞれがとても特別に思える風景で、
本当に濃密な時間でした。
今回、断念せざるを得なかった、
「那智山スカイライン」もそうですが、
もう少し海を満喫するプランとか、
瀞峡のほうももっと走ってみるとか、
考えるだけで楽しそうな所が沢山!
また行ける機会があれば、
今回走れなかった場所も走りたい。
いや、絶対にまた走りに来よう!
今回は全てに渡って、
kazuさんにはお世話になりました。
本当にありがとうございました!!
kazuプロデュースライド、すごすぎ。
またぜひよろしくお願いします。
ごパンライドもお願いします。
今後とも色々とよろしくお願いします。
いや、ほんとに。(←しつこい
今回の軌跡
距離:121.59 km
タイム:5:18:09
平均速度:22.9 kph
高度上昇:1,612 m