はじめに
先日の「厳寒伊勢未遂ライド」の際に、
終始、氷点下という厳しい条件の中で走り、
冬に快適に走るために装備について、
考えさせられる良い機会となりました。
前にも一度書きましたが、
どうしても「手足の末端部分」が寒くて、
いろいろと対策を講じてきました。
詳しくは先日のコレにも書いています↓
実はこの上記のウェアの見直しで、
防寒性能はかなり改善されました。
もうこの冬はこれで大丈夫!
そんなとき、「防寒テムレス」という
作業用グローブの存在を知りました。
人間、好奇心を忘れたら終わりです。
「これ一回試してみたい!」
新たな防寒アイテムを入手したのでした。
テムレスってなに!?
ところで「テムレス」ってなに?
よく分からないので、早速調べてみました。
ショーワグローブ(株) – 防寒テムレス
http://www.showaglove.co.jp/product/detail/professional/457
テムレスはショーワグローブの登録商標のようで、
所謂、従来の作業用グローブと比較して、
防水性・透湿性などに長けた性能を持っているらしい。
なるほど"高機能作業グローブ"なんですね。
冒頭で書いた「防寒テムレス」というのは、
そのテムレスの派生バージョン、
防寒タイプのテムレスこと「防寒テムレス」なのでした!
ど、どやー!
「防寒テムレス」購入!
というわけで、早速入手しました。
amazonで購入したらすぐに届きました。
作業用グローブ感がスゴイ。
「-60℃でも柔軟性を保つ!」という触れこみ。
パッケージ裏を見てみると、
その用途の数々が記載されていますが、
どれも寒そうな作業ばかり!
これは期待が持てます。
開封してみました。
さらに高まる作業手袋感。
しかもヤケにロゴがかっこいい。
防寒テムレスの特徴である「裏起毛」。
もっとしっかりとした起毛素材なのかと思いましたが、
ベルクロとかにめちゃくちゃ弱そうな質感のやつでした。
「透湿性が高い」と謳われていますが、
やはり長時間の着用や着け心地なんかを考えると、
インナーグローブの併用がベストかと思います。
モンベルのメリノウールと合わせて使うことにしました。
試しに着用してみました。
「思ってたよりも柔軟性が高くて、指が動きやすい!」
ジューダスプリースト的な何かもできる。
もちろん作業用なのでグリップなんかも抜群。
ちなみにサイズに関してですが、
普段はサイクルグローブもLサイズを着用していますが
テムレスのLサイズは少し大きめ。
ただこれはちょっと緩めのほうが良いのかもしれない。
作業用手袋なので、手首のあたりはガバガバです。
気になる人は何か対策をして使ったほうが良いかも。
浅すぎる感想
先日の「三田・能勢モーニングライド」の際に、
このグローブを着けて走ってきました。
1回しか使用してないという「浅いインプレ」。
130kmのライドで、
「平均気温-1℃、最低気温-6℃」でした。
絶好のコンディション!?
メリノインナーグローブとの組み合わせで、
使用してみた感想を、少しだけ書いておきます。
最初はインナーグローブとテムレスの組み合わせで、
走り始めましたが、-3℃で使用していると、
指先が痛くなり始めてしまいました。
「さほど暖かくないなぁ」と言う第一印象でしたが、
途中でインナーグローブにカイロを貼り付けて、
使用することにしました。
カイロを貼付して以降はパフォーマンスがグンと上がり、
保温性に長けているのか分かりませんが、
その後に、指先が痛くなるようなこともなく、
"最低気温-6℃"の状況下でも、
非常に快適に走ることができました。
カイロ併用がオススメ。
グリップも良く、レバー操作にも不満がなく、
インナーグローブのおかげか着け心地も良好。
防寒グローブの機能としては優秀!
もちろんデメリットを感じる部分もありました。
手袋自体は柔軟性がある素材なんですが、
指先が丸くて、細かい作業には明らかに不向きです。
バックポケットにあるものを取り出したり、
そういう指先の作業がかなり苦手です。
これは素材のせいでもあって、
ジャージに触れても滑らないので、
ポケットに手を入れること自体が難しく感じました。
ただタイトさには無縁なおかげで、
着脱は楽なので、必要なときにパっと外せます。
これはちょっとした救いかもしれません。
後は、当たり前なんですが、
鼻水を拭ったりできないとか、
些細な部分ですが、使いにくさを感じました。
スポーツ用じゃないので仕方ないです。
帰りに気温が上がってきた時間帯は、
ムレる感じがありましたので、
気温が上がってくるようなときには、
あんまり向いてないかもしれません。
そんなこんなを色々書きましたが、
なんと言っても最大のデメリットはこれ。
グローブのルックス!!
こんなものは買う時点で分かってる話ですが、
着けている自分には分かりにくい部分だったりします。
"かなりの存在感"を出しているみたいです。
青いバイクに乗ってる人だと違和感少な目かもですね。
まとめ
一応、真面目に色々と書いてみましたが、
メリット/デメリットはこんな感じでしょうか。
メリット
- とにかく安い
- レバーの操作性は良い
- 着脱がしやすい
- 高い防水性
デメリット
- ルックスが個性的過ぎる
- 細かい作業は不得手
- タイトさはない
- ムレやすい気がする
正直、かなり使えるグローブだと思いました。
実売1,300円ほどで、このパフォーマンス!
冬のクソ寒い日に使用するのならば、
選択肢に入れても良いグローブです。
後、防水性に長けたグローブなので、
もし雨の中を走る機会があるならば、
結構強い味方になりそうな気がします。
何と言ってもコストが安く済むので、
厳寒期向けのグローブが、
高すぎて躊躇しているような人がいたら、
一度試してみてほしいです。
これ、"ダサいけど"使えますよ!
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