「UFOラインアタック」からの「丹後」!
4月8日。
この日は、待ちに待ったイベントの開催日。
『UFOラインアタック Vol.3』
冬季通行止めのUFOラインを、
このイベントの日だけ開放して、
自転車で絶景を味わおう!
という素晴らしきイベントなのです。
UFOラインアタック VOL.3
https://kamegamoritr.wixsite.com/ufolineattackvol3
早いうちに数人でエントリーをして、
待ちわびたイベント前日。
準備をしているところに、
その知らせは飛び込んできました…
UFOラインアタック 中止!!!
悲報過ぎて笑ってしまった・・・
ここ数日では考えられない寒波が来て、
UFOラインにも積雪するほどの雪が降り、
無残にもぼくらの楽しみは消え失せました。
憎い寒波のアンチクショー。
途方に暮れた僕らですが、
ここは急いで代替ライドを立案し、
「丹後半島一周ライド」へ出かけることにしました!
丹後半島は二度走ったことがあります。
一度はなぜか自走で走ったあの時。
最高に楽しかったので、今回も期待大!!
天気予報も朝の小雨以外は大丈夫そう!
よーし、丹後半島に行くどー!!
時計回りにスタート!
UFOラインへ行くメンバーで、
丹後半島へ向けて出発です!
メンバーは、
kazuさん、ふぃぼなっちさん、あかのすけさん、
そしてワタクシの4人です。
リーダーkazuさんの車に、
全員で4人乗る段取りでございます。
これは何度見てもすごい。
宮津の辺りに到着。
ハンドメイドサイクルラックまであり、
kazuさんの本気度が窺えます…
大阪市内3時半に待ち合わせだったので、
現地でゆっくりしてもまだ6時過ぎだ。
安定の朝早いライドだ・・・
早速スタートでございます!
少し雨が降っていたのか、
路面は結構ウェットですが、
走る分には問題はなさそうです。
早速、「天橋立」の文字が!
今回は時計回りにしているので、
天橋立は最後に走る予定です。
それまでお預け~。
しばらく海岸線を走って行くのですが、
この辺りはあまり海が見えない場所。
途中からは丹後半島の絶景まみれなので、
序盤は助走区間みたいなものですね。
海から離れるようにR2を走り西向きに、
内陸部へと進んでいきました。
丹後鉄道「与謝野駅」を過ぎ、
徐々に山手へ近づいて行きます。
しばらくすると景色も変わってきました。
朝の丹後の里山風景、めっちゃええ感じです。
道も徐々に勾配を帯びてきて、
峠越えが近い雰囲気です。
峠かな?と思える感じになったとき、
後ろから、なっちさんが発射されました。
そして後を追うあかのすけさん。
2人とも速いなー。
ここは「岩屋峠」。
斜度もそれほどキツくなくて、
とても走りやすい峠でした。
初めて走る峠なので、
登りがどれだけ続くのかも分からず、
途中で2回くらい諦めそうになりました…
最後は7%越えだ!
峠は豊岡市との市境でした。
なっちさん、お待たせしました!
この時、気温は「2℃」。
めちゃくちゃ寒いじゃないか…
最低5℃想定だったので、
めちゃくちゃ寒いのです。
登っているときで丁度良いくらい!
ダウンヒルの途中で見えた桜。
まだ綺麗な桜が見られるなんて、
ちょっとラッキーですね。
峠を越えると快走路。
丹後も海だけじゃないですね。
気持ちよすぎる山間の道。
途中で綺麗な桜を発見したので、
お花見がてらの小休憩にしました。
「つくし」もたくさん発見。
もう結構くたびれてるけど。
普段は見落としてしまうような風景を、
こうやって足を止めて見ることができるのは、
自転車の良いところですね。
岩屋峠を越えたR2は快走路が続きます。
気持ち良すぎる朝だぞー!!
雨と寒さと心強さと
そしてまだまだ続く快走路。
今日のライドは最高じゃないか。
左手に見える山はなんだろう。
存在感のある山だったな。
途中からR482に道を変え、
久美浜方面に北上して行きます。
「うわー!」
思わずみんな声を上げる光景。
意外と登るんですね・・・
トンネルが見えてきました。
ここからは京丹後市に入ります。
トンネルを越えると爽快なダウンヒル!
・・・と思いきや。
雨が降ってて寒い!!
トンネルを1つ越えると、
そこは雨が降っておりました。
さっきより気温も低い気がする…
ほどなくして、雨脚も強くなってきました。
こりゃ走ってられないぞ!
少し雨雲をやり過ごすため、
近くの建物で雨宿りをすることにしました。
雨雲レーダーを確認してくれたなっち氏が、
「あんまりよくないですね~」と言うので、
確認してみると・・・
どうやらさっき越えた山を境目に、
北側はずっと雨が降る予報。
ん??「ずっと雨」!??
【悲報】丹後半島これからずっと雨!
まぁなんということでしょう。
これから走る予定の道だけ、
うまい具合にずっと雨雲がかかっています。
なにこれ。しょうもない奇跡が起きてる。
しかしよく考えてみてほしい。
「雨の丹後半島」も粋なものではないか?
自然を愛でるということは、
その天候に関わらず愛することである。
自然と共に生きるってそういうこと。
晴れもあれば雨もあるんだ。
当たり前のことじゃないか。
自転車に乗る時だってそうなんだ。
それでも前に進めば良いんだ!
よし、ぼくらも前に進もう!!!!!
【英断】最短距離で宮津に帰りましょう!
このクソ雨の中なんて走ってられるか。
もちろん最短距離で帰りましょう。
もう今すぐ帰りたい。
できることなら一滴も濡れずに帰りたい。
雨が収まるタイミングを待って、
再スタートでございます。
予定とは違う方向…スタート地点に引き返します。
ひたすらR312を宮津方面へ。
30分も経たないうちに、
また雨が強くなってきたので、
途中で雨宿りをしながらの帰り道。
雨の沁みた手足がめちゃくちゃ寒いのです。
0℃から1℃くらいの気温の中、
途中、雨がみぞれに変わったりして、
それはもう寒い痛いの状態でした。
ちょっと薄着気味で雨に濡れているなんて、
もはや拷問としか思えぬ所業なりにけり。
しかし、有り難いことに追い風基調。
早く雨を抜けたい一心で、
40km/hくらいのペースで駆け抜けますが、
カーボンホイールのブレーキが効かない!
怖い!これはあかん。
そんなこんなで、
途中でようやく現れたコンビニに避難。
凍える体にホットコーヒーと豚まん。
人間幸福度が回復しました。
指ぬきグローブだったなっち氏は、
コンビニでテムレスを手に入れ、
そして、あかのすけさんは、
この雨の中、マウントがヘシ折れました。
コンビニの辺りは晴れ間が出てきて、
ようやく雨区間から離脱できました。
後はボチボチ帰りましょう。
そんな中でも桜が綺麗に咲いていたりして、
ちょっとしたことで嬉しくなるもんです。
宮津まではあと少しです。
与謝野の辺りまで来ました。
つい数時間前に通った場所だ・・・
この辺りから悲惨な向かい風区間に。
最後まで優しくしてくれない丹後さん。
天橋立が見えました。
あれを渡って帰るはずだったのに…!
海らしい風景はここだけだったような。
ぼくの自転車から異音がする。
そういえばチェーンオイルがドライルブだった。
この雨でオイルが完全に抜けてしまった模様。
ノーメンテママチャリと同じ音がする…
キュルキュルガッチュガッチュ♪
「コンビニでラー油買ったらええねん。」
経験から生み出されるkazuさんの助言…
そして何とかデポ地点に到着。
晴れ間が覗く空を見上げて、
丹後半島の一部だけ雨だったんだなぁと、
哀愁漂うゴールとなりました。
まぁこんなこともあるさ!
走っている途中は「修行だー!」という感じで、
滝行を思わせる雨と寒さでしたが、
おかげで悟りが開けました。信じよ。
ということで、
丹後滝行ライドは無事終了しました!
ライド後は近くの日帰り温泉施設へ。
パンツと靴下を忘れてしまって、
シューズが雨でずぶ濡れだったので、
コメリで超オシャレなやつを入手して、
事なきを得ました。
kazuさんに家の近くまで送って頂き、
今回のライドは終了。
みなさんありがとうございました!!
UFOラインも丹後半島一周も、
リベンジ楽しみにしています!!!
おわりに
丹後半島一周ライド、DNFで終わりました。
海の景色を見に行ったのに、
なぜか山しか見ずに帰るという、
なかなかおもしろいオチでした。
車で帰る道のりも、
まったく雨に遭うこともなく、
「走る場所だけ降っていた」というか、
「雨が降ってる一部地域に走りに行った」
みたいな事だったんでしょうね・・・
一人で走っていたら悲惨ですが、
こんなライドでもグループで走ると、
「あーキツかったなー!」と言いながら、
楽しい思い出に切り替わるのは不思議ですね。
そして遠征ライドは特別に楽しい!
またどこか遠くへ走りに行きたいなぁ。
今回の軌跡
距離:69.67 km
タイム:2:31:37
平均速度:27.6 kph
高度上昇:618 m
[…] Kazuさんは、 「丹後半島、満喫ならず!?雨に凍える、春の丹後半島一周「未遂」ライド!」以来。 […]