小径車で行く!西条から竹原まで酒造巡りサイクリング。

はじめに

ぺもぺもさん

14日にLovelybeerさんと小径ライドするんですがどうですか?

なんか珍しくお誘い頂いたので、「飲みメインじゃなければ…」と返答申し上げました。

この第一報の段階では詳細未定とのことだったのですが、数日後に追報がございましたよ。

ぺもぺもさん

竹原になりました!

まさか広島の竹原かい!?

DARUMA

竹原行くー!

大してなんにも聞かないままに一緒に行くことにしてしまった竹原ライド。ふたを開けてみると想像を超えた恐ろしいサイクリングだったのである・・・

東広島から西条へ!

小径車と言えば、我が家には「K3plus」がある。もはや子どもと自転車で近所に出かけることも減ってしまい、いよいよ出番の少なくなっております。

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今回は小径車ライドということだったので、久しぶりの出動でした。

輪行が楽なのは小径車の良いところ。ダーっとやって新幹線に乗って、ウオーっと東広島駅までやってきました。

今回のメンバーはご存じLovelybeerさん(ブロンプトン)とぺもぺもさん(ターン)です。

購入してから使っていなかったBikeBrosのモバイルバッテリー型ライト?を投入。

駅を出て、まずは北の「西条」に向かって走り出しました。

この日は微妙な天候で、晴れていると思ったら真っ黒な雲が立ち込めだしたりして、なんだか良からぬ雰囲気がありました。(布石)
なんか煙突が見えますね。最初の目的地が近そうです。

最初にやってきたのは「亀齢酒造」だ!
名前から縁起の良い感じがプンプンしますな。

オープンすぐに到着しましたわ。

併設店舗では、お酒関連のものから、お土産的なものまで色々な品揃え。

もちろんお酒も充実。

私以外のお二人は日本酒大好き人間なので、みるみる目の色が変わり購入されてました。

この西条には「西条酒蔵通り」と言われる通りがあり、その周辺には酒造が7軒ほどあるらしく、どこを歩いても酒造入れ食い状態なのであります。

二軒目は「賀茂鶴酒造」だ。

入口付近で自転車はどこに置けば…と逡巡していたら、自転車乗りのスタッフの人に親切に案内してもらえました。
そのスタッフの人が「ブロンプトンだ!」って反応してくれてたけど、その横で私は「おれの魔改造DAHONも見てくれ!」と心の中で思っておりました。(魔改造は言い過ぎやけど。)

同じ建物の中に見学室(資料館みたいな)と直売所が入っているんですが、見学室かなりおもしろかったです。

直売所はこんな感じで、割と大きく試飲カウンターがあって、今回巡った中でも一番規模も大きく充実してましたね。
ここで梅酒を買うか悩んで買わなかったことを、いま後悔しております。週末のリグレット。

賀茂鶴の建物から横の煙突が目に入ったので、次はそちらに。

次は「白牡丹酒造」です。

こちらも歴史のある酒造。

直売はカウンターだけの小さな規模でしたが、資料室みたいなところでビデオとか流れててついつい見てしまった。

このあたりの酒造の仕込み水は龍王山の伏流水が使用されているとのことで、水の豊かさっていうのは人にいろんな恩恵をもたらしてくれるもんやと、勝手にしみじみとした次第です。

ここを最後に西条を後にしましたが、自転車で酒造めぐりをすることによって大きな弊害が生じていることをお気づきでしょうか?

試飲ができないんです!

この本末転倒な感じを全身に受け止めて、我々はこの街を後にしたでした。

海へ向かう!

次なる目的地は瀬戸内海だ!

西条をからグワっと南下するルートを取りました。途中で広島大学の横を通ったけど、広大な敷地にビックリした。

途中で雨に降られまして、コンビニで雨宿りを兼ねて小休止。

雨も通り雨だったようで、その後は晴れ間の中を走りました。

交通量が増えてきたなぁと思っていたら、自動車道の近くだった。

ここから峠越えとなるらしく、登坂区間がスタート。

めちゃくちゃ踏んでもスピードが出なくて、K3Plusの限界を知るのでした。

やっぱり走りの性能差を感じます。「自転車変わってくれ!」と叫びながらも相手にされないまま難所をクリア。おれも大きい車輪が欲しぜ・・・

ここのダウンヒルは景色も良くて最高でした。

良い道であればあるほど「ロードで走りたいなぁ」と正直に思ってしまうので、やっぱり僕は自転車が好きというかロードバイクが好きなんだろうな。

そしてついに瀬戸内海へ出てきました!
・・・という感動よりもご飯処に着いたことのほうが嬉しかったので、海の写真なんて一枚も撮ってまへん。

【いろは】

地元の人にも愛されている名店ということで、期待しかしてない。

着いたタイミングがちょっと悪かったので、少し待ちました。

入店するとなんだか雰囲気のある店内に手書きのメニューが。全体的にとてもリーズナブルな印象。

ビアさんの頼んだカキフライ。

そしてこれは私の頼んだあなごの蒲焼。

そしてメインの海鮮丼だ!

海鮮丼は中にあさりのしぐれ煮が入っており、なんか変わったテイストのものでしたが美味しかったです。
「もっとたくさん頼んでおけば良かった!」と思うくらい、ペロリンチョで完食。海鮮丼のご飯を少なめにして、いくつか一品を追加するのがベストかと思いました。

竹原へ

いよいよここからが後半戦だ!

次なる目的地、竹原に向けて走り出します。追い風ヤッホーで最高。

そのまま国道185号を通れば着くのですが、どうやら途中にトンネルがあったりするらしく、ややこしいところを迂回するコースをビアさんが用意してくれていました。

あれ?通行止め!?
大丈夫、この通行止めの迂回路のさらに迂回路を使えば先に進めるのさ。

少し高台から見下ろせる景色がええ感じ。

迂回路は登り坂でしたが、この下っていく道が最高に気持ちよかったのでヨシ。

その後、本線に合流を果たしたと思ったら、また坂道を登らされて海沿いへ。

今回のルート。海沿いの特性もあってなのか…いや、ビアさんの特性のせいか異様に登りが多い。

海はきれい。やっぱり瀬戸内ライドは年に一回は必要やな~。

googlemapにある「ハチの干潟」という場所へ。どういう名所なのかは分からないまま・・・

そして竹原港へ到着しました。

竹原の町並み保存地区へ。ここが今回のメインスポットのはず。

サイクリングは唐突に終わる

てっきりここでしっぽりするのかと思いきやどうやら酒造へ行くらしい。甘党の私はコーヒーとぜんざいを欲していましたが、旅のコンセプトがあるので仕方ありません。

やってきたのはこちらの「藤井酒造」

もうひとつ「竹鶴酒造」というところもあるんですが、あいにく土日休業なので訪問できなかったんですよね。

こちらの直売所もお酒以外にも雑貨なんかも取り扱うスタイル。非常に雰囲気が良い。

色々な種類がありましたが、女性のスタッフの方がめちゃくちゃ親切で。色々と細かく教えてくれるので、とても良かったですね。

私はこの「夜の帝王」を買いました。飲みやすい辛口のお酒ということですが、ネーミングのクセがすごすぎる。

「夜の帝王forever」とかいろいろ種類があるんですが、なぜか途中から竹内力が頭に浮かんでしまって情報が脳まで入ってこなかった。

この先、三原(区間距離25kmほど)まで自転車で行く予定でしたが、途中の区間になにもないのは知っていたので、もう竹原で終わりにしてもええんちゃうかと私は個人的に思っていました。

そしてお酒飲み二人は、別の理由で竹原で終わりにしたかったのです。

酒飲みたち「試飲したい!」

全ての利害が一致したことによって、今回のライドはこちらの酒造で終了。サイクリングの終わりは突然やってくるものです。
お二人は試飲しまくって、苦悶の末に一本お買い上げされてました。

その後、歩いて竹原駅へ向かい、新幹線に乗り換えるべく在来線で三原へ。

三原ではお好み焼きをいただきました。

三原では鶏のホルモンの入ったお好み焼きが名物らしく、ちょうど駅近にあったお店で堪能できました。

あとは新幹線でビューンっと帰って、今回のライドは終了!お誘いありがとうございました。

全然走ってないのにめっちゃ充実してたー!!

おわりに

結局48kmくらいでサイクリング自体は終わってしまいましたが、なかなか濃厚な内容でした。

甘党なので途中でカフェか甘味処かなんか寄ってもらってチルタイム・・・なんて思っていましたが、実際は酒造を巡り歩いて、積載量の許す限りお酒を買うという狂乱の二人を間近で見守る貴重な体験ができるサイクリングでした。お正月が楽しみですね!

冒頭に書いていたRockBrosのモバイルバッテリー内蔵ライトですが、あれ夜にライトとして使ってみたら配光が広すぎて、全然使い物にならなかったですね。
商品コンセプト的にも、デイライト専用なのかもしれませんね。装着できるモバイルバッテリーとしては面白いと思ったんですが、重量もそれなりにあるし、コンセプトは良いのに微妙な製品ですね。

デイライトだけを想定するなら使いやすいサイズ感なんかを取っても、やっぱり元祖というべきRAVEMENのものがベストチョイスかな。

走らない305mm

今回一緒に走った”同じ小径車”でも、ホイールサイズが20インチ、16インチとそれぞれ違う規格なのでした。
ブロンプトンとは同じ16インチではあるものの、ETRTO規格が違うためホイール・タイヤのサイズも違います。

ETRTOは「タイヤの内径」と言い換えられるので、だいたいホイール(リム)の直径とも読むことができます。今回は上からTern/451、Brompton/349、K3plus/305という感じになるわけですね。
K3Plusは305mmということで、ホイールはほぼ直径30cmサイズなんです。めちゃ小さい。

他の小径車と一緒に走るときに毎度感じるのは「305サイズ、全然走らねぇ!」ということ。
比較対象がなければ、あるいは市街地を走るようなサイクリングだと気にならないことなんですが、ある程度のスピードになると、本当にこの差を感じざるを得ないわけです。

そこでタイヤの外径を稼ぐために太いタイヤ(ビッグアップル)を装着してみた(クリアランスの都合で後輪のみ)んですが、タイヤの重さもあってなかなかスピードには乗らない感じ。
むしろ走行性能に比重を置くと、細めの高圧対応のタイヤのほうが良さそうです。しかし乗り心地がめちゃくちゃ悪い。ホイール自体が小さいので、ちょっとの段差でケツに鉄拳くらわされるかのような所業です。良くない。

というわけで、試行錯誤しながら色々とやってみたけど、もう脚力しか解決の糸口がありません。諦めましょう。

私は一体なんの話を長々と書いているのでしょうか。いや、言いたかったことがあったんだ。

やっぱりロードバイクのほうが楽しいな!

K3plus誰か買い取ってくれ・・・

おしまい

今回の軌跡

距離:47.90 km
タイム:2:36:55
平均速度:18.3 km/h
総上昇量:516 m

なんで小径ライドでこんな獲得標高に・・・



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