【春の山口自転車旅】DAY1 : カルスト台地「秋吉台」を越えて長門湯本へ!!

はじめに ~山口旅は突然に~

2月の終わりごろ、我々は満を持して
1泊2日で富士山のふもとを走る計画、
俗称「フッジサーン」を立ち上げました。

計画実行日は4月2日~3日。
後は時が来るのを待つだけである。

しかし、天候は時に非情だった!

日が迫るにつれ明確になる雨予報。
窓際に吊るしたてるてる坊主も空しく、
悪天候は変わる様子はありませんでした。

許す限りギリギリまで粘りましたが、
結局、富士山ライドはキャンセル
フッジサーン計画はスカシッペの如く
大気へと消えてゆきました。

 

我々はあきらめの悪い大人たちだ。
そこから代替案の話し合いに入りました。

ギリギリまで粘ってしまったが為に、
時間的余裕は全くありませんでした。

しかし焦ることなかれ。
旅の手練れが多いメンツである。
ドッシリと構えていればよいのだ。

本当にドッシリと構えていた結果、
出発2日前の夜22時に代替案が決定。

出発前日に細かい部分をすり合わせるという、
タイトかつファンキーな流れに。
デヴィッドガリバルディもビックリ。

 

そんなギリギリで計画立て直しを計る
ギリギリボーイズのぼくたちの元に、
悲劇もまた、ギリギリになって訪れました。

【超絶悲報】一人が流行り病で離脱!

まさかの事態すぎる!
ギリギリボーイズは突如トリオ編成に。
令和のアリス。

そんなドタバタで迎えるのは、
「1泊2日で行く!春の山口自転車旅!!」
で、ございます。

3人いれば細い矢も折れまへん精神で、
楽しく行ってまいりましたー!!

 

新山口からスタート!

いつも通り、前置きが長い。

前日21時過ぎに決めた新幹線に乗るべく、
早起きで新大阪へ向かいました。

乗る直前に自由席の切符を買う。
入念に準備するほうの人間なので、
慣れない行動が新鮮だわー。

無事に新山口駅へ到着。
今回のメンバーはこのトリオだ!

  • ぺもぺもさん
  • kaboさん
  • DARUMA

この自転車バラバラ感が良い。

今回は1泊2日の自転車旅。
大きめのサドルバッグを付けて出発。

まず目指すのは「秋吉台」です。
新山口駅から北へ走って行きます。

県道28号に入り、川沿いを行きます。

出だしから至る所に満開の桜。
もはや春を感じずにはいられませんね。

写真左手の桜が咲いているところが、
「山口秋吉台公園自転車道」でした。
全長30kmを超える自転車専用道路で、
山口市から秋吉洞まで続いているらしい。

路面状態が良くなさそうだったので、
今回は使いませんでしたが、
実は便利なサイクリングロードかもしれない。

山口特有の「夏みかん色」のガードレール。
見慣れていないからか主張がすごい。

美祢市へ突入。

秋吉洞までやってきました。

件の自転車道の終点もここでした。

なんてことのない道なんだろうけど、
桜並木の威力ってすごいなぁ。

秋吉台まではもうひと登り。

当初こちらの坂道を登る予定でしたが、
目の前に迫る壁のような坂に驚愕!
ここは「カスルトベルグ」と呼ばれる、
有名な激坂らしい。

「もう一つの道だと通らなくても良い」
というkaboさんの一言で、
あっさりと登坂をあきらめました。
登らなくても良い坂は登るべからず!

そうは言っても坂はありますので、
がんばって登りましょう!

カルストって言うと、
どうしても「四国カルスト」のイメージで、
死ぬほど登る覚悟でした。

しかしこちらのカルストは、
標高250mとかなので、あっさりと到着。
やったね!

 

秋吉台を満喫!

何度か訪問したことのあるkaboさんが
「急に景色が開けますよ」というのを、
聞くや否やでこの景色ですよ。

広大。

写真では伝わりづらいけど、
思っていたよりも奥行きがあって、
広大なカルスト台地が圧巻です。

2月末に山焼きをした名残で、
まだ地表が黒い感じになっていました。

春を感じて走ってきたこともあり、
その黒さがさらに異世界感を醸してます。

中は散策できるコースもあって、
長いコースだと2時間半が目安でした。
すごいな。

案内所兼カフェみたいな建物。
その名もカルスター。

せっかくなので散策することに。

そのためにスピードプレイを外して
SPDシューズ履いてきたんだ。

なんか夏目雅子と堺正章が出てきそう。

一番近い展望台まで徒歩10分くらい。

来た道を振り返るとこの景色。
360度こんな感じで、本当に圧巻。

すごい所だ。

そういえば起きてから何も食べてない。

散策を終えたところで、
近くのカフェに朝ごはんに行きました。

 

【HITONAMI local motion】

ホットドックとかいただけるお店。
結局入店したのは11時を過ぎていたので、
もはや朝ごはんなのかは謎だ…

「BLT+」を注文した。

正直期待していなかったんですが、
普通に美味しいやないかーい!
カリカリのチーズが最高だった。


その後、秋吉台を北へ抜けますが、
こちらも絶景なのでありました。

スペクタル!

しばらくは走っては止まって、
そして来た道を振り返って…。

なかなか前に進みませんでしたね。

障害物もなく広がる景色は、
自転車で走るのには最高のロケーション。

途中で「地獄台」と書いた看板があり、
せっかくなので寄り道してみると、
なんかまたすごい所に出ました。

なんかウェールズ地方みたいやな。
行ったことも見たこともないけど。

ビーナスラインの白樺湖に降りる道にも
少し似た雰囲気がありました。

期待してなかったけど、
秋吉台はめちゃくちゃ最高だった!

 

萩へ

秋吉台を北に抜け、
さらに日本海・萩を目指して走ります。

アップダウンの道を経て、
「雲雀峠」のピークで萩市へ突入です。

県道32号を登りトンネルを抜けると、
こんな立派な門が現れました。

この門のあるところが「道の駅 萩往還」。

飲食や物産店以外にも、
松陰記念館なんてのもありました。

明治維新に明るくない我々ですので、
お目当てはご当地グルメ「見蘭牛」だ!

 

【見蘭牛ダイニング 玄】

道の駅にあるお店なんですが、
どうやら見蘭牛ハンバーグが絶品らしい。

しかし!

一番食べたいやつ、売り切れ!

「究極の黒」を注文。

ふわふわハンバーグうまかった!


そして萩の城下町へ。

風情のある町並み。

ここでコーヒーブレイクにしました。

 

【コトコト(晦事)】

雑貨屋兼カフェみたいなお店。

なかなか雰囲気のあるお店でした。

念願のコーヒー。

そして甘い物も頂いて、
ここまでの疲労を癒やします。
(まだ60kmしか走ってないけど…)

萩の町はもう少し見たかったけど、
時間に余裕がなかったこともあって、
休憩以外は駆け抜けてしまいました。

 

海岸線を満喫する!

すっかり忘れていましたが、
もうそこは日本海です。

内陸の大きな道はおもしろくない!
という決めつけと性癖を持っているので、
ここで海岸線を走る県道64号ヘ。

少し走るといきなり桜と海!
春ならではの景色だー!

そして驚くほどに海が青い!

なんやねん・・・最高やんけ。

そしてすぐそこにはJR山陰本線。
すごいロケーションやないかい。

そしてまだまだ海岸線を走ります。

この道、めっちゃ良い〜!!!

しかし海岸線を走るということは、
アッペンダウンもあるということ。

さっきの”海”感から急に”山”感。

なんだこの道!(顔面フル笑顔)

基本的には線路に沿って走る道。

電車がトンネルを抜ける区間を、
自転車はその上を越えていく感じ。

そして再び海岸線へ。

いやー、素晴らしい道だわ。

アップダウンを何度か繰り返し、
長門のあたりで海沿いを離脱。

思いもよらない景色にも出会えて、
気持ちよく走れた区間でした。

 

長門湯本へ

海岸線から少し内陸部へ。

長門市街地が近いからか、
交通量も少し増えてきました。

川に沿って少し南下していくと、
長門湯本温泉に到着!

今回のライドはここまでです。
疲れた〜!

せっかくなので温泉街を散策しました。

山口県でもっとも歴史のある温泉。
もっと寂れた雰囲気かと思っていましたが、
星野リゾートもできた影響なのか、
再開発が進んでいて良かったです。

ちょうど桜が見頃でした。

予期しないお花見散策になって良かった。

長門の仙崎と言えば、金子みすゞ。
いいえ、誰でも。

直前に決まったとは思えない、
なんかええ感じの一日目になりました!

二日目につづく。

 

今回の軌跡

距離:91.03 km
タイム:4:08:04
平均速度:22.0 km/h
総上昇量:1,168 m

 



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