はじめに
走りたいけど何にも思いつかない。
週末にロゼさんを誘って一緒に走ることになったものの、何にも思いつかないのである。
ボンヤリ考えていると、もう一度行きたいお店があったのを思い出したのでした。
昨年の秋に訪れた、篠山にある卵かけご飯のお店。
ここでブランチをして、ブラっと帰れば良い距離になりそう!
こうしていつも通りの安易なプランができあがりました。
久しぶりのTKGライドへGO!
北へ!北へ!!
5時ごろに自宅を出発。
早くも安易な計画を後悔するには充分な早起きでした。
いつも通り、城北大橋を越えて北を目指します。
走り慣れた176号線で池田を目指します。
そしてオンタイムで集合場所へ到着・・・
あれ?ロゼさん以外にも人がいるぞ。
がんちゃんサプライズ登場!
ロゼさんが内緒で声をかけていたらしく、まさかの登場でした!
先週一緒に生駒縦走ランをしたのも記憶に新しいですが、2週連続でお世話になります。というか、ロゼさんも先週ぶりやんか!
今回はこの3名でお届けいたします!
篠山方面を目指して、12号で北上していきます。
素敵な朝の川沿い。
先週に続いて、この日も快晴の自転車日和。
午前中は少し肌寒かったんですが、それが気持ち良かったですね。
ロゼさんはひたすらと淡々としたペースで牽いてくれるんですが、途中から「え、今日ずっとこんな感じ?」という不安もよぎるのでした。
次第に口数も減りながら西峠へ。
西峠へ入るとペースも落ちて、峠は頑張らない素晴らしいスタイルだ。
気温は10℃、涼しい。
西峠はなんか長く感じるので好きではないんですけど、篠山に行くのには便利ですよね。
西峠を越えて後川へ。
さらに北へ、古坂峠を越えて行きます。
ここは南からだとあんまり登らないので気が楽です。(登りが嫌でんねん)
これで序盤の難所はクリア!
オーバー・ザ・オオタワ
西峠・古坂峠を越えて、篠山市街地方面へ。
目指す先はまだまだ北にあります。
デカンショ街道・372号を越えて県道304号で北上!
山が近づいてくるのがわかりますね。
途中で道路を邪魔するかのように鎮座する立派なカヤの木があります。
なんか昔話(逸話)でもあるのかと思って調べたけど、そういう系統のものではないっぽいな・・・
地元の人に愛される木なんだろう。
その先から301号に入ると、一気に里山感が増して素敵度アップ!
良すぎる。
しかし徐々に道は勾配を帯び始め、山越えへのアプローチだと覚悟せざるを得なくなるのです。
いよいよ、今回のボス「大タワ」を越える!
登坂区間に入ってからは、「3.11km/234mUp/平均勾配7.5%」という感じ。でもなんか数値よりも厳しく感じるツラい山越えなのであります!
無事に登り切った!
つらすぎて道中の写真を忘れてしまった。
多紀連山を越える峠道「大タワ」をクリア。
多紀アルプスとも呼ばれている多紀連山は、京都府から丹波篠山市、丹波市にかけて高い岸壁状に連なる500m~700mの山々の総称らしい。
今だにどこからどこまでなのかよく分かっていないんですが、地図を見る限りだとR176やR173あたりも、この多紀連山のすそ野を越えているということなんだろうか?うん、よく分からん。
山深さを感じながら北側へダウンヒル。
ちなみにこの大タワは北から登る方がきついのです。去年泣きながら登った。
藤坂峠に続く300号線が見下ろせる。
その300号線に合流して少し行くと、鯉のぼりがたくさん泳いでいました。このあたりの名物らしいけど、なかなか迫力ありますね。
そして今回のグルメスポットへ到着!
【たまごかけごはん こいずみ】
冒頭にも書いた通り、昨年に訪れた時の満足感が忘れられなかったので再訪に来ました。
朝7時から開店しているということで、朝ごはんにはぴったりのチョイス!
到着してからびっくり。
え!まだ8時半なの!?
特段急いで来たわけではないけど、池田の集合地点からだと56km/2.5hくらいで走ってこれたのかぁ。山はあるけど道中は信号も少ない快走路やもんなぁ・・・
入り口で好きな器を選んで着席するシステム。
器も大小あるので、ごはんをたくさん食べたい人は大きい器を選びましょう。
メニューは変わらず定食一択!
でもよく見ると、たまごとごはんのおかわりに制限が設けられているではありませんか!!
諸々の値上がりで苦渋の決断と言われていました。
まぁ普通の人はそんなに食べられないので影響ないですよね。
定食はごはん、お味噌汁、お漬物と卵。それに季節の小鉢が+αで付くような感じ。
ごはんは3杯まで、卵は5個までですが、お味噌汁やお漬物はお替り自由。
今回の小鉢は蕗だったけど、めっちゃおいしかったです。
結局、卵4つとご飯3杯でお腹いっぱいになりました。
前回はお昼時に来て並んで入りましたが、朝はゆっくり営業されているようで、お店の方も色々と話しかけてくれました。
バイクの人が多いみたいですが、自転車の人は珍しくないようですね。
みんなも大タワを越えて行こう!
おもいでのユミターニー
早くも今回の目標は達成しました。
再び走り出しますが、お腹が重すぎて前傾姿勢がつらすぎる。
国道9号近いの?と一瞬思いましたが、三和というと福知山市になるので、それなりに北の方に走ってきてるということですね。
ここからなら自宅に帰るより舞鶴あたりのほうが近いだろうなぁ。
これ以上進むと距離がかさんでしまうので、ここいらで折り返すべく瑞穂方面へ。
途中でファミリー向けキャンプ場の「やまもりサーキット」の横を通りました。話には聞いてたけど、こんなところにあるんか。
遠いからたまにしか来れないけど、篠山の北の方は本当にどこ走っても気持ちいいね。
県道711号の名もなき峠?の登坂区間へ。
雰囲気の良い道でしたが、満腹三人衆にはつらい登りでした。
ピークは兵庫と京都の県境でした。ここは初めて走る道だったかもしれない。
峠を越えると京丹波の鎌谷地区へ。
ん-、これは無茶苦茶好きな感じ。琴線に触れまくり。
道なりに東へ。
そして途中で細い道へ入る。
そう、久しぶりの弓谷峠です。
かつてMedakaさんに教わって(ブログ読んで勝手に情報もらった。元気にされてるだろうか。)走りに来て以来、フェイバリットロードの一つなのであります。
この鬱蒼としすぎていない、絶妙な感じ。新緑の季節もまた良いやん。
どうですか?
めちゃくちゃ良いでしょ?
でも走るなら南から入ると下りが多めでオススメです。北から走ると割と登らなあかんのです。
ちなみにロゼさんと初対面で走ったとき、積雪の弓谷峠を走ってえらいご迷惑をおかけした逸話がございます。
その時に一緒に走った人はみんな居なくなってしまったという。もう本当にずいぶん前の話ですね・・・
そんな思い出の弓谷峠もクリア。
峠を越えて藤坂へ。
ここまで来れば、あとは平坦基調の道で南下できるのです!ヤッホーイ!
173号線を目指して東へ!・・・と思ったら、予想外の問題発生。
めちゃくちゃな向かい風!!!
この写真からは到底伝わらないであろう、恐ろしい爆風アゲインスト。馬力があったらこの風に乗って離陸できるぞ。
あかーん、しんどい!!!
向かい風とご乱心と
173号に合流して南下し始めるも、風は止まず地獄。
先頭に出ていた私の勝手な判断により、コンビニに逃げ込むというヘタレ劇場を演出いたしました。
そして再スタートからは、もちろん先頭交代してもらったよ!
173号から372号へ入り、亀岡方面へ。
あまりに向かい風なので「回しながら進もう!」ということになって、先頭はロゼさんにチェンジ。
天引トンネルを越える。
しかしロゼさんが先頭に出てから追い風区間も増えてくるという、謎の風のいたずら。風のシルエットはボビーコールドウェル。
ひたすらに亀岡方面へ。
全盛期と比べると走力はめっちゃ落ちているロゼさんですが、それはほかの二人も同じこと。結局のところ、相対的に見てパワーバランスは何も変わっていないのです。
「張り切るロゼさんに引きずられる二人」という図式がキレイに出来上がったこの区間。細かいアップダウンにしびれるほどに疲れた。
疲れたなぁと思ったら再びクソ向かい風区間に入って、もはや風&ロゼのダブルパンチである。風と言っても伊勢正三じゃない。
せっかくの快走区間なのに!
そして能勢へ続く477号へ。
あまりにも風がつらいので、本梅郵便局の自販機で小休憩にしました。
「前半は山が多いけど、後半は平坦基調で楽ちん♪」
という私の小賢しいプランが、風によって崩壊を迎えていたのでした。かなしい。
幸い、この後から進む方角が変わったことで向かい風地獄からは解放されました。
ひいらぎ峠を越える。
477号~106号~732号と来ました。
目の前には能勢の名所、逢坂峠。
でも久しぶりにもう一つの峠を越えたいじゃあーりませんか。
と、言うことで曲がっちゃおう。
久しぶりに登るのは、ご存じ「暮坂峠」。
一時期通行止めになってたのもあって、最近全然走れていなかった峠道。
高校のほうを通るルートではなく、ショート版で行きましょう。
ここから先から雰囲気が変わるんですよね。
少し砂利が浮いていたりして、決して良い路面でもないけれど、ひっそりとした雰囲気はやっぱり素敵ですね。
昔、カーブの先におばあさんが二人座ってて絶叫した記憶も、今となっては素敵な思い出。そのときのおばあさん、まだ元気にされてますか?
暮坂峠を越えて54号線へ。
少し南下したところにあるカフェが今回のランチスポットでした!
【カフェ ヤドルノ】
お店の存在は知っていたんですが、こんなところにあったのか!と調べてみてようやく立地が把握できました。
54号というと通り道になってしまっていることが多いので、とっても素通りしがちなところなんですよね~。
なんかええ感じの入り口を入っていきます。
お、既に自転車乗りの先客が!
お店は落ち着いた雰囲気で、テラス席もありました。
ここのランチプレートが美味しそうなんですが・・・問題がありました。
朝のTKG(飯3杯)が消化しきれていない!!!
全員あんまりお腹減っていないので、このお昼のタイミングでデザートというよく分からないことになってしまいました。
ここで休まないともう解散になっちゃうから最後の休憩さ。
この日は珍しく混雑していなかったようで、ゆっくりとティータイムできました。
残念ながらこの日のデザートは「抹茶シフォン」の一択だったんですが、日によってはパフェなんかがでることもあるらしい。
なかなか立地も良いので、次こそはランチに来なくては!
阿古谷経由でぼちぼち帰る
ここからはもう南下して帰るだけ。
当初一庫沿いの道を考えていましたが、なんか少し物足りない気がしたのでロゼさんに相談すると、「阿古谷経由にしましょか」という素晴らしいアイデアが出ました。
ということで、急遽予定を変更して阿古谷方面へ。
阿古谷へ向かう府道603号へ。
朝は寒かったですが、昼になって気温も上がってきましたね。
ここの途中、能勢町が見える景色が好きなんだ。
上杉稲荷神社を通過。
いくつかの小さいップダウンを越えて、阿古谷をダーっと下る。
この変なタイミングで空腹感が押し寄せてきたので、途中コンビニへ立ち寄ってもらって簡単に補給だけさせてもらいました。まだまだ家が遠いもんですんません・・・
こんなことなら、さっきのお店でランチプレート食べれたんじゃないか!?
そしてその先でお二人とはお別れ。
なんかよく分からんけど、久しぶりに刺激的でした。
そしてソロ帰宅ルートへ。
池田。風がモーレツ!
なんかここ毎週同じルートですけども。
神崎川に入るとスーパー追い風。
最後は楽ちんモードで淀川へ帰着!
今回もお疲れ様でした!
おわりに
今年に入ってからロードバイクに載る頻度も減ってしまったので、あんまり長い距離を走るのは不安だったんですが、なんとか170km走り切れました。
風がなければもっとサクっと終わっていたと思うんですが、こればかりは自然のことなので仕方ありませんね。
篠山のTKGまで意外と早く着けることが分かったのは収穫でした。
大阪から走っていくという条件で考えると「あの立地で朝ごはん利用は無理がある」と思い込んでいましたが、そんなこともなかったんですね。
また朝ごはんで使うときは、しっかりお腹の減るタイミングも見極めて計画を立てたいと思います。良い経験になった!
ご一緒頂いたお二人とも、2週連続で遊んでくれてありがとうございました!
さて、先週課題を残していた件ですが…
ポジションを変えたサドルはバッチリでした。
昔より明らかに前乗りのポジションになっているんですけど、フレームがそうさせているのか、身体の変化がそうさせているのか、どうもはっきりしないです。
最近LYNSKEYに乗っても前に出たくなるので、そちらに慣れてしまっているのは間違いないかなぁ。
今回のライドで問題なかったので、しばらくはこれで乗ろうと思います。
あと「異音の原因はペダルの取り付け部分にある」と疑っていましたが、こちらも間違ってなかったようでグリスアップしたら直りました。ラッキー。
最近また北摂続きなので、たまには違うところも走りに行きたくなってきた。
今回の軌跡
距離:171.60 km
タイム:6:54:31
平均速度:24.8 kph
総上昇量:1,814 m
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