はじめに
久しぶりに自由時間をもらえた週末。
どこかに走りに行くつもりでいたところ、ちょうど良くLovelybeerさんからライドのお誘いをいただけたので二つ返事。
なんて素敵な計画でしょう!!!
ワクワクしながらも、今回は3週間ぶりの実走ということもあり、走り切れるか非常に不安でした。
直前まで輪行袋を持って行くか悩んだのですが、なんかさすがにそれはないなと思い改めて。なんとしても走って帰る覚悟を決めて背水の陣を引きました(大げさ)
さて、無事に完走して帰ってこれたのでしょうか!?(A.帰れました)
LYNSKEY号でスタート!
前日の準備で使う自転車を悩んだ結果、今回はLYNSKEYを駆ることにしました。
組み上げてシェイクダウンライドをしたのも記憶に新しいのですが・・・
そこから色々と手を加えた部分があったのでした。
フロントディレイラーの交換
チェーンキャッチャーの取り付け
クランクキャップの再装着
タイヤとチューブを交換
なんか振り返ってみると、地味にイジっている。ちょっとその辺の具合も見ておきたかったのです。
というわけで、朝7時に池田に集合ということで、今回は6時前に自宅を出発!
いつも通り城北大橋を越えて北へ進みます。
序盤はいつものR176ルートを使いました。
ただいつもより遅めの出発なので、交通量/信号地獄を懸念。服部辺りから猪名川沿いまで出るルートを選択。
途中でチョコレートブランチの前を通りました。また濃厚チョコソフト食べたいので夏には復活しておくれ・・・
そして猪名川沿いの道へ。
早朝の川沿い。微妙な向かい風が泣かせてくれます。
自宅から20kmほど走って池田ローソンに到着。
まだ朝ご飯を食べていなかったので、とりあえずパンを買って食べるのでした。
すぐにお二人とも来られまして、今回のトリオが集結。
- Lovelybeerさん
- ぺもぺもさん
- DARUMA
ビアさんとは昨年末以来なので、なんかお久しぶりです。
そんなことを言いながら、早速出発でございます。
集合時点ではルートも決まっていなかったんですが、さすがにみんな走り慣れた北摂なので全く問題なかったですね。
篠山へ直接向かうと早く着きすぎるので、途中でモーニングのために能勢を経由してから、ランチスポットへ向かうことにしました。
しばらくしてから、ぺもぺもさんが「今日は珍しくカーボンバイクが居ないですね。」ということに気付いてくれました。
Lovelybeerさん → TREKのアルミ(ブルベ用マシン。マドンでしたっけ?これでPBPを走らはる!)
ぺもぺもさん → Conerのクロモリ(オーダークロモリだ!再塗装検討中らしく、勝手に楽しみにしてる。)
DARUMA → LYNSKEYのチタン(最近中古でフレーム16万で買った。骨折ボーナス号。)
ほんまや!しかも素材がバラバラってのも珍しいなぁ。
そんなことを言いながら、ボチボチと猪名川方面を走るのでした。
久しぶりに阿古谷を抜けて能勢へ行くルートをチョイス。
先頭を牽くのはビアさん。序盤からかなりええペースで牽いてくれていますが、「正直めっちゃしんどい」と感じている私。やせ我慢。
阿古谷の登りの手前でドロップして背中を見送ることにしました。
途中、この看板を見たぺもぺもさんが、
迂闊にもこれに爆笑してしまって、酸素が欠乏したりしました。
この日、日中は17℃くらいまで気温が上がる予報でしたが、早朝の阿古谷は1℃。思ったより寒暖差ありそうですね。
その先の稲荷坂(主計坂)のてっぺんにあるお稲荷さん。止まって見上げるだけ。
ここを越えると「ああ、能勢やなぁ」と、いつも感じます。
好きな眺め。
ここからR173へ出て、少し北へ行った場所で今回はモーニング。
【カフェ スマイル (植村米穀店)】
お米屋さんが経営しているカフェ。
この辺りではめずらしく朝8時半からオープンしているのですが、ランチで来たことはあるけど朝来るのは初めてでした。
モーニングメニューはあるんですが、それ以外も注文できるとのこと。
お米はランチに合わせて炊くらしく、朝はお米メニュー以外なら食べられるようでした。
いつもそそられるのはお餅のメニュー。そして通年でお雑煮が食べられるのは激アツですね。
「黒豆きなこ」
やはりこれを頼んでしまいました。
これ黒蜜が付いてくるんですわ。それをこうやってバーっとかけるんが幸せですねん。朝からこんな贅沢してしもて、ほんまバチ当たったらどないしよ。
というわけで、非常に有意義なモーニングを致しました。
ミネストローネが毎回気になってるんですけど、なぜかきなこ餅を頼んでしまうので、次はミネストローネ食べるということをここに明記しておきますわ。
いざ篠山へ
それほど走らないままにコンビニとカフェで二度の朝ごはんをしてしまいました。お腹がパンちくりんでございますよ。
しかしそんな腹具合に関係なく、篠山へ向かうべく、道は峠へと差し掛かるのでした。
はらがたわ峠。
既に背中が遠くなってしまったLovelybeerさん。いってらっさい。
この辺りまで来ると、日陰に残雪が見られるところもあって、大阪とは違うんだなぁと感じます。
はらがたわ峠は通行止めなので、激坂区間からトンネルへ。
ここまで必死で登ってきて、ヤケに暑いと思ったら温度計が10℃に!
少し前まで1℃だったのに・・・そりゃ暑いはずだわ。
トンネルを越えて天王方面へ。
そのまま篠山に下るのも良かったんですが、途中で601号に入り、後川のほうを経由することにしました。
篭坊温泉。
いつも素通りするだけだけど、一度泊まってみたい。
さっきのトンネル前とは違って、日陰の多いこの区間は寒いくらいでしたね・・・
関係ないけどビアさんのオレンジジャージ、めっちゃ目立っていいね。そういえばぼくも夏服で同じような色のやつを持っていることを急に思い出した。
後川へ。
この辺りは自分が自転車にハマるきっかけになった場所でもあるので、いつ来ても・・・好き。
古坂峠を南から越えて、篠山市街地へ向かいました。
メイン通りから一本中に入り、「河原町妻入商家群」へやってきました。
国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されているらしく、600mほどの区間ではありますが、なかなか雰囲気のある通りですね。
ここにある「八上屋城垣醤油店」に寄り道。
前から行きたかったお店だったんですが、いまいちどこにあるか分かっていないまま、偶然辿り着きましたわ。ラッキー。
お醤油はもちろんのこと、お味噌も色々と合ってそそられるやないですか。
お土産に特選みそと、せりのみそ漬けを買いました。
まだ食べてないんですけど、めちゃくちゃ楽しみだー。
なんか店構えから想像していた感じとは違う雰囲気の店主さんでした。ワイルドでした。
そして篠山城跡のほうへ。
横っちょから眺めながら通過。
その後、高校の頃に毎日走っていた通学路を見て一人興奮したりするのを経て、今回のランチスポットへ到着しました。
【タカブルカリー】
昨年大阪の大正から篠山に移転したカレーのお店。
少し早めに到着したのですが、開店前から人が並び始めたので、何やら人気店のようでした。
そして店内は少し無機質なオシャレ空間。サイクルジャージで良かったのかなと少し逡巡しました。
メニューは無水チキンカレー一本。
大盛の上が鉄盛。野菜増は副菜が多めということみたい。
私が頼んだのは「大盛の野菜増」。
めちゃくちゃ美味そうやんけ!
想像していたよりも濃厚でパンチのある感じで美味しかったです。
はい、高ぶりました。
本当にカレーだけしかメニューにないので、ゆっくりしたかったら近くのカフェとセットで行くと幸せかもしれませんね。
曽地奥林道を越える!
大いなる目的は果たされました。
後は帰るだけなのですが、どの道で帰るかはなかなか難しいところです。
往路で「永沢寺経由にしよう」みたいな案もあったので、そこを経由するとなれば49号線を登るのが妥当。しかしそれはあんまりおもしろくない。
お二人とも走ったことがないようなので、この機会を逃してはいけない!と私のゴリ押しで帰りのルートが決定。
そうと決まれば12号線のほうへ戻りましょう~。
母校(篠山鳳鳴)の前を通る道を東へ。
少しアップダウンがあるんですが、ものともしないぺもぺも超特急。無水カレーが逆流しそうだぜ!
行きにも通った12号線。
途中で行き止まりの308号との分岐がありますが、そこで12号を離れます。
微妙に登り基調の道のりを2.5kmくらい走ると、細い道が左手に延びています。そこが林道の入り口になります。
というわけで、曽地奥林道へレッツゴー。
以前はけもの避けの柵があた記憶でしたが、それもないまま林道区間に突入しました。
急にうっそうとした林の中に入り込む感じになりますが、大丈夫。道は舗装路だし大丈夫。
道の真ん中は苔むしていますが、路面はそれほど悪くない印象。
でも落ち葉とか木の枝とかがたくさん落ちているので、ロードで走るのには要注意なところも多いです。
そしてこの道も峠越えであることを忘れてはならない。
なぜかStravaのセグメントもあったので、そのデータを見てみると…
「距離2.47km/獲得標高190m/平均勾配7.7%」
うん、しっかりとした峠だ。
大きな木の枝が道の真ん中に落ちていたり、後輪が滑ってビックリするくらいのことはありましたが、特に大きな問題もなく普通にええ感じに走れる道でした。
正直、前にひとりで走った時よりも、だいぶ印象が良い。
自転車で走るには良い道だと思うんだ。
そしてようやくピークに到達。
コンクリの道路壁に「Women’s 100」の文字。
これって確かラファのイベントだったよなぁ。こんな道走らせるなんて、ラファってすごいな。
そのまま南側へ下りましたが、路面は北側と変わらず木の枝や落ち葉が散乱している感じ。
途中で前を走るビアさんの後輪が大きく横にハネて、「あ、落車した!」と思うほどの挙動だったのですが、なんとか転ばずに立て直して安堵。
石か枝を踏んでしまったようですが、本人より後ろで見ていた僕のほうが焦るような、そんな緊張の瞬間でした。何事もなくて良かった。
南側にも害獣避けのネットはなく、そのまま宿題峠のふもとに合流です。
なかなか刺激的な区間でした。
永沢寺に行くとなると、ここから宿題峠を登りきる必要があります。下って来たばかりなのにも関わらず!
ろくに考えもせずにこのルートを提案したことが悔やまれますが、自分で言い出したことなので大人しく登ります。
前回ロゼさんと走った分岐点。この先がどうなっているか、私は知っているぞ(嬉々
そして道中にあるこちらへ寄り道。
【パン工房のら】
なぜか永沢寺には朝早く来ることが多く(←これも変な話やけど)、開店している時間に通ることは稀なので、今回は絶対に寄りたかったお店だったのです。
がんちゃんも行きたがるハードパンの名店だ。
お昼も過ぎていたので、それほど種類はありませんでしたが、大好きないちじくのパンがあったので、それを買って帰りました。
イートインもできるしカフェ利用もできるお店です。
もちろん私はアイスカフェオレでも飲みながら、しっぽりと休憩するつもりでいましたが、なんかそのまま帰る感じの流れになってしまったので、甘んじて受け入れました。
今度はゆっくりするために来ようっと。
三田から猪名川経由で帰る
後は帰るだけ!とか言いながら、まだ家まで60km以上もあるやないかい・・・
永沢寺から49号線で下ることにしました。途中の展望所、地味にええ景色。
ここのちょっとした登り返し、ジェットコースターの急滑降手前の雰囲気ありますよね。
ブワーっと一気に下ってしまって、その先の下り基調の道はビアさんが先頭に出てくれたおかげで楽ちんでした。ありがたや~。
本日最後の峠は、琴引峠。
北摂里山街道でベンジャミンさんとすれ違いました。自転車に乗ってるところは初めて見たんですが、変わらずダンディでした。
道の駅いながわまで帰って来た。
そして12号を下って、往路と同じ道のりで帰りました。
途中、ビアさんとお別れして猪名川の河川敷へ。
ダイハツんところでトイレ休憩。
ちょっとだけコーヒーブレイクしときました。
そしてぺもぺもさんとお別れ。
ありがたんした!
あとはソロで帰宅なんですが、特になんにもないまま川沿いを帰りました。
久しぶりのライドで、結構疲れたー!
ビアさん誘ってくれてサンクスでしたー。
おわりに
今回走った「曽地奥林道」ですが、実に9年ちょっとぶり(!!!!)の再訪となりました。(時の流れ早すぎるやろ・・・
なぜこれほど走るのを避けていたかというと、前回は「蛇の産卵」と被ってしまったため小さな蛇だらけの道を走ったという身の毛もよだつトラウマがあったというのと、そんな中でパンクして泣きそうになった絶望の記憶が、再訪を遠ざけていたのです。
当時のブログには「ヘビくらいのもん」と強がって書いてますが、普通にイヤな思い出だったんですよね~。
今回は何事もなかったので、道のイメージが刷新されました。
なんか害獣避けのネットもなくなっていて、心理的なハードルも下がったのか、普通にええ道でしたね。
大阪から走ると篠山もなかなか遠いんですよね。頻繁には走りに行けないんですが、未訪/再訪含めて、行きたいお店もたくさんあるので、定期的に攻めないといけませんね!
LYNSKEYの具合は、足元からの異音が出てきて不快。
おそらくネジ部分の逝ってる2INPOWERからの音だと思うんですが、そうなるともう修理はできないところなので、クランクごと交換をせざるを得ないかなーと思ってます。
結局ぜんぶR7000でまとめる形になるかなぁ。うーん、またお金かかる・・・
後はめちゃくちゃ初歩的なミスですけど、たぶんチェーン短いなぁ。長さの測り方をいつもと違うやり方をしてみたのが裏目に出ちゃったかな。
自転車いじり、難しいなぁ・・・。
今回の軌跡
距離:154.74 km
タイム:6:36:15
平均速度:23.4 kph
総上昇量:1,605 m