はじめに
とてもみなぎっている。
やる気にみなぎっているのだ!
ようやく寒い季節を脱し、
自転車ハイシーズンの到来である。
やるっきゃない!
そんなやる気の化身は、
週末に200kmオーバーを走りたくて、
多可町のほうへ走る計画を立案。
同行者にロゼさんを誘い込み、
走行コースもしっかり練り上げた。
後は当日楽しく走るだけだ!!
早めにする英断
いつも通り朝5時前に自宅を出発。
城北大橋を越えて北へ。
天気予報だと朝は12℃ほどだったので、
夏ウェアにウインドブレーカー。
それでも走っていると汗ばむほどで、
暖かい季節になったことを実感。
実感しながらR176へ。
もうひたすら北に走るだけです。
到着でござる!
この後すぐにロゼさんも合流して、
篠山方面へ向けて走り出しました。
大阪で汗ばむとか言っていましたが、
猪名川のほうに進むと、気温は一桁!
普通に寒いんですけど・・・
ロゼさんとは長い付き合いです。
走るときはこちらの走力に合わせて、
絶妙な力加減で牽いてくれます。
しかし、今回は頻繁に千切れます。
ロゼさんが速いんじゃなくて、
ぼくが踏めてないんだ・・・
最初の難所、西峠の登坂開始。
しゃべりながら登るロゼさんに
相槌も打てず離れてしまう・・・
西峠を登り終えた後、
自販機の横に座り込みました。
あっけなく終わるロングライド。
無理して走るのは良くありません。
化身だったはずが、化けの皮ははがれ、
わが生涯一片のやる気もなし。
近場でモーニングという、
最高の逃げ道を選んだのでした。
能勢をぶらぶら
そうと決まれば、
いつもの場所にゴー!である。
西峠を越えて、後川へ。
後川から天王方面を目指します。
この辺りまで来ると、
まだ桜も見ごろですね。
そしてそのまま「るり渓」へ。
結局いつものここに来ました。
まだ8時過ぎ。距離にして60km。
わりとちゃんと走ってるやん・・・
お決まりのモーニングBセット。
言わずもがな。
ここから駄弁りタイムに突入して、
長い長いモーニングとなりました。
お店を出たのは10時半すぎ(!)
やる気皆無だからこそ成せる所業である。
るり渓を能勢方面へ下ります。
そしてそのまま直進、亀岡方面の登り返し。
野間のほうに行こうと決めて、
亀岡から能勢方面に南下します。
亀岡からのR477は登り基調。
登りの度にロゼさんに置いて行かれる。
そして彼は点になった。
ファーラウェーイ。
そんな感じで走っていましたが、
道路脇にも満開の桜が咲いていたりして、
なかなか良い道中でございます。
お気に入りのR477からの風景。
絶妙にしんどいペース。
その日の体調にもフィットさせてくれる。
さすがロゼ監督である、と勝手に感心。
そんな僕らがやってきたのは、
野間の大ケヤキの横にある「薪パン日々」。
モーレツに行列!
少し並んだけど、諦めました。
そういえば近くになんかあったぞ!
というロゼさんに連れられてきたのは、
こちらのお店でした。
【村やん・カフェ】
そういえば前を通りかかったとき、
「なんかできてますねー」って言ってたところだ。
(オープンしてから1年も経つらしい・・・)
早速、入店。
お店は一人でされているようで、
セルフサービス的な感じでした。
メニューはランチセットのみ!
しかしそのメニューがなかなかすごい。
そして出てきたのがこちらです。
めちゃくちゃ品数あるやんけ!
すべて自家栽培のお米と野菜らしい。
どれも美味しそうです!
詳細はメニューに記載されているので、
それで確認しながら味わいました。
お味噌汁とかドレッシングとか、
全部美味しかったなぁ。
意外と量もあったのでお腹いっぱい。
ただ一人で切り盛りされてるので、
混雑してから入店してきた方々は、_
結構提供まで待ってはりました・・・
少し早めに行くのがおすすめかな!
能勢の名峠を越える
お昼ごはんも食べました。
私はもう帰るつもりでいました。
能勢には素晴らしい峠があります。
よく使われるのは逢坂峠とか名月峠とか…
仏坂峠、暮坂峠、浮峠なんかは、
メジャー感はないものの良い道ですね。
そして今回の坂井峠。
よく考えると走ったことないなぁ。
というわけで、
ロゼさんにアテンド頂きました。
今回は東側からの峠越えです。
R106からクイっと脇道に入ると、
そこから緩やかな登りがスタート。
なかなか雰囲気のある登りです。
しかし終盤に差し掛かると、
勾配が牙をむき出すのでした。
うおー!激坂!!
つづら折りの激坂区間を越え、
何もないピークを通過。
峠はあっさりと越えてしまいました。
西側へ下っていくと、
途中で見事な桜が咲いていたので、
思わず足を止めてしまいました。
どうやら隠れた桜スポットなのか
地元の方らしき集まりがある程度で、
ひっそりとしていて良かったです。
峠の半ばにあるというのも、
なんかさらに良い雰囲気でした。
坂井峠、ええやん!
もうピークは過ぎた桜ですが、
花びらが散る中のダウンヒルも、
なかなか粋なもんでしたよ。
ちなみに西側もなかなかの坂でした。
見通しの良い場所もあるし、
なんか今まで走らなかったのが、
もったいないくらい良い道だったわ。
坂井峠越え、完了!
神の峠で洗礼を受ける
能勢の良い峠も越えました。
私はもう家に帰るつもりでした。
ロゼさんからの謎の提案。
才ノ神峠。
前に走ったのはもう4年以上前でした。
今ほど認知されてなかった気がするけど、
そんな僻地の峠になぜ・・・
でも前は猪名川側からだったけど、
今回は能勢側から登るから、まぁ良いか。
R603から川沿いを西に走っていきます。
こんな道はめったに走らないので、
さすがに懐かしさを覚えますね。
能勢の名所、長谷の棚田のある場所。
近づくに連れて勾配も出てきます。
棚田はまだ田植えの季節でもなく、
ちょっとさみしい感じでした。
途中で細い道に入ると、
いきなり道は激坂になります。
「うおおお!」
と言いながら、まだ写真を撮る余裕がある。
途中で道にシマシマが出てきます。
この先はもう己との戦いです。
最終的に激坂のまま道は荒れてきて、
必死に登る以外、成す術がなくなります。
これは、修練だ。
後半は急にマシになるので、
それまでの辛抱ですね。
これはマシになったときの写真。
そして久しぶりに登頂!
才ノ神峠、能勢側もあかんやつでした!
でも本当にやばいのは猪名川側。
そっちに下るのは憂鬱なくらいですが、
仕方ありません。
もちろん写真を撮る余裕もないので、
文字だけに留めておきますが、
前に来たときより道がきれいで良かった。
これが4年超の月日の力か!
まぁ路面がマシだったとしても、
関係ないくらい怖い下りでしたけども。
なんとか下りきった時は、ホッとしました。
久しぶりに登った感想としては、
「こんなところ自転車で走っちゃダメ!」
もうしばらくは近寄ることはないでしょう。
(また行くんかい)
帰る
才ノ神峠を越えて猪名川へ。
そこからクリーンセンターのほうを通り、
阿古谷の方に抜けるという、
またちょっと捻りの効いたルート。
気がつけば獲得標高も1,500m弱。
なんか今日めっちゃ登ってません?
最後の寄り道は「い〜な さくら通り」。
桜のピークには遅かったですが、
遠目で見るとまだまだきれいでしたよ。
途中でロゼさんとはお別れ。
また「多可町リベンジ」よろしくお願いします!
ソロ帰宅ライド開始。
池田まで下ってきました。
実はこのとき強烈な違和感がありました。
猪名川沿いで自転車を降りました。
違和感の正体はわかっているのです。
シートポストめっちゃ下がってる!
先週の山口ライドの最終日、
おそらくサドルバッグの重さもあって、
同じ症状になっていたのです。
対策は講じたつもりでしたが、
今回もまた下がってきてしまった…
どうもOSTROの構造上の弱点のようで、
規定トルクで締めても、ズレちゃいますね。
家に帰るまでもう一回下がったので、
また上げ直して…なんかしながら、
無事に今回のライドは終了!
あー疲れた!!!!
おわりに
朝からの不調が起因となって、
ロングライドをやめて ぶらぶらライドに。
走り終わってみると140km/1,500m。
普通に結構走ってるやん!と思いがちですが、
今回の走行ログに刻まれたもう一つの数字。
経過時間:11:03:57
これを見て、いかに駄弁っていたか、
その真実を目の当たりに致しました。
そういえば夫婦の馴れ初めとか、
ほんまにどうでも良い話してましたわ。
はい、そんな素敵なライドでした!
シートポスト問題。
今はカーボングリッパーをつけて、
規定トルクいっぱいいっぱいに締めて、
様子を見ているところです。
家に転がってたのは、
フィニッシュラインのやつだけでした。
これは商品特性上ざらざらの傷がつくので、
敬遠して使ってなかったんですよね。
今回は最終兵器のつもりで使いましたが、
これでダメだったらどうしたら良いんだろう。
症状が実際に走るまでわからないってのも
なんかめんどくさいなぁ。
今回の軌跡
距離:141.02 km
タイム:5:38:43
平均速度:25.0 km/h
総上昇量:1,559 m