はじめに
世間でいうところのお盆休み初日。
先週に引き続きLovelybeerさん、
そしてぺもぺもさんとあまえびさんと、
「おにゅう峠」へ行くことになりました。
おにゅう峠は福井側が舗装工事中で、
8月いっぱいは通行止め!
という情報をつかんではいましたが、
自治体のホームページを見てみると…
これは「通行可」ということ?
よし、せっかくなので、
「おにゅう峠を越えて、日本海へ行こう!」
未舗装路のおにゅう峠を走れるのは、
いまが最後かもしれないぞ!?
今回のプランが決定しました。
川沿いで京都方面へ!
さて、当日は5時に枚方で集合でした。
朝起きて準備をしていると、
既に出発していたあまえびさんから、
メッセージが到着。
あまえび氏、DNF!
顔を見ることもなく散っていかれました。
そんな寝起きのアレコレを経て、
私も出発でございます。
先週と同じような装備なんですけども、
サドルバッグには着替えと輪行袋、
折りたたみリュックなどが入ってます。
三角リフレクターも装備!
まだ真っ暗な中、豊里大橋へ。
ここから河川敷を京都方面へ北上します。
しばらく走っていると、
前に2台の自転車が見えました。
「こんな時間に走るなんてモノ好きやな」
と思いつつ、距離が詰まって行くと、
ぺもぺもさんとビアさんでございました。
あらら、おはようございます!
徐々に空が明るくなってきました。
涼しい夜だと嬉しいんですが、既に汗だく。
今日は厳しい一日になりそうだ。
そして、枚方の関西医大ウラを通る際、
なにやら見知った人が立っておりました。
マムートン氏、サプライズで参上!
彼が来ることを他の人は知らなかったので、
サプライズの登場になりました。
別に隠していたわけじゃないんですが、
来られるのかどうか定かではなかったので、
伝えてなかっただけなんですけどね…
マムさんは夕方までの門限ありなので、
途中まで御一緒頂けることになりました。
引き続き、京都方面へ走ります。
八幡の御幸橋から桂川へ。
川沿いの分岐を「鴨川」へ。
少しガタガタした道を走って、
出町柳方面へ向かっていきます。
このコースは以前に敦賀へ走った時と同じ。
川沿いで七条あたりまで北上しちゃいます。
そして七条から川端通りへ。
鯖街道を走る!
川端通りを北上していきますが、
ここはなんにもおもしろくない区間。
出町柳を過ぎて、R367敦賀街道へ。
登り基調の道を進んで大原へ。
大原の辺りは朝もやの中。
大原のコンビニで休憩。
家から2.5hくらいで55km。
意外と大原までは近いんですよね。
ここからおにゅう峠へ向かうと、
間に休憩できるところもないため、
しっかりと補給などしておきました。
小浜の標識が出てきましたが、
今回はおにゅう峠を越えるので、
この通りではありませんよ。
途中でR367を逸れて細い道を使ったり。
こっちのほうが雰囲気も良いんですよね。
途中越えをして大津へ。
ここの温度計は30℃でした。
鯖街道のピーク、花折峠を越えまして、
いよいよ福井方面へ近づいていきます。
鯖街道を北側に下っていきます。
今までの登りをリセットするダウンヒル区間。
ここ気持ちいいんですよね~。
朽木に至る途中、西へ続くR781から、
おにゅう峠への道のりが始まります。
いよいよここからが本番だ!
おにゅう峠を越える!?
R781(麻生古屋梅ノ木線)を西へ。
渓谷の風情がある川沿いの道。
しばらくアップダウンの続く道ですが、
先ほどとは違う雰囲気でええ感じです。
温度計は24℃。
山から涼風が吹いてくると、まさに自然のクーラー。
走っていて気持ちよかったなぁ。
久多キャンプ場から、再び京都へ。
横を流れるのは針畑川。
しばらくはこの川をさかのぼる形で
走っていくようです。
ここで久多方面と古屋方面の分岐。
久多方面は以前走った記憶がありますね。
今回は古屋方面へ。
こちらがおにゅう峠へ向かう道です。
古屋方面へ曲がるや否や、この雰囲気。
めちゃくちゃええ感じやがな。
山間の集落を繋ぐ道を、
ひたすら北へと登っていく感じです。
とても良い。
途中で案内の看板が出てきました。
おにゅう峠までは、後18km。
もっと近いと思い込んでいたマムさんから、
悲鳴が聞こえたのもココでした。
※ マムさんは、おにゅう峠でUターンの予定!
再び高島市へと入っていたため、
案内板は朽木地域の観光マップでした。
おにゅう峠も鯖街道の一つなんやなぁ。
そして引き続き針畑川沿いを北上。
おにゅう峠までは後7kmほど。
峠5km手前くらいから、
ようやく本格的な登坂区間へ突入です。
高知で走った山道に似た雰囲気。
標高差400mもないはずなので、
まぁ適当に走っていれば終わるでしょう。
そんなことを思っていましたが、
走ってみるとしんどいものはしんどい。
そんな中、ビアさんが一人で先行。
あの人は元気すぎる。
標高差400mもない…とか言ってましたが、
もう「いつ終わんねん」しか言葉が出ない。
過去の自分は強がりがすぎてました(すぐ反省)
「上にガードレールが見える!!!」
ほんまや…あそこまで登るんやね。
絶望のグルペット3人衆。
道には落石なんかも多いですが、
普通に走れるので問題はなし!
この登坂で力尽きたぺもぺもさんは、
最後にこんな言葉を残してくれました。
とにかく明るい断末魔。
淡々と登っていると、
さっきまで走ってきた道のりが見える。
先ほど上を見上げて絶望していた場所かな。
鯖街道。
この峠も、また鯖街道のひとつだったのだ。
そりゃ鯖も発酵するわ。
徐々に標高があがってきました。
もやがかっているけど、ええ眺めだ。
ピークまでもう少しだ。
しかしなんかすごいところだな。
そしてようやくピークに到着!
「おにゅう峠」だ!!
少し前までは福井側は未舗装路でしたが、
今はそちらも舗装が進んでいて、
今では県境で濃淡色違いって感じですね。
さて、問題はこの標識である。
やはり「8月31日まで、通行止め」の様子。
先にバイクの二人連れが福井側へ降りたので、
少し様子を見てみようということになり、
その間に記念写真を撮ろうとしてミスった。
マムートンさんはここで折り返しです。
来た道のりを引き返されるそうです。
考えただけでもゾっとするな・・・
しばらく休んでいると、
さっきのバイク二人組が戻ってきました。
「やっぱり通ったらダメでした。」
【悲報】おにゅう峠、通り抜け不可
やっぱり工事で通り抜けできないらいし。
哀愁のおにゅう。
ぼくらのおにゅう峠越え企画は終わりました。
・・・つづく
再びの福井へ
通り抜けられないおにゅう峠。
「戻るしかあるまい。」
先ほど登った道を引き返します。
下り基調で気持ちいい!
うひょー!
そして途中の分岐点で、
ぼくらは朽木の北側へ出る道を選択。
来た道を引き返すマムさんとは、
ここでお別れになりました。
マムートンさん、
長い距離をご一緒できてよかったです!
がんばって帰ってください。
残る三人で鯖街道へ向かいます。
ぼくらは日本海をあきらめてはいない!
前を走るlovelybeer氏、
相変わらずハイペースで走っていきます。
早くも日本海をあきらめそうだ・・・
風を切り裂く走り。
エイトマン。
ということで鯖街道に復帰。
大原で休憩して以来、
まったく補給ができていなかったため、
ちょっと空腹モードです。
ぺもぺもさんはハンガー気味の様子。
ビアさんより補給食をもらって生き延びる。
そしてビアさんはめちゃくちゃ元気だ。
この人、なんでや。
腹減りモード炸裂の中、
最後の難所?「水坂峠」をクリア!
そして福井県へ!
「道の駅 若狭熊川宿」で念願の休憩。
説明しよう!
この名代焼きまんじゅうは、
口の中の水分をすべて奪い取る食べ物。
皮はパサパサ、具はたっぷりのあんこ。
もはや水なしでは食せない代物なのである!
当然カロリーは500kcalを越えており、
色んな意味で最強の補給食だったのだ!
この道の駅まではつらかった…。
「おにゅう峠から戻ってR367を北上」
という想定をまったくしていなかったので、
準備ができてなかったんですよね。
しかしここからはもう観光モード。
ぼくらが目指すのは「三方五湖」だ!
三方五湖を堪能!
引き続きビアさんに牽いてもらいながら、
三方五湖を目指します。
しかしこのもうちょっとが終わらない。
もうちょっとのすれ違い。
熊川宿から15kmほど走って、
三方五湖沿いの道へ。
お目当てのお店は、
さらに5kmほど進んだところにあるため、
しばらく湖沿いの道を走りました。
そしてやっと到着しました!
「ドライブインよしだ」
レインボーロード入り口近くのお店。
待ち時間があるかも…とのことでしたが、
少し遅めの到着だったので、
ほとんど待つことなく入店できました。
メニューはたくさんあれど、
何度も来店されてるビアさんが言うんだから、
もうそれに間違いないのである。
というわけで、名物の「イカ丼セット」!
もうネーミングそのままの姿だった。
ゲソ天も付いているのだ!
期待以上に美味しかった!
ほかのメニューも気になるんですが、
みんなこのイカ丼頼んでたなぁ。
さて、ここからはお散歩タイムです。
三方五湖の周りには、
湖岸を散策できる道があって、
そこをゆっくりと回ることにしました。
湖岸の道っていうけれど、
ほんまに湖岸中の湖岸なんですよね。
湖がすぐそこ。
めちゃくちゃ気持ちいい。
たくさんのひぐらしが鳴いていて、
もう秋を感じるほどでした。
しばらくこの道をゆっくりと走って、
景色を味わいました。
でも途中で飽きてきました。
ずっと同じ景色です。
はやく違う湖へ移ろう。
次は日向湖へ。
三方五湖と言っても、
海と繋がっているところもあって、
この日向湖もその一つでした。
漁船がたくさん。
海に近い北側へ行くと、完全に漁港。
結構、釣り民宿みたいなのもあって、
「こんなとこに泊まると料理がすごいやろね」
という話なんかしてました。
そして日向湖を後にして、
次は久々子湖沿いをかすめ走って、
そのまま日本海沿いへ。
ここでようやく、日本海へ!
松原海水浴場へやってきました。
コロナの影響で海水浴場は閉鎖。
なんだか不思議な景色でしたね。
念願の日本海達成~!!
帰るまでのアレコレ
美浜駅から輪行して帰るので、
それに合わせて諸々の締めの作業を。
まず帰る前にお土産を買いに、
美浜駅近くの「五湖の駅」へ行きました。
梅干しなどを購入!
ソフトクリームを食べようとしたら、
ご当地ソフト「HESHIKOソフト」が・・・
さすがに頼む勇気はなくて、
普通の豆乳ソフトクリームにしちゃった。
そしてちょっと内陸のほうへ。
お目当てがこっちにあるのです。
最後になぜかスパートをするぺもぺも氏。
1ミリも追いかける気のない二人。
やってきたのは、
「美浜町保健福祉センターはあとぴあ」。
なんと300円で温泉に入れるのである。
美浜駅からも近いし最高!
ビアさんの情報網すげえ。
お風呂でサッパリした後は美浜駅へ。
今回はここから輪行して帰りました。
敦賀を経由して大阪方面へ。
ただ敦賀駅行は1時間に1本なので、
時間に追われる方は要注意ですね。
今回のライドはこれにて終了!
おにゅう峠は通り抜けできずに残念でしたが、
それすらも楽しいライドでした。
グッジョブでした!!
おわりに
御一緒頂いた皆様、
ありがとうございました!
最後まで一緒だったお二人はもちろんのこと。
おにゅう峠往復のマムートンさんは、
結局、約175kmも走られたようで、
僕らとはまた別の物語があったようです。
なんかお疲れ様でした!
そしてスタートしてすぐにDNFした、
あまえびさんもお疲れ様でした!
ババンババンバンバン。
しっかり寝ろよ!(カトちゃん風
おにゅう峠が不発に終わり、
それでも日本海へ向かいまして、
予想外に180kmも走ってしまいました。
予定通りに走れていれば、
おにゅう峠から小浜方面へ抜けて、
日本海沿いを三方五湖へ・・・
というルートになっていたので、
後半も楽しげだったんですが、残念。
おにゅう峠、また忘れたころに行こう!
そして小浜!行ったことのない小浜に!!
先週も輪行ライドだったので、
装備はほぼ変わらずでした。
着替えと靴。
靴はサンダルでも良いんですが、
水陸両用のスニーカーみたいなのがあって、
あれが意外と軽くて良いですね。
あとタオルはコンパクトなやつがあって、
こういうのが、かさばらなくて便利。
サドルバッグはフェアウェザーのこれです。
取り外しは面倒ですが、
付けてしまえば、安定感あります。
後は背中のポケットには、
ポーチ、カメラの外に、
マスクを入れるケースも携行。
今回も背中パンパンで走ってました。
もうお盆ですよ。
でもお休みのライドはこれで終了です。
次は来週末まで自転車はお預け!
かなしい!悲しすぎる!
今回の軌跡
距離:180.21 km
タイム:7:43:06
平均速度:23.3 kph
高度上昇:1,639 m