はじめに
先週末。
土曜に出勤しなくちゃいけなかったりして、
終日サイクリングが難しい状況だったんですが、
「午前中であれば時間が取れそう!」
ということで、
結局、いつものパターンになりました。
「同じく午前中のみならイケる!」という、
daiconさんを誘って走ってきました。
daiconさんは来週の富士ヒルに出るみたいなので、
そのために山ルートを計画して、
トレーニングモードで走るつもりが…
とんでもないことになりました!
山ライドならぬ、
山ハイキングをしてきました…?
箕面からスタート!
4時起床。
家に朝ご飯がなかったので、
少し早目に出発することにしました。
まだ5時にもなっていないのに、
外は明るく、こんな所でも夏の到来を感じますね。
吹田の辺りから北へ抜けていく、
いつものルートを走って箕面を目指します。
もう少し時間かかるかな?と思ったけど、
ゆっくり走って家から1時間くらいで、
西田橋近くのコンビニに着きました。
家から箕面まで1時間か・・・遠い。
そしてdaiconさんと合流完了。
軽く走るだけなのに、えらく重装備ですね…
(VOLT1600が二つも!!)
では早速行きましょう!
箕面から能勢方面に向けてスタート!
勝尾寺~妙見山へ!
今日は珍しく頑張って走るぞ!
ってことで、まずは勝尾寺からスタート。
追い込んで走るのは、8月以来かな…。
今までパワーメーターばかり見てましたが、
もう少し雑なペースで走ってみようと思って、
いつもより適当に走ってみました。
ガーっと走って登坂完了。
つらい。思わずゴール後に座り込む…
もう帰りたくなってきた…
でも今日はそういう日なのであります。
次は高山ですよー!!
高山までの緩勾配も一生懸命です。
フガフガ言いながら走っていると、
途中で心肺が限界に達しまして、
昇天するかと思いました。
(最大心拍数198bpmを記録!)
高校のマラソン大会、ワースト3位の実力が、
ここに来て華を咲かせたな・・・
daiconさんが弱音を吐いている気がしますが、
聞こえません。
富士ヒルはもっと長いぞー!
さぁ、妙見山へ行くぞー!!
というわけで、
高山を下って、妙見山を目指します。
妙見山。
野間へ行くことはあっても、
妙見まで登るのは、かなり久しぶりです。
調べてみると、昨年の5月以来の登坂。
いなはるさんと走ったあの日以来だ!!
ということで、
ここもがんばってダーっと登坂!
1年ぶりの妙見山はキツかった!
最後にGPSがウロウロしてたみたいで、
STRAVAにも記録が残らず・・・残念。
この区間、なぜか勝尾寺より脚が回りました。
まぁ回ってもたかが知れてますが・・・
ここで桜川サイダーを飲みたかったんですが、
まだ売店が開く時間ではないので、
今回は泣く泣くあきらめました。
また来年に飲みに来ます!
この時点でNPが186W。TSS159。
疲れてるのも納得!
しかしdaiconさんがめちゃくちゃグロッキーだ。
日頃の不摂生に違いない。
なぜか前日ほぼ眠れていないらしく、
かなり調子が悪いようでした。
当初の計画では、
もっと西のほうへ走るはずでしたが、
野間のほうに良い道があるということで、
そっちを走ってみることにしました。
野間の抜け道をゆく!
妙見山の辺りまでくると、
グっと気温も下がってきます。
想定していなかった気温差で、
ダウンヒルは寒さに耐えながら下りました。
ウインドブレーカー忘れた二人は、
「寒いー!」と叫びながら下る始末。
トンネルのところでも13度!
野間トンネルを抜けてしばらく走ると、
カフェの看板が立っています。
調べると9時オープンだったはずなのに、
どうやら空いているみたい!
ラッキー!
ちょっと休みたいところだったので、
カフェへ立ち寄ることにしました。
道を逸れて走って行きます。
ほんとにこんなところにカフェがあるんだろうか…
あ、ここを上に登るんですね。
って、激坂やないかーい!
そして、ようやく到着しました。
やったー!コーヒーブレイクだ~!
って、閉まっとるやないかい!
なんてことでしょう。
人もいないし、明らかに開店してません。
じゃあ、あの看板は一体…
結局誰もいなかったし開く気配もなく、
来た道をただ引き返しました。
もう二度と行かへん(怒
気を取り直して、野間へ下ります。
ここからはdaiconさんオススメのルートへ。
「え、こんなところから道が続いてるの?」
などと走る前から盛り上がるオッサンたち。
道は狭くなり、いつの間にか林道へ。
なにこれ、めっちゃ素敵やん。
このまま道なりに進むと、
“堀越峠”を越えた先に出るとのこと。
こんな素敵な道があったんだなぁ。
少し登り基調の道ですが、
こういう雰囲気の中で走るとなにも苦じゃない。
木々の間からチラっと見える集落。
棚田が美しい。
野間峠・堀越峠を回避したいときにも良いし、
これは結構使える道かもしれない!
途中でハイキングルートの入り口がありました。
走ってきたのは「地黄局前」の分岐から、
東(地図で言うと下)に進む白い道ですね。
ふーん、色々あるんですねー。
じゃあ先に・・・
「この道、行ってみましょう!」
え。
daiconちゃん何言ってんの?
悪夢の山ハイキング敢行!
なぜか喜んで走りだしたdaicon氏。
彼はこういう道が好きな男なのである。
止めとこうよ…やめようよ…
出だしはまだマシな道でしたが、
しばらく進むと、大きい石がゴロゴロと。
こんなもん走れるかいな。
しかしdaicon氏は止まりません。
妙見山でヘバっていた男とは思えない…
何がそこまで彼を駆り立てるのか…
もうしばらく進むと、
「引き返すならここやで!」的な場所があり、
帰ろうぜと提案してみますが、
まだまだdaicon氏は止まりません。
おい、なんでや・・・
さらに進んでいくと、
もうあかん感じになってきました。
前のdaicon氏は見えなくなりました。
彼がなんのためにこの道を行くのか、
正直何のも分からないまま後を追うことに…
道はロードバイクで走れる限界を超え、
もう担いで歩いたほうが安全と判断。
左肘は完治しておらず、まだボルトも入っています。
来週も診察があるんだ。
こんなところでスッテンコロリンしたら最悪だ。
楽しいサイクリングに来たのに、
なんでこんなところウロついてるんや…
ケモノが怖くなってきたので、
スマホで音楽を再生します。
キリンジ。君ら山の中でも爽やかだわ。
eTrexとかを装備していない僕は、
現在地が分からないので(スマホはダメだった)
daicon氏に尋ねてみます。
「後もう少しですよ~。」という答え。
しかし進むごとに、道は険しさを増します。
これは十中八九ヤバイやつや・・・
戻るべきか行くべきか。
ほら見て、階段あるで、階段やで。
詳しく状況を確認してもらうと、
まだ後3分の1ほどもある。
さっきのもうちょっととは、なんだったのか。
おそらく私は今、死んだ目をしている。
何が悲しくてロードバイクを担いで、
こんな山道を歩いているのか。
目どころか顔色も死んでるかもしれない。
行くも地獄!帰るも地獄!!
相談の結果、前進することにしました。
同じ道のりなら進むほうがまだマシだろう。
そう思って進みます。
進めども進めども、愛しの舗装路は見えず。
それどころか、さっきにも増して歩きにくい。
さすがにこうなってくると、笑えます。
もう完全に引き返せない所へ来ています。
ふと後ろを振り返ってみると、
ただ鬱蒼と茂るだけの世界。
今日、ぼくらはサイクリングに来ました。
靴はSPD-SL。
肩に担ぐのはカーボンロード。
目の前には倒木。
いえーい、チェケラッチョ。
これが最後の難所でした。
無事にハイキング区間を越えたのです。
この時の喜びはひとしお。
まぁここからも少し難所が続いたんですが、
もう割愛します。割愛させてください。
疲労困憊で難所クリア。
何の時間だったのか分かりませんが、
本来走るべきだった林道に復帰して、
そのままR732へ合流!
舗装路のありがたみを感じたひと時でした…
アスファルト、お前ら最高だよ。
今回ばかりは本当にケガをしなくて良かった。
今後「”この道あかん!”と思ったら無理をしない!」という、
固い決意をした山ハイキングでしたよ…
多分顔面も2歳くらい老けたよ…
亀岡でおやつタイム!
というわけで、
自転車を担いで山歩きなんぞしたものですから、
腹も減ってくるワケです。
当初は、カフェに行こう!と言っていたんですが、
そんな生ぬるいとこへ行くわけがない。
「やっぱりアッチに行きませんか?」
「良いね!」
ってことで、途中でルートを変えて走ります。
ほどなくして到着!
卵かけごはんの店、「弁天の里」です。
おやつにピッタリの卵かけごはんさ!
2度目の朝ごはんとも言います。
気持ちもお腹も満たされました。
さて、もう時間も迫ってきているので、
そろそろ帰ることにしましょう。
R423を下り、今朝通った高山を登り返します。
富士ヒルの話なんかをしながら、
昨年出たときの状況などを伝えます。
なにか役に立つと良いけど。
そして高山公民館で小休憩を挟んで、
後は箕面の滝を越えて帰るだけです。
そして箕面辺りで解散と相成りました。
「もう少し早く(富士ヒルの)準備してればよかった。」
と何度もつぶやいたdaiconさん。
「準備なんにもしてへんやん!」という、
ギャグかと思ったら、本気の呟きの様子でした。
富士ヒル頑張ってください。
帰りはR176を通って帰りました。
若人の原付に牽かれかけましたが、
(右折するならしっかり前方確認してよっ!)
なんとか無事に帰宅!
なんか色々濃いライドだったなー!
おわりに
今回、序盤の峠の強度が高かったのと、
不意打ちの山道行脚のおかげで、
100kmも走ってないのに、ヘロヘロになりました。
たまにはちゃんと走れ!ってことなのかなと、
日々のゆるゆるライドに反省…
山道行脚はツラいものがありましたが、
あの後の卵かけごはんは最高でしたね。
仕事終わりの一杯的なやつでしたよ。
というわけで、
肝心のdaiconさんにエールが送れたのか、
それはもはや定かではないですが、
とりあえず富士ヒルがんばってください。
みんなが富士山でゲロ吐いてる頃には、
私は家でゴロゴロしているでしょう。
がんばれ!
今回の軌跡
距離:93.74 km
平均速度:20.9 kph
カロリー:2,027 C
時間:4:29:12
高度上昇:1,529 m
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