はじめに
自転車を始めて何度か訪れたことがある
サイクリストの聖地「乗鞍」。
何度でも走りたくなる絶景の連続で、
大好きな場所の一つです。
しかしここ数年は機会に恵まれず、
なかなか訪れることが叶いませんでした。
やっと実現したと思ったら、
晴れ予報だったのに散々雨に遭ったりと、
天にも恵まれてなかった気がする。
この日は自転車が通行できたのが
不思議なくらいでしたよ・・・
さて。
そんな恵まれなかったぼくたちに、
絶好のチャンスがやってまいりました!
5/15(日) 乗鞍スカイライン開通!
この機会を逃してはいけない!
雪が残る乗鞍が見られる最高のタイミング!
そんな開通初日に行ってまいりました!
弾丸kazu号、出発!
今回の乗鞍は日帰り行脚。
そんな弾丸スケジュールとなれば、
お馴染みの「kazu号」の出番であります!
kazuさん、お世話になります!
今回のメンバーはこの6名だ!
- kazu.jumpさん
- Lovelybeerさん
- kaboさん
- キーボーさん
- きゃぷちゅん(a.k.a.フジモト)
- DARUMA
パンがないけどキーボーさんがご一緒に!
きゃぷちゅん氏に関しては、
前日の昼間に誘われて急遽参加する…
という身軽さを発揮いただきました。
フットワークすごい。
そして久しぶりに見る満載CAR。
すごいじゃないカー。
深夜に出発をして、
6時にスカイラインゲート前に到着。
7時のゲート開通に向けて、
既に駐車場は半分以上埋まっていました。
そんな折、突如彼が思いを吐露するのでした。
なぜコンビニで済ませなかった!
笑いながらツッコむ我々と違って、
彼の眼は真剣だった。
ここはただのゲート前だ。
下の「ほおのき平バスターミナル」まで戻らないと、
トイレはないんじゃないか!?
持ち合わせの情報からの結論だった。
そして下との標高差は450mほどもある。
もう車は移動できない状況下なので、
下るとすれば自転車で行くしかない。
しかし行けば登坂がもれなく付いてくる。
なかなかのアンハッピーセット。
彼の顔面は苦悩に満ちていたが、
塾考の末に一つの答えを出した。
激坂<<<便意
彼は決して健康優良ではない腹をくくり、
勇敢にも自転車で激坂を下って行ったのだ。
450mを登り返す決意を胸に。
さようなら・・・
なんか話がめちゃくちゃそれました。
開門前になると自転車乗りが続々と…
そして、いよいよ開門です。
乗鞍スカイライン、シーズンスタート!
昨日の乗鞍スカイラインがオープンしたときのやつ pic.twitter.com/OlEsSgbXeL
— DARUMA (@moonjb1984) May 16, 2022
開通してすぐにきゃぷちゅん氏が帰還。
置いていかれると思ったらしく、
死ぬほどがんばって激坂を登ってきたらしい。
あー、置いていくつもりだったのに(鬼畜
おかへり! pic.twitter.com/dssv5Txpsh
— なおっち☺︎ (@_nao_naonao) May 14, 2022
その後、ゲート横に簡易トイレがあることを
彼は知る事となるのだが、それはまた別のお話。
というわけで、
僕らの乗鞍がスタートしました!!
絶景の乗鞍へ!!!
ゲートをくぐってスタート。
楽しい楽しい乗鞍ですが、
道のりはなかなか険しいのです。
ひたすら登る。
早くも残雪が目に入ってきました。
ゲートのある平湯峠は標高1684m。
スタートから既になかなかの標高なのだ。
序盤に出てくる展望台「望岳台」。
槍・穂高連峰の望める絶景スポット!
あいにく曇天気味なんですが、
登ってきた道も見えるし最高だわ。
この日は自転車だけではなく、
トレランで登る人も多くて驚きましたね。
乗鞍は一気に登ることはしません。
立ち止まっては景色を見て写真を撮る。
これがベストな楽しみ方だと信じてる!
先程の穂高連峰がきれいに見える中、
少しずつですが上に登っていくのです。
この日の気温は、この辺で6℃くらい。
登るにつれて徐々に雪が増えてきて、
気がつけば水が凍っていたり・・・
いよいよ別世界に入ってきた感じ。
遠くに大きな山が見えてきました。
これ白山ですよね。
すごいなぁ!
空が広くなってきました。
ゆっくり登るのもしんどくて、
高度が上がってきたのを体で感じます。
(いや、ただ疲れてるだけかも!)
ビューチホー!
堪能!乗鞍!!!
スカイラインは終盤に差し掛かると、
本気を出してくるのです!
ヘアピンカーブに差し掛かると、
雪壁がドーンと出現!
うおー!すごい!!!
すごいことになってきました。
見通しの良いところから
後ろを振り返るとこの光景ですよ。
素敵すぎるやん・・・
まさに「天空ロードを走る」だよ。
大好きなつづら折り区間。
ここを走るだけで最高だわ。
これが乗鞍や!(再確認)
何度か見ている景色なのに、
初めて見たような感動のある絶景。
季節が違えばこんなにも違うのか…
思わず振り返っちゃうやつ。
こんなもん味わうしかないやろ。
しがむように景色を見る。
いよいよ畳平も近づいてきました。
その時、キーボーさんから驚きのお知らせ。
「あれ、雷鳥ですよね??」
ほんまやー!!!
キーボーさん千里眼やん!
これがスカイラインの最終カーブ。
畳平のバスターミナルに行く前に、
少しエコーライン方面へと向かいます。
途中の道は路面凍結&雪壁。
エコーラインはまだ閉まっているので、
自転車を担いで記念写真のみ。
松本側のほうが雪深いはずですが、
今年はかなり雪少ないですね〜。
大雪渓も例年より60cmマイナスとか、
そんな情報もありましたね。
畳平へ。
ここからは乗鞍・第二部へ。
第二部を満喫!
畳平に自転車を置いて、
ここで少し防寒対策を講じます。
なぜならめちゃくちゃ寒い。
畳平:2℃!
そんな中、向かうのは山である。
と言っても、散策レベルなんですけどね。
畳平からすぐの魔王岳。
本当は剣ヶ峰へ行きたかったんですが、
この写真でも分かる通り、めっちゃ雪。
さすがにまだ軽装で行ける場所ではなく、
今回は諦めざるを得なかったです。
(もうちょっと溶ければ行けそう…)
魔王岳のピークは標高2,764m。
それほど標高も高くないんですね。
そういえば自転車を担いで登ってる
ツワモノな方もいらっしゃいましたね。
そんな魔王岳からの景色。
抜群やんけ!
いやー、美しいなぁ。
剣ヶ峰のほうも良いですね。
松本方面。
畳平から本当にすぐそこですが、
少し登るだけで全く違う景色ですね!
これキーボーさんに頂いた写真。
なんかめっちゃ山登ってる感ある!
(おもくそサイクルキャップやけど。)
その後、バスターミナルに戻り、
体を温めるべく豚汁を頂きました。
これが550円の味…
ちなみにこの畳平で過ごした時間に、
きゃぷちゅん氏はテレビ取材を受けたらしく、
この日のニュースに登場していました。
最高すぎるw
これは夕方のニュース📺 pic.twitter.com/eHz21pRHfC
— なおっち☺︎ (@_nao_naonao) May 15, 2022
色々と楽しかった乗鞍。
帰りも時々立ち止まり、
景色を堪能しながら下っていきました。
寒い中、下っていくと身体も冷えます。
麓の「平湯温泉」へ行くしかありません。
乗鞍ヒルクライムと温泉はセットです。
あ、腹ごしらえも忘れずに。
ということで、
最後の最後まで楽しい乗鞍でした!
久しぶりの乗鞍、濃厚でした!!!
おわりに
久しぶりの乗鞍は最高でした!
雪の残る乗鞍は格別で、
蓄積された「乗鞍欲」は満たされました。
剣ヶ峰に行けなかったのは残念なので、
また違う季節に行けたら良いなぁ。
この日は特に寒かったので、
平湯峠ですでに気温は一桁でした。
畳平で2℃っていうのもなかなか・・・
夏でもたまにめっちゃ寒い日あるので、
行かれる際は事前に気温を調べておいて、
寒い思いされないようにしてくださいまし。
さて。
この美しかった乗鞍の素晴らしい道程。
振り返ると素敵な思い出に包まれますが、
早くも何かに支配されつつあります。
それは、きゃぷちゅんのせいだ!
今回の主役は彼でした。
もしかすると乗鞍より彼でした。
ギリギリで参加してくれるという流れから
想像もつかない活躍ぶりでした。
意外と本筋と関係ないところが、
楽しかったりすることはよくありますが、
なんかそういうの良いですよね。
って何の話やねん。
乗鞍、雪が溶ける前に行くべし!!!
なおっちさん、
数々のツイートの引用させてもらいました。
ありがとうございます。
そして是非こちらもご覧あそばせー