この記事のもくじ
はじめに
先日、大津を走っていたあの日、
ビアさんより魅力的なお誘いを頂きました。
え、名古屋!?
竹下景子のイメージしかないけど、
ウナギが有名なんですか??
その日ご一緒していたYさんは参加予定。
わたしも予定が空いていたので、
参加させてもらうことにしました。
その後、他にも声をかけていたようで、
マムートンさんの参加も決まりました。
そして徐々にウナギライド計画が、
明らかになってくるのでした。
ああ、キャノボの・・・
ああ、深夜出発でね・・・
なんかめちゃくちゃ過酷じゃね!?
計画はこんな感じだ!
次々と明らかになるライドの概要。
簡単にまとめるとこんな感じでした。
「土用の丑の日、鰻食わねえか?」
- メンバーは顔見知り4人&他1人
- 清滝手前のコンビニに25時集合
- 名古屋まではキャノボルート
- 目的地「割烹イチビキ」に10時前着予定
- 風呂入って、帰りは輪行
わたしの知らない方も参加予定らしい。
剛脚に違いあるまい。
名古屋まではキャノボルートで160kmくらい?
お店には10時前には着く予定らしい。
約160kmを9時間切りか…(遠い目)
そこで整理券をもらって、入店は昼過ぎ予定。
(↑すごい有名店らしいです!)
そして帰りはお風呂に入って輪行で帰る。
あとの細かいことは知らない。
もう全部ビアさんにお任せなので、
とりあえず行けばなんとかなるでしょう。
絶対なんとかなる!大丈夫!!
というわけで、
「名古屋うなぎライド」に行ってきました!
深夜に出発!
久しぶりの深夜出発。
寝不足で走るのがイヤすぎるので、
がんばって昼寝とかしてみましたが、
この時間の出発は苦手だ・・・
着替えや輪行袋などの荷物があるので、
久しぶりに大きいサドルバッグを装備。
後ろに縛ってるポテチっぽいやつ。
実はここに輪行袋が入っているんです!
なんでこんなことをしたのか自分でも…
0時半くらいに出発です!
待ち合わせはR163沿いのコンビニ。
R163をひたすら走っていきました。
四条畷のコンビニで全員集合!
…と思いきや、今回お初の予定だった人がDNS。
結局、メンバーはこの4人になりました。
- Lovelybeerさん
- Yさん
- マムートンさん
- わたし(DARUMA)
1時過ぎにコンビニを出発。
ここからは、このR163を使って、
伊賀方面へひたすら走るという感じです。
Yさんの頼もしすぎる牽きでもって、
真っ暗な清滝峠をクリア!
しんどい!
清滝を越えてもひたすらR163。
さすがにこの時間だと道路もガラガラ。
走りやすくて良かったです。
「くそ暑い昼間ではなく、涼しい夜に走る!」
これが夏のナイトライドの強みですね。
そのはずなんですけど、夜と言えども蒸し暑い。
汗が噴き出すサマーナイト。
僕ら今 はしゃぎすぎてる夏の子どもさ!
木津の辺りでR163の通行止め?を回避。
川の南側を走って、ふたたびR163へ。
木津を越えると灯りも少なくなり、
いよいよ本格的なナイトライドへ。
先頭がビアさんに代わり、
徐々に速度が上がってきて、
ほのかに地獄をにおわせるペーシングに…
ひたすら走って、ようやく笠置へ。
「まだ笠置なんや!」と叫んだほど、
体感距離と合っていない感じ。
これは長い道のりになりそうだ・・・
名古屋まではまだまだ遠い!
Cyclist in the dark
引き続きR163を走っていると、
長い区間一緒だった木津川沿いを離れて、
ちょっとした山区間が現れました。
相変わらずビアさんのペースが速い。
走りのインペリテリ。
後ろに着いていると楽なはずがつらい。
キャノンボーラー怖いよー。
悶絶しながらも、ようやく三重県へ。
走ってる途中でeTapの電池残量警告!
530に買い替えてから初めて見ました。
でも大丈夫。
これが出た後でも、半日くらいは普通に使えます。
帰ったら充電しよっと。
伊賀市街地へ入り、最初の休憩へ。
約63km地点、3時15分くらい。
ペースはそれほど悪くない感じですね。
あと、多くは語られませんでしたが、
「あ、60kmに一回程度の休憩ペースなのか」
ということを悟りまして、
慎重に補給をすることにしました。
伊賀の辺りの気温は20℃ほどで、
大阪市内とは比較にならない涼しさ。
ビチョビチョに濡れたジャージが冷えて、
すこし肌寒く感じるほどでした。
そして再び出発しました。
先頭は今回二度目のYさんです。
前を走る余裕がなくなってたのです。
申し訳ないけど、全力で甘えました。
長らく走ってきたR163を離れ、
R25(旧道)を走っていきます。
「名阪酷道」と言われるだけあり、
なかなか国道と思えない道を走り、
この日最後の登坂区間である「加太峠」を攻略。
この辺りが一番ツラかったなぁ。
「前日にZWIFTしたのが間違いだった!」と、
しんどい言い訳をしながら走ってました。
徐々に日の出が近づいてきて、
うっすらと辺りの景色が見えてきました。
ちょうどその時に走っていたのが、
加太川沿いの道でとても良い雰囲気。
写真に写らないのは残念でしたが、
ここは気持ちのいい道でしたね。
そのまま道を進んでいくと、
関のあたりで東海道にぶつかります。
そう、キャノンボールで走る1号線!
しばらくお世話になります!
夏の日のではあっという間で、
あっけなく日が昇ってしまいました。
1号線はこの後、バイパス区間へ。
5時台のバイパスは車も少なく、
予想に反してめちゃくちゃ走りやすい。
というかめちゃくちゃ快走路!
そして道路標識に名古屋の文字が…
着実に近づいてるぞ!
このバイパスで前を牽きましたが、
それもあっさりと10kmほどで終了して、
二回目の休憩へ入りました。
汗でカメラのレンズがボヤける。
家から大体5時間で109km。
なかなかええペースやないかい。
名古屋まではあと50kmほど!
果たして無事に到着できるのか!?
名古屋へ!!
残り50km!
最後の元気を振り絞って走ります。
「名古屋44km」
たまに現れる名古屋の文字、
道路標識の距離がカウントダウン替わり。
しかしカメラのレンズが水滴でヤバイ。
でもどうしようもないので、
しばらくこのままでご容赦くださいまし。
四日市の辺りから川を何本も越えました。
これは何川なんだろう・・・
走行距離は130kmを越えて、
桑名までやってまいりました。
さすがに走ってきたなぁという実感。
一緒に走ってるおじさんたちが、
「セクシャルバイオレットNo.1や!」
と言って盛り上がってましたが、なんのことやら。
ぼくは桑名→アンルイス→竹内まりや「リンダ」
という連想が働いて、頭の中は竹内まりやでした。
そして揖斐川・長良川、木曽川、
「木曽三川」を越えていきます。
すごいところまで来たなぁ。
漁の船っぽいのが出てましたね。
長良川って鵜飼のイメージしかないわ。
そして愛知県へ突入!!
この辺りからマムさんが先頭になり、
ええ感じのペーシング。
ゴールも近くなってきた余裕もあってか、
妙に走ってて気持ちよかったなぁ。
名古屋まで25km!!!
熟女キャバクラ!!!
そしてついに名古屋市へ!
名古屋章ちゃうで(しょーもなすぎる
遠くに見える名古屋駅周辺ビル群。
あそこがゴールなんだ!まだ遠いな!
「名古屋に入ると道路がコンクリやで!」
というのをビアさんから聞いていましたが、
現地で初めてそれを味わいました。
最後は南から北上していく形で、
目的地「割烹イチビキ」に到着!
予定を大幅に巻いて、
8時前には到着できました!
やったぜ!!
「名古屋うなぎライド」
自転車の部はこれにて終了。
約160kmお疲れ様でしたー!!
到着後の問題点
本番はここからである。
ここで課題もいくつかあったので、
それをクリアする必要がありました。
- 手荷物預かり問題
- お風呂に入りたい問題
- 時間余る問題
自転車を預ける場所について
まず基本中の基本の部分で、
とん挫することになりました。
名古屋駅周辺には、
輪行状態の自転車を預かってくれるような、
手荷物預かりサービスが見当たりません。
唯一可能性があるのは、
このあたりのサービスでした。
PORTER EXPRESS:
https://storage.porter-express.com/
ecbo cloak:
https://cloak.ecbo.io/
しかし当日はまだ朝の8時ごろ。
そもそもお店が開いてないではないか!
ガビーン。
お風呂は名古屋駅近郊に候補はありました。
例えば、お風呂に入る際に、
自転車を預かってもらえないだろうか。
それは可能かもしれませんが、
そのまま日中預かってもらうのは、
さすがに厳しいでしょう。
じゃあどうしたらいいんだ!?
ビジネスホテルへ交渉
ここで私は思いついたのです。
「ビジネスホテルで交渉しよう」
ちょうど徒歩数分のところに、
ホテルがいくつかある好立地だったので、
早速、某ホテルに行ってフロントで交渉。
結果、OKでした!
交渉結果をまとめるとこんな感じ。
- 1部屋を2泊分借りる形になる
- もちろん部屋は好きに使ってOK
(4人各々シャワーを使うのも了承もらった) - 自転車はそのままロビーにおいてOK
こちらの使いたい時間が、
ホテルのチェックイン/チェックアウトを
またぐ時間に当たってしまうため、
部屋を前日と当日、2泊分使う料金が必要。
最初は輪行状態で部屋に置きたいと、
お願いをしていましたが、
シングルの部屋には収まらないかも?
ロビーに置いておくのも大丈夫とのことで、
そうさせてもらうことにしました。
ちなみにこの2泊分の代金は1万円。
これを4人で割る形にすると、
意外とコスパも良いんじゃないか!?
ってことで、めちゃ有難かったです。
いやー、聞いてみるもんだなぁ。
今回のはイレギュラーだとは思いますが、
色々対応いただけて良かった!
うなぎを喰らう!
8時前には到着したものの、
上記のなんやかんやで時間を取られ、
お店へ並び始めたのが9時前。
既に行列が!!!!
このお店は10時に整理券(予約券)が配られ、
そこに記載された時間に行くという形。
まず並ばないと話にならないのである。
ぼくらは12時半入店組でした。
オープンは11時半なので、惜しくも2巡目?
整理券をもらうのが10時。
食べるのが12時半からということで、
2時間半ほど暇ができました。
せっかくなので、
名古屋の喫茶店へゴーゴゴー!
「BUCYO COFFEE」
イチビキからも近いブチョーコーヒーへ。
これぞ!みたいなモーニングもありましたが、
2時間後にウナギも控えているので、
抑えめのモーニングを頂きました。
ででん!
あんこにホイップが乗っかっている、
キングオブマウンテン的なやつ。
これをこうして食べるんじゃ!
アンコバーガーじゃー!!!
甘さ控えめでどえりゃーうまい!
このブチョーコーヒー、
店内にサイクルジャージがあったので、
なんか関係あるのかと聞いてみたら、
「店主が選手なんですよ」とのこと。
調べてみたら「筧太一さん」の店やんけ!
ゴローちゃんのお兄さんやんけ!
行ってよかったわ!
さて、いろいろとしているうちに、
ええ時間になったので、再びイチビキへ。
「割烹イチビキ」
すぐそこでうなぎを焼いておられる。
この匂いがたまらないんよなぁ。
すぐに案内してくれて、
形式上メニューを見てみたけど、
言うことは決まっていたのである。
迷うことなく一言。
「特上で」
ふふふ、特上ってすごいらしいぜ。
でかいどんぶりに山盛りのうなぎ。
凄い経験ができるらしい。
あー楽しみだなー。
そんなニコニコの我々に、
悲惨な現実が突き付けられるのである。
【悲報】特上、ソールドアウト!!!
なんと1巡目で完売したらしい。
恐ろしい人気…
これを食べるために160km走ってきたのに、
この体たらくである。
8時前に着いていたにも関わらず、
この体たらくである。
仕方あるまい。
上だ!上を4人分持ってきてくれ!!
そして出てきた「上丼」がこれであります。
これ、良心的な店の特上クラスはあるぞ!!
もう視覚からうまそう感が侵入してくる。
そして一口食べてビビりました。
パリふわ最強の鰻!
めちゃくちゃうまいんである。
今まで食べたウナギで一番のやつ!
海原雄山なら店主呼んで褒めるやつ!
こんなもん160km走ってくる価値、
ビンビンにあるやないかい!!
食べるや否や再訪を誓いました。
リベンジ特上をしに、またいつか自転車で!!
そして名古屋観光をすることもなく、
しかし大満足のうちに新幹線で帰りました。
そういえば先日導入したビッグプーリー。
輪行の時めちゃくちゃ邪魔でした。
デカすぎるやろ。
イラっとしたので、ディレイラーごと外しました。
家から名古屋まで自転車で7時間半。
帰りは新幹線と電車で2時間かかりませんでした。
ありがとうございました!!
おわりに
お誘いいただいたlovelybeerさん、
そして一緒に走ってくれたみなさま、
ありがとうございました!!
「名古屋うなぎライド」
めちゃくちゃ楽しかったですね!
美味しかったですね!!
今回の走行ルートについては、
キャノボルートをほぼナゾる形で、
興味深いものがありました。
どうしても交通量が多い道が続くので、
走りにくいところも沢山あると思いますが、
今回は深夜出発ということで、
うまく回避できていて良かったです。
大阪市内から名古屋まで160kmほど。
敦賀や伊勢、アワイチなんかと同じくらい。
距離的にもええ感じでした。
到着後の荷物の件は、
詳しく書いて良いものか分からないんですが、
非常に親身に相談にのって頂けて、
結果的にめちゃくちゃ助かりました。
身を置く拠点ができたことも大きいし、
細かい荷物を置いておけたりとか、
めちゃくちゃ便利でした。
こういった柔軟な対応をしてもらえると、
とてもありがたいですね。
良い経験させてもらいました!
今回の軌跡
距離:158.98 km
タイム:5:32:06
平均速度:28.7 kph
高度上昇:1,117 m
いつも、楽しく読まさせてもらってます。
名古屋在住のアラフィフのおじさんです。鰻のためにわざわざ名古屋ライドとはさすがですね。しかし、せっかくなので名古屋名物、ひつまぶしを食べて貰いたかったなぁ~。
のんきちさん、こんにちは!
まさかウナギを食べに名古屋まで行くことになるなんて、わたしも驚きでしたw
そうんですよね、名物と言えばひつまぶしですもんね!
また「名古屋ひつまぶしライド」も考えておきますw
ウナギのてんこ盛り!素晴らしい!!
夏の名物に山陰海岸方面に逝くと、巨大な岩牡蠣(ブランドが「純輝」)が待って居ます?
牡蠣の身が大人の拳大ほど?も有ります。
形と大きさが良く似ているのが三重県津市の津ギョウザ。(焼きでも蒸しでも無い揚げギョウザ)
どちらも現物を見たら笑う🤣しか有りません?