はじめに
「松阪には味噌だれの焼き鳥がある」
そんな話を聞いたのが数年前。
なかなか行く機会を作れずにいました。
前に計画をしたこともありましたが、
そのときはポシャってしまい、
もはや忘れさられた計画だったのです。
しかし、人は不思議なものです。
そんな忘却の彼方へ行った計画が、
ふいにパっと戻ってきたりするのです。
これが世に言う「パっとサイデリア」です。
どうも、小林亜星です。
特に書くことがない時の前置きって、
どうすればいいんですか。
奈良を通って
待ち合わせは朝の7時♪
ピチカートファイブ風でおはよう。
寒波襲来のニュースを聞き、
少し集合時間を遅らせました。
つまらぬ163号線をひた走り、
奈良方面へと向かいました。
寒波の来ていた週末。
寒い寒いと言われていましたが、
大阪はそんなでもなかった。
163号は走りにくいので、
途中で脇道を使うルートで。
無事に待ち合わせ場所に到着。
今回のメンバーは、
Lovelybeerさん、そしてぺもぺもさん。
いつものメンツでございます!
ぺもぺもさんなんか、
先週一緒に和歌山まで走ったばかりで、
まったく毎週毎週ありがたき幸せ至極。
そしてビワイチ以来のラブビアさん。
サドルを変えたばかりらしい。
そんなに走ったら何しても痛いのでは!?
と思いましたが、声にできませんでした。
そんな朝に越える清滝峠。
いつ走ってもクソ峠だな。
はじめてイモ山のほうを通って、
県道7号、枚方大和郡山線へ。
富雄を越えた辺りで大和郡山へ。
途中でJR郡山駅の側を通りました。
その少し東側を通る県道51号へ。
南北に真っすぐ走っている道で、
これを走れば便利だと思ったのです。
天理ダムのほうですね。
こう見るとすごい山ですね~。
肝要の51号線ですが、
走っていてもひとつも楽しくないし、
割と交通量も多くて、路面は良くない。
なんだか非常に残念な道でした。
心を無にして走りました。
途中で大和川沿いの道に脱却。
この辺りの大和川は素敵だ。
いつの間にか桜井まで南下していて、
辺りの風景ものどかで良いですね。
大神神社の鳥居を横目に。
この辺りで三輪素麺を食べたかったけど、
朝早くから開いてるお店なかったよ…
家から50kmほど走ってきて、
お腹も減っていたので、休憩にします。
桜井駅近くにある喫茶店「絵都蘭世」へ。
【絵都蘭世】
ローカルの喫茶店という風情ですね。
モーニングは種類も豊富。
ホットドッグセットを頼みましたが、
期待を超えた内容でした。
200円でトーストも追加できるようで、
迷いなく追加しましたよ。
合わせて720円。
おかげさまでお腹いっぱいになりました。
アッペンダウンな「伊勢本街道」へ!
再出発してR165、初瀬街道へ。
長谷寺を通過!
なんか記憶よりも交通量が多くて、
「あれ?こんな道だったっけ?」と、
思いながら走っていました。
一本南のR166は坂があるからイヤ!
そう思ってこちらのR165を選びましたが、
こっちも坂でした。記憶力がミジンコ。
榛原からR369に入りました。
本日のメインロード「伊勢本街道」。
ゆっくりと登りながら、
徐々に山に誘われる感じの道ですね。
早くも目的地「松阪」の文字が!
俄然テンションがあがります。
松阪まで76km。
伊勢本街道に入ってから、
ひたすら登り続ける道のりです。
曽爾の手前「弁財天トンネル」で、
序盤の標高のピークを迎えました。
道路脇で水が凍ってましたね。
以前とんでもない寒波の時に、
ここを通ったことがあるんです。
その時と比べると安心できる感じ。
トンネルを越えて下って行きます。
気温は「1℃」。
真冬の装備で来てしまっていたので、
この気温だと登りで汗が止まりません。
ジャージのファスナー全開でダウンヒル。
曽爾までやってまいりました。
さすがに曽爾高原には寄りませんが、
また季節が変われば久々に行きたいなぁ。
順調に東へ。
御杖、青蓮寺川。
序盤の難所は越えましたが、
予想外にアップダウンが多い道のり。
またもや頼りにならない記憶力。
「こんなに登ってたっけ?」
とか言いながら走るのでした。
おそらく気温は2℃ほど。
風が強いためか体感は低そうですが、
巡行をしているとちょうど良い。
なかなか気持ちの良い道のりでした。
ドヒャー!
こんな感じのアッペンダウンがいくつも。
広域農道のようだ。
「道の駅 伊勢本街道 御杖」で小休憩。
肉まんを食しました。
その後も引き続き伊勢本街道ですが、
しばらくは下り基調でした。
伊勢奥津の辺りまでやってきました。
その先のトンネルのところで、
「飼坂峠」の看板がありました。
ここで旧道?の伊勢本街道が見えて、
なんか通る度に感慨深いですね。
松阪へ!
このまま道なりでも良いんですが、
何度も走った道だったので、
ここいらで少しルートを変えました。
美杉まで走ってきたところで、
北に伸びる県道30号へ入ります。
初めて走る道だ!
おおお、なんかええ感じや!
川沿いに走っていきますが、
早くも山深い雰囲気になってきました。
この辺りは下り基調で気持ちよかった!
下之川という集落に出てきました。
松坂方面の県道29号へ。
ここから登りセクションの開始!
泣きそう!
そんな気持ちとは裏腹に、
大型車が通行できない看板を見て、
少しワクワクしてしまうのでした。
登るしかないやろ!
徐々に道幅は狭まり、
林道な感じになってまいりました!
大好物!
疲れた五臓六腑に染みる登坂区間。
ピークに「清水峠」の看板。
他になにもなかったんですが、
このピークは松阪市との境でした。
ダウンヒルを経て、
そのまま道なりに進んで行きました。
すぐに緩い登り返しです。
しばらく素敵な場所が続きます。
この辺り、ギターショップがあったり、
色々と体験できる施設があったりと、
なんか面白そうな場所だ・・・
しばらく続いていた登坂区間も終わり。
一応ピークに到達したんですが、
興味深い看板があっただけでした。
後は松阪市街地までダウンヒルだー!
フィナーレ!
長く緩い下り区間。
追い風のおかげで脚を回さずとも、
40km/hくらい出てしまう快走具合。
途中で美味しそうなパン屋も通るも、
焼き鳥のことしか頭にないので
スルーしてしまった。
興味深いパン屋さんだ・・・
そんな下り区間でした。
その後、国道166号に合流。
向かい風にめげずに走ります。
もう考えているのは焼き鳥のことだけ。
その思いがケイデンスへと変わるのだ。
そのまま順調に市街地を走り、
途中で松阪駅、町から離れていきます。
通りがかりの川から見た景色。
あの山の向こうから来たのかと思うと、
胸が熱くならざるを得ない!
そして、ついにやってきたのでした!
目的地へ!!!
【トリユウ】
JR徳和駅の徒歩圏内にある
松坂スタイルの焼鳥店、「トリユウ」。
到着は14時40分。
絶妙な時間に着いた!!
入店。
大衆食堂的な雰囲気が良い。
そしてメニューはこんな感じ。
なんか良い。
普段お酒を飲まないんですが、
このときばかりは乾杯です。
こんなに走ってから飲むビールは、
なかなか染み入るものがありました。
そして味噌ダレの焼鳥開始!
うまそうだ!!!
たまらん。
想像以上に美味しかったのがレバー。
そして「親鳥」がめちゃうまい。
ふと頭に思い浮かんだあの日のこと・・・
この味噌焼きは初めて食べましたが、
想像よりあっさりしていて、うまい!
うまい!うまい!うまい!(煉獄化)
気になるメニューの「とり汁」。
野菜の下に隠れていたつみれが、
死ぬほど美味かったぞ・・・
便利の良い松阪駅にも焼鳥店はありますが、
このお店は通し営業なので助かりますね。
中途半端な時間帯だったにも関わらず、
何組もお客さんが来ていたので、
やっぱり人気店なんだろうなぁ。
いやー、美味しかったー!!
お店を出た後は、
自転車を押して徳和駅まで。
徒歩5分。駅で即輪行開始。
このJR徳和駅から松阪駅までは一駅。
松阪駅からは近鉄特急で帰阪しました。
車内でふと気が付いたんですが、
自分の体から良き匂いがします。
どうやら良い感じに燻されたようです。
芳ばしい香りに包まれたなら、
きっと目に映るすべてのことはメッセージ!
お疲れさまでしたー!
おわりに
ご一緒頂いたお二人、
今回もありがとうございました!
また最高のグルメライドをしてしまった!
なんか嬉しい気持ちになりましたね。
道中に味わった自転車でのしんどい記憶は、
全て「YAKITORI is UMAI」に変換されました。
もう頭がおかしいのかもしれません。
今回は道のりが伊勢ルートと被りまくりで、
初めて走った道は少なかったんですが、
松阪ならもう少し北からアクセスしても、
おもしろかったかもしれませんね。
次回はそうしてみよかな!?
楽しみは無限大さ!
全然関係ないんですけど、
途中に「回転焼肉」のお店がありました。
有名なお店だそうで。
https://tabelog.com/mie/A2401/A240102/24000677/
なんか太古の昔、
daiconさんから「ここまで走ろうぜ!」と、
焼肉ライドに誘われたのことを、
思い出してしまいました。
カムバック、daicon!
今回の軌跡
距離:142.43 km
タイム:5:53:44
平均速度:24.2 km/h
総上昇量:1,857 m