はじめに
かねてより企画だけ温められていた「松江出雲ライド」。
行く機会を逃し続けていましたが、今回は「桜の季節に合わせていってみよう!」ということで、念願の開催となったのでした。
今回もkazuさんによる車載遠征にお世話になりまくるこの企画。
6人の精鋭たちが集まりました。
以下、順不同でご紹介。
- kazuさん
- ぺもぺもさん
- キーボーさん
- kaboさん
- きゃぷちゅんさん
- DARUMA
いつもの超車載でレッツゴー!
宍道湖からスタート!
車でワープして宍道湖沿いの公園でデポ。
日の出を見てからのスタートとなりました。
揚々とスタートしたのは良いものの、この日は風が強く、いきなり向かい風の洗礼。
えげつないぜ!
早くも阿鼻叫喚が絶えないのでした。
夕日の名所と知られる宍道湖。
10年前くらいに家族旅行で夕日を見た場所。感慨深し。
そして松江の市街地へ。
松江城のあたりは後ほど立ち寄る予定にしているので、とりあえず日本海方面を目指して走ります。
東の方へ向かっていると、途中で中海が見えてきました。
境港のあたりは意外と近いんですよね〜。
海が近づいてきたところですが、このあたりから北の山を抜けるルートを取ります。
スタートしてから、しばらくつまらない道ばかりだったんですが、ようやく楽しい感じの道になってきましたね。
ここに来るまでの宍道湖〜市街地の桜は満開でしたが、なぜかこの辺りに来るともうかなり散ってきていますね。
そういえば、この日、自転車用シューズを忘れたキーボーさん。
普通のスニーカーで走る姿も凛々しかったです。
越えていくのは枕木山(まくらぎさん)。
登坂区間はそれなりに長いけど、その分、勾配はきつくないので走りやすいですね。
お、だいぶ登ってきた感じ。
さっき見えていた海がだいぶ下のほうに。
なんとなく記念写真。
そういえば仲間内でもディスクブレーキ車が増えてきましたね。
さらに登って行くのです。
標高が上がり、さらに遠くまで見渡せるようになってきました。
「ベタ踏み坂」こと江島大橋が見えますね。
めちゃくちゃ霞んでますが、境港までははっきりと分かりました。
多少は標高は上がったんですが、桜はもう終わりごろの様相でございました。
ピークの手前に出てきたのは「華蔵寺(けぞうじ)」。
ここで寄り道でございます。
行く手には長い階段が・・・
ここからは自転車を置いて、歩いて行くしかありません。ここに来てニューバランスが正解だったのではと思える道のりがスタートしました。
階段を登って進んで行くと立派な仁王門。
奥に展望台があるはずなので、がんばって進んで行きましょう。
道の横に大きな摩崖仏がありました。
ちょっと怖さを感じるほどの不動明王さん。
さらに進んで行くと、そこには絶景の展望台が!!!
うわー!
霞みすぎ!
でも弓ヶ浜のほうまではっきりと見える!
コンディションが良ければ大山はもちろんのこと、隠岐の島も見えるという展望所。
少し歩いて登らないといけませんが、なかなかの眺望でございました。
チェリーロードへ!
展望台を後にして、山越えの続きです。
ダウンヒル。
下りのクネクネした道は枯れ枝が多く、なかなか神経のすり減る区間でした。
しばらく山間の道を行きました。
そしてあっという間に日本海へ。
山口を走りに行ったときにも感じましたが、本当に山陰の日本海ってきれいですね。素敵。
そしてこの先に桜並木が続く「チェリーロード」があるんですが、何やら交通整理の人が立っているではありませんか・・・
なんと桜の期間中、一方通行だった!
ただ「自転車は通っていいよー」ということだったので、通らせてもらうことにしました。
チェリーロードへ!
ただ思っていた以上にピークを過ぎていたようで、桜の花びらが舞う中を走る感じでした。
例年ならちょうど見ごろのタイミングなのに・・・
でもまだまだきれいな場所も残っていたので、お花見ライドを満喫できました。
海が近いっていうのが良いですね。
道沿いに桜が咲いているのが分かりますね。
いやぁ、満開の時に来たかった!
ただこれ一方通行を逆走している状態なので、良いよと言われて走ってきたものの「普通に危ないやん」ということに気が付きました。
とりあえずカーブでは気を付けて、早めにこの道を抜けてしまうことにしました。
さようなら、チェリーロード!
チェリーロードを抜けて、このまま日本海を楽しむのも一興でしたが、欲張りプランを実行するために、このまま松江方面へと戻ります。
この道中のほうが桜きれいやったんちゃうか?と思えるほど、各所で満開の桜を愛でながら、松江への登坂区間がスタート。
そこからバーっと走って、再び松江市街地へ。
見事なタイムスケジュールでランチのお店へとたどり着きました。
【季節の風 蔵】
名物「しじみ丼」が味わえるお店と言うことで、やってまいりました。
宍道湖のしじみを使用して、しじみエキスをベースにした特製だしで味付けされており、しかもお米は奥出雲産のコシヒカリらしく、地産地消のグルメにはもってこいの逸品だ!
しじみ汁も付いておりました。
美味しかったんですけど、しじみの存在感がそれほどなくて、もっと「うわ、しじみ!!!」ってなるものを期待していたので、そこはちょっと残念だったかなー。
サイクルトレインに乗って!?
お昼ご飯のあとは、松江城の周辺を少し散策。
ちなみにこの後の予定はこんな感じでした。
サイクルトレインを利用して、松江から出雲大社まで移動する
一畑電車では、車両内に自転車をそのまま持ち込むことができる「サイクルトレイン」を終日実施しているのです。それに乗って出雲大社まで行くのだ!
ただお昼の時間は「電車は1時間に1本」なので、迂闊に近い時間の電車を逃すことはできません。
そんな中、次の電車まで微妙に時間が空いていたので、ここでコーヒーブレイクにすることにしました。
自転車乗りの耳に残る響きを持つお店「カフェ ラピエール」へ。
夜はジャズ喫茶になる(ウェザーリポートという名前になるらしい!)という店内は、落ち着いた雰囲気。
ゆっくりとした時の流れを過ごしました・・・
・・・ということになる予定でした。
実際はお店に入った時点で残された時間は35分ほどで、時間に追われまくりのカフェタイム。
まだぼくらの前のお客さんの支度をしている中で、大人数で入ったもんだから、コーヒーもなかなか出て来ない。めちゃくちゃ丁寧に入れてくれてはる。
電車の出発時間は迫っているぞ・・・!
- このままお店でゆっくりして1時間後の電車に乗る
- 自走で出雲大社(約37km)まで走る
- めっちゃ急いで間に合わす
- もう出雲大社はあきらめる
最初は冗談半分で②自走を提案したんですが、正直、誰も走りたくないのです。
ここまで来て出雲大社を切り捨てるのも、もったいない・・・
さすれば、もう急ぐしかあるまいて!
意を決した我々はコーヒーを早めに飲んでお店を出るという、ドタバタな感じになってしまったのです。淹れたての美味しいホットコーヒーを、ポカリを飲むが如くガブ飲みするぺもぺもさんの勇姿は忘れることはないでしょう。
アンフォゲタボー。
めっちゃ良いお店だったので、いつか時間に余裕のある時にゆっくりしたい・・・
出発5分前くらいに駅に着いた私たち。
駅員さんも少し慌てながら対応をしてくれまして、その節は申し訳ございませんでした。
準備完了。
ちなみに松江から出雲大社までは820円。自転車は別途320円を支払うことで持ち込める感じでした。
アトラクションかと思うくらい揺れました。
1時間ちょっとで出雲大社駅に到着!
出雲大社やってきたぜー!
お参りしたり、せんかったり。
福をもたらすという縁起物的たい焼きこと「おふく焼き」を食したりしました。
最後の目的地を堪能したので、後はデポ地点に戻るだけです。
序盤に「死ぬほど向かい風」と書いていましたが、それは変わらず。何が言いたいかというと、帰りはずっと向かい風ということ。
途中でいきなり現れた満開の菜の花。唯一心が洗われた瞬間。
出雲から宍道湖の道。
県道などを走りましたが、どの道もとても走りにくい。宍道湖沿いの9号線なんて、自転車にはクソみたいな道。狭い、交通量多い、路肩が砂場。砂場作るなら公園にしろよ。
出雲に着くまでの4倍くらい疲れた区間になってしまった・・・
無事にゴールした後、玉造温泉で疲れを癒しました。
そして松江で晩御飯お食べるべく、名店で知られる「とんかつ一番」へ。
これで超回復と相成りました。
ご飯が出てきたのが20時半。
家に帰ったのはもう日付が変わってしまいましたが、なかなか充実した一日でした。
kazuさん&他の皆様、ありがとうございました!
おわりに
久しぶりの車載弾丸遠征ライド。
桜はピークを逃してしまって残念でしたが、知らない土地を走れたことはとても楽しかったです。
特に序盤の山越えからのチェリーロードの区間は、自転車の楽しいが良い密度で詰まってた気がします。
しかしチェリーロードの一方通行は誤算でした。
桜の季節に行かれる方はご注意を・・・
私の母の実家は、松江の隣の「安来」なんです。
そういうこともあって、松江は遠いけど少し身近に感じる存在でした。
そんな土地を自転車で走るって言うのは、なんだかちょっと感慨深いものがありましたね。
数年前、自走で300km走る終着点も松江でした。
その時に見た景色を違うところから見るような感じも、なんか強烈に懐かしくて良かったです。
ちょっと終盤のルート選択を間違えた感がありましたので、今度は「走って楽しい」を味わうべく、思い出のある安来辺りを走り回りたいなぁ。
その時は旅情を味わいながら自走で行きたい・・・
今回の軌跡
距離:91.32 km
タイム:4:36:25
平均速度:19.8 kph
総上昇量:986 m
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