この記事のもくじ
はじめに
Garminから出ているリアビューレーダー。
仲間内でも使用している人がいて、その便利さは実感しているものでした。
そんな便利な製品が、Garminではなく、Mageneから発売されている!?
ということで、早速買ってみることにしました。
ちなみにリアビューレーダーとは、簡単に言うとレーダーで後方の車を感知するシステム。
サイコンなどのデバイスと連携することで、ライド中に「後ろから車来てるよ!」という情報をお知らせしてくれるのです。
Magene – L508 Radar Tail Light
購入したのは「Magene L508」。
購入当時はまだ日本未上陸だったため、訳も分からずAliexpressで買ってやった。(今は日本でも流通しているよ!)
箱がベッコンベッコンでした。
ようこそジャパンへ。
中もベコベコさ!
中身は無傷だから気にしません。
本体と付属品はこんな感じ。付属品はマウントとストラップ、ケーブル。
Garminのものと比べて、サイズ感はほぼ変わりませんが、見た目がなんかかっこいいですね。
ツルツルなのも好き。
Garmin製品との比較
Mageneは後発だけあり、機能性は同等レベルに付けている印象。
この比較表に違和感を覚えましたが、真ん中のGarminは「Varia RTL510」で、何故か比較対象が1世代古いですね。
今はRTL515にマイナーチェンジして、ランタイムは最大16h、モードは3つなど、ちょっと違う部分もあります。まぁほとんど変わらへんけど。
【BAD】ランタイムが劣る!
先ほど書きましたが、Garminのランタイムは16hで、Mageneと同等ということになります。
しかーし!
実際にスペックを調べてみると、Garminはデイモードで16h。
それに対して、Mageneはパルスモードで12hです。
Mageneの「16h」ってどこから出たの?
誤植かと思いましたが、表と同じく、パッケージにも「16h」の記載がありました。
一体どこから出てきたランタイム!?
色々と確認をしていたところ、「シングルレーダーモード」というのを発見。
ライトをオフ、レーダーのみ作動するモード。
おそらく16hというランタイムは、この状態での駆動時間ではないだろうか。
何故か説明書などにも明記されていないので、推測ではありますけど…
まぁ仮にそうだったとしても、ランタイムは明らかにGarminが優位ですね。
【GOOD】後発ならではの良い所!
でも良い所もあるのよ。
特にこの3つでございますよ。
- ブレーキセンサー
- USB TypeC
- オートスリープ
【スマートブレーキセンシング】
ブレーキに応じてライトが変化する、Cateyeのキネティックモード的な仕様。まぁないよりあるほうが嬉しい。
個人的には要らない。(なんやそれ)
【USB端子がCタイプ】
これは嬉しいポイントです。充電時間も短く済むし言うことなし!はやく全部これに統一してほしい。
【オートスリープ機能】
これは自転車を動かさないと、レーダーがオフになってくれます。
動き出すとまたレーダーもオンになる!
止まっている間の電池消費を抑え、ランタイムの短さを補える側面もあります。
特に休憩が多い我々エセライダーにとっては、重宝する機能かもしれません。
後はライトのパターンが多かったりと、後発ならではのところを突いていますね。
最後に忘れてはならないのが、「値段」ですね。
発売後に価格の見直しがあって、国内売価で17,490円。
Garminと比べるとかなり安いですね。
使う前の準備など
実際に使う上での話。
付属している説明書には、ちゃんと日本語の表記もありました。
ありがたきしあわせ。
早速、使い方を熟知すべく、その中身を紐解いて・・・
なんじゃこの日本語!
トテモ難解なジャパニーズやーん!
こういうユーモアは大切やね。
これは国内発売前に個人輸入したから味わえたもの・・・
GarminEdgeとの連携
サイコンとのペアリングをしよう。
もちろん主要なサイコンや、スマホにも対応しております。
GarminEdge530とのペアリングも、すぐにできました!
センサーを選択すると・・・
「これに頼りすぎず安全運転しなはれ」
という戒めのメッセージが出てきました。
滞りなくペアリングは完了!
Edgeでの表示は「Varia」でした。
Garmin Variaとして認識してるの!?
自転車へのマウント
付属品については前述した通り、マウントはシートポスト用の一種類のみ。
シートポストマウントとしては、なかなか優れた作りになっています。
このゴムの部分が汎用性高くてGOOD。
早速シートポストに着けましたが、なんかどこに着けてもヘンなんです。
すこぶるダサい。
でもマウントはこれ一つしかないし…
仕方なくマウントを別途購入しました。
サドルレールマウント。
当然サードパーティ製です。
届きました。
写真には写っておりませんが、
アーレンキーも付属してました。
マウント側にレールをハメる溝があるので、サドルレールのどこに着けるかは、もうマウントの溝に委ねるしかありません。
多分、後ろのほうに着ける前提です。
これでだいぶスッキリとした印象に。
サドルバッグが付けられなくなるけど、それはめったに使うことはないので、また使う時に考えればいいか・・・
実際に使ってみた
なんかやたら長く書いておりますが、
ようやく実戦投入でございますよ。
ライドでの感触
Garmin製リアビューレーダーは、以前daiconさんに試させてもらって、その挙動は良く知っています。
それと、まったく同じでした。
サイコンでのビープ音と色帯表示、そして感知するとライトが点滅するなどの、基本動作は全く同じでした。
きっちりと検知されているし、サイコン側の通知も問題なし!
ただブレーキしたときに、たまに「ピロッ」っていうんですが、これは速度差で何かを感知してるのな?
ちょっと今後留意しておこう。
リアライトとしても優秀で、明るいモードに設定しておけば、デイライトとして充分に機能します。
オートスリープもしっかり機能していて、休憩の時は勝手に消えているし、また動かすと復帰してくれます。
これは便利。
思っていた通りというか、「ああ、Variaと同じだ」という感じでした。
とりあえず変な挙動はなくて安心。
特に下り坂やトンネル内など、後方からの車の接近を把握しにくい場所では、このレーダーは重宝できますね。
今後使っていくうちに、ランタイムとか耐久面(防水面)とか、気づくこともあるかもしれません。
なんかあれば追記したいと思います。
(下記、追記あり)
おわりに
Mageneリアビューレーダー、なかなか使えるやつだと感じております。
どうしてもGARMINとの比較になりますが、機能面での大きな差はランタイムくらい。
- Garminという安心感
- ランタイム
- 価格差
- 入手性(国内販売はGrowtacから?)
この辺りの違いを見て、Mageneを考えてみても良いかも。
まだ国内流通していないのもありますが、どうやらBrytonからも同等品が出るらしい。それを待ってからの比較でも良いかな…
(以下、追記/2023.5.15.)
GROWTACが代理店となって国内発売されています。
国内販売価格で税込み17,490円。
かなり良い価格設定になってますね!
L508 レーダーテールライト
追記:さらに使ってみて。/2023.5.15.
その後も乗るときには必ず使用しています。
しばらく使ってみて感じたのは、やはり「ランタイムの短さ」ですね。
いつもフリートモードで使っていますが、10時間くらいでバッテリーが無くなります。
こう書くとスペック通りに思えますが、実際は休憩時間、オートスリープを含めても、これくらいで切れてしまうようです。
ファームウェアのアップデートに伴って、ブレーキセンシングのON/OFFも可能になりました。
設定次第ではランタイムも伸ばして使えるようになってきているようです。
Magene L508 レーダーテールライトをカスタマイズしてみよう!
この辺りの対応の早さもすごいなぁ。
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