はじめに
この3連休は1日だけ自由をもらえたんですが、
どうも走ること自体に気乗りしない感じだ…
そんな中でも約束を取り付けて、
ロゼさんと走りに行くことだけ決まりました。
近場をゆるりと走って、
美味しいものを食べて帰ろう・・・
そんな風に考えて地図を見ていたら、
なんかやたらに楽しくなってきてしまって、
「京都へ大原へ花背に行きたい・・・」
と、頭の中をぐるぐるぐるぐる。
でも長い距離は走りたくないんだ~!
そんな微妙なジレンマを、
ロゼさんに相談してみたところ…
このやり取りの末に、
単純な私はこう思ってしまったのでした。
あ、ぼく、200kmなら走れるかも!
我ながらおめでたい思考回路すぎる・・・
でも200kmなら楽しく走れそうな気がする!
というわけで、
今回は、大阪から京都を巡るライド。
大原から花背・京北を走ってきました!
ぐだぐだスタート!?
朝5時過ぎに家を出発。
まだすっかり闇の中です。
真っ暗な淀川の河川敷を北上。
今回の待ち合わせは枚方なのです。
守口の辺りでなんかやってました。
この日催される淀川市民マラソンの会場だな。
ここの高速沿いの雰囲気、ちょっと好き。
途中で道端に白いものが見えたので、
減速して近づいてみると・・・
猫でした!!!
思わず奇声をあげてしまいました。
徐々に夜が明けてきました。
枚方医大のところに6時待ち合わせ。
先にロゼさんも着いていたので、
無事に時間通り、集合完了だ!
さぁ行きましょう!
・・・ん??
ここでロゼさんより、
ささやかな発表がありました。
もう一人「ぺもぺもさん」が来るということ。
彼はサプライズ要員だったということ。
それなのに遅刻しているということ。
サプライズ要員がまさかの遅刻!!
・・・待つこと数十分。
颯爽と現れる一台の自転車。
ぺもぺも氏「お二人とも偶然ですねー!」
まだサプライズをあきらめていない男、
ぺもぺも氏の出現によって、
ようやく今回のメンバーが出揃いました。
ぺもぺも氏「例のごとく、トイレに行かせてください。」
さすがトイレキャラもブレることがない。
横の便所はあかんかったみたいなので、
仕方ないので駅前に移動しました。
気が付けばコーヒーを飲んでいたりして、
ゆっくりしすぎてしまいましたね。
予定より1時間遅れくらいの7時ごろ、
気持ちを切り替えてリスタートだ!
京都市内を抜けて大原へ!
まずは淀川の河川敷を北上!
この日は半袖半パンの夏装備だったので、
朝はウインドブレーカー必須でしたね。
淀川沿いで八幡まで出た後は、
宇治川沿いを走りました。
河川敷のススキが綺麗やん。
今回は鯖街道・大原を目指しているので、
桂川から鴨川…というルートも考えたのですが、
今回は別のルートで北上することにしました。
観月橋から一般道R24に入り、
そのまましばらく道なりに走りました。
R24を離れて京阪電車と並走する道へ。
こういう狭い道は走行注意ですね。
しばらく道なりに走って行くと、
「伏見稲荷」の前を通るので記念撮影。
さすがに観光スポット周辺は混むなあ。
朝早いからもう少しマシかと思ってたけど・・・
東福寺の手前でR143に入り、
ひたすら道なりに北上して行きました。
川端通りを進むよりはマシでしたが、
途中の八坂神社辺りまでは走りにくかった…
ここいらも裏道を抜けていくべきだったなぁ。
祇園の辺りを過ぎると交通量もマシに。
京都の道は全然わからん。
修学院の辺りでR367に入り、
コンビニ休憩を挟んで、いよいよ敦賀街道へ。
ここから大原までは緩やかな上り坂。
鯖街道を走る!
途中のトンネルは迂回して行きましょう。
ちょっと紅葉の雰囲気が出てきたかな?
道路の気温表示は13℃!
この辺りまで来ると、ちょっと寒いね。
そんなこんなで、
最初の経由地「里の駅 大原」へやってきました。
ここでは毎週日曜に朝市がやってるんですが、
今回は久しぶりの再訪でした。
ひとりで敦賀へ走った時以来かも!?
朝市の写真を撮ることもなく(忘れた
敷地の奥にある食堂「花むらさき」へ。
お目当てはコレだ!
朝膳。
このシンプルな朝ごはん。
とても素敵だ!
味噌汁とご飯はセルフサービス。
せっかくなので山盛りご飯食べちゃう。
食後はコーヒーでもいただきましょう。
なんか前にも頂いた記憶があるなぁ。
コーヒーを飲みながら、
奥に並んでる「わらべ地蔵」を見てました。
あ、これ売り物なんや!
真ん中のちょっとお茶目なやつが、
桂枝雀にしか見えない。
癒しの枝雀さん。
必要以上にゆっくりとくつろいだ大原。
しかしコースプロフィール的にも、
ここからが本番なのです・・・
鯖街道からの峠越え区間!
桂枝雀に別れを告げて、
ぼくらは再び鯖街道を北上するのだ!
でもしばらくは脇道を走りまーす。
ああ、これだよ、素敵な大原。
こういう細い道を流れるように走ると、
なんか自転車って良いなぁって思えます。
途中で紳士的自転車乗りに出会った(らしい。
再びR367へ。
途中トンネルまで続く「途中峠」を越えます。
ここのピークで滋賀県大津へ。
そこから再び「花折峠」を登り返す。
鯖街道の峠越えはタブルパンチなのであります。
あ、キツすぎて意識飛んでた…
花折トンネルを越えると下り基調です。
気温は14℃、張り切って参りましょう!
朽木まで下って行きますよー。
川に沿って滑り降りるようで、
鯖街道のこの下りは結構爽快ですね。
踏まないと進まない程度の下り基調の道。
こういう道は後ろで楽するに限る(鬼畜
だいぶ下ってまいりました。
ぜんぜん関係ないけど、
この辺りからキャンプ場だらけでしたね。
それだけ自然豊かなんだろうなぁ。
途中でR367を離れて、R781へ。
その前に、橋の上で記念写真。
この辺りでゆっくりして帰りたい。
毎回そう思う鯖街道。
ここから滋賀県道781号。
なんかこの見える景色だけで色々伝わるわ…
川沿いを走る道は雰囲気抜群。
後ろを振り返っても、またええ感じ。
紅葉には一足早かったんですが、
それでも充分綺麗な景色がありました。
これから紅葉していくと、
絶景が広がるのではないだろうか・・・
これが赤く染まると最高だろうな。
ん~、なんかやたらに素敵やん。
なかなか前に進まん!
この県道781号線。
素晴らしい雰囲気満載でして、
わたしの琴線に触れまくりでございました。
「めっちゃええやん!最高やん!」を連発。
ハートビート鳴りまくり。
横を流れる針畑川は水も澄んでいて、
夏に来ればドボン待ったなしだったな。
そのまま進んで行くと林道の風情。
自転車との相性良すぎる道ですね。
しばらく進むと京都市へ。
あっという間の滋賀県でしたね。
ここから花背のほうへ抜けていきます。
ちょうどここの「久多キャンプ場」で、
自販機があったので小休憩。
なんか山深い所に来てしまったなー。
またしばらく川沿いの道を進んで行きます。
少し進むと分岐点があって、
県道781号は、そのまま北へ向かって、
あの「おにゅう峠」のほうに続いていきます。
ぼくらはそのまま花背方面、
ここからはR110を走りました。
しばらくこんな感じの道が続きました。
自転車のスピード感に合う道だ。
しばらく道なりに進んで行きます。
途中にかやぶきの立派な民宿があったりして、
ええ雰囲気のところです。
むかし、若狭から最短で京都へ続く道だった、
と言われている「針畑越え」の道は、
まさにこの久多から花背を通るルートのはず。
しばらくはそのルートをなぞるように、
走って行くのかな。
道の脇にちょこんとあばあちゃんが座っていて、
挨拶をすると「気を付けて行きいやー」と、
言ってくれました。
ぺもぺもさんに「まさか仕込みですか!?」と、
確認したくらいの偶然の風景だったなぁ。
さて、ここまでのどかな風景を味わい、
そして鯖街道の歴史を肌で感じつつ、
想いを馳せまくっていたわけですが、
いきなり峠越え区間に突入です。
しかし分かりやすい峠道だ。
デコボコな路面に哀愁を感じつつ、
ひたすら坂道を登って行きます。
残念ながら、
こういう雰囲気嫌いではないので、
ちょっと楽しい。坂はキツイけど。
少しだけ景色が見える場所があって、
その度にチラチラっと下の風景が見えました。
遠くに電線がぶら下がっているのを見て、
ぺもぺもさんが大興奮の面もちで、
「あそこに吊り橋がありましたよ!」
と執拗に言ってくるので、
この峠の本当の怖さを見た気がしました。
結構勾配もきつい坂道が続くし、
木々が鬱蒼としていて景色も見えないし、
そのクセに路面もあんまりよくないし…
まさに自転車にはピッタリの峠でしたね!
最高!!
ようやくピークに到着!
この峠の名は「能見峠」!!
また忘れた頃に登りに来るでしょう。
ここが今回のピークで標高650mほど。
今から京北を目指して走りますが、
ほとんど下り基調の道のりになるので、
後半はかなり楽になる見込みなのです。
やったね!
花背から京北へ!
能見峠を越えれば「花背」です。
さっと下って行きましょう!
西側もなかなかの激坂でございますね。
川沿いの道を緩やかに下る。
爽快な道のりですね。
R38へ合流して、ここからは南下。
標識によると、京北まで後27kmもある!
今回は京北でランチをする予定でしたが、
既にもうお昼の時間になってました。
「ちょっとお昼の時間がアレなんで。」と、
ロゼさんに言ってみたところ、
「OK」と謎の返事と共に前へ・・・
ここから特急ロゼ号出発です。
まぁそういう意味で言ったんですけど、
あまりに察しが良すぎてビックリした。
花背から京北へ向かう道は、
北へ登ることが多かったので、
南下して走るのは新鮮でした。
雰囲気のあるバス停のところを通過。
ここの小学校のバス停が良いんだ・・・
京北方面、R477へ。
順調なペースで進んで行きました。
途中で休憩しているサイクリストを目撃。
ああ、ぼくも休みたかった!
しかし27kmって結構長いんです。
走っている途中に猛烈な空腹に襲われる。
け、京北はまだなのか・・・
こういうペースで走っている時って、
一度でも離れてしまうと、
先頭のおっちゃんだけ走り去ってしまうので、
迂闊に離れるわけにはいきません。
This is 修羅場。
京北はもうちょっとだー!
一体なんのためにがんばっているのか。
ぼくらは何と戦っているんだろうか…
結局27kmロゼさん一本牽き。
あなたは一体なにと戦っていたんですか。
そして無事に京北に着いた僕らは、
事前に調べていたランチスポットへ!
「Cafe’ SaVa」
http://kamonose-log.co.jp/cafe-sava
R162を少し走ったところにある、
ログハウスのカフェでございます。
ん?「カモノセログ」?
なんか聞いたことのある響き・・・
メニューはこんな感じでした。
ピザ…もといピッツァの種類も豊富!
「粗挽きソーセージとオニオン」を注文!
うおおお、うまそう!!
うまそう!!!!(語彙力マキシマム
普通にめちゃくちゃ美味しいやんけ。
トマトの酸味がちょうどええ感じで、
これはよいピッツァだ!!
帰りにちょっと聞いてみたんですが、
美山の手前にある「カモノセキャビン」は、
御兄弟のお店らしい!
あの建物もこちらで手掛けたものらしい。
篠山のクワモンペのオーナーとも、
なにやら深いつながりがあるらしく、
おもしろいお話が伺えました。
いやぁ、良いお店だった!
「また来ます!」と言ってお店を後にしました。
京北から亀岡へ!
お店を出て走り出すと、まさかの雨降り。
うーん、どうしたものか。
雨雲はすぐに抜けそうなので、
雨宿りはせず、そのまま走りました。
お馴染みの桂川。
R477はちょっとした峠越えがあります。
通ったことはないんですが、
川沿いに迂回したら登らずに済みそう…
亀岡の文字が出てきました。
R477は桂川沿いを走る道。
この辺りは初めて走ったかもしれない。
曇天すぎるのが残念だ。
途中でR477は通行止めになるので、
川沿いの道へ迂回して走ります。
桂川沿いの細い道へ。
R477の迂回路ってここだけだと思うので、
現状はここしか亀岡に抜けるルートはないはず。
でもなかなか雰囲気の良い道でした。
この迂回路の難点は、
少し日吉側へ逸れてしまうせいで、
一か所無駄に坂を登らないといけないんです。
もう1mmも登りたくないんだ・・・
坂を越えて、神吉へ。
そのままR50を東へ進んで行きます。
越畑から再びR477に合流して、
亀岡方面へ下って行きます。
紅葉トンネル or 旧道の紅葉峠を通って、
亀岡へ下って行く選択肢もありますが、
走りやすいのは、このR477かな。
R477を下ってから亀岡の平坦路を南下。
途中のファミマで休憩を挟みました。
ここでぼくは完全に満身創痍。
家まで元気に帰れるかな・・・
脳みそが味噌汁を欲していたので、
休憩の最後に一杯頂きました。
亀岡の市街地をウネウネと抜けて、
大阪方面への最短路の6号線へ。
最短だけど山越えの必要があります。
あまりゆっくりしていると、
山の中で日暮れになりそうだったので、
そのままノンストップで登り区間へ。
ここがラストの登り区間なので、
気持ちで乗り切る!(ヘロヘロやけど)
そして大阪に帰ってきました!
途中のR46との分岐で、
北摂方面へ帰るお二人とはお別れ。
いやぁ、しんどかったけど楽しかったね!
お気をつけて!!!
ここからはソロで帰路へ。
R6のピークはもうちょっと先ですが、
なんとかそこまでがんばろう。
ボロボロで樫田トンネルへ到達。
これにて、本日の登坂区間終了!
後は下って帰るだけ!!
いつもR6の帰りに立ち寄る自販機。
今回も最後の小休憩をしておきました。
ここで17時前くらいだったので、
家に帰るのは19時くらいになりそうだ…
ここから高槻までほとんど下り。
少し遅めの時間帯だったからか、
車もほとんどいなくて走りやすかった。
(いつもはわりかし車の通る道)
途中のなぎ倒された木々はそのままだったな。
高槻の市街地へ出てきました。
大阪市内へ戻るルートが、
あんまり分かっていないので半分手さぐり。
無事に芥川沿いの道へ出られました。
かなり暗くなってきたなぁ。
そして道に迷う。
どこなんだ、これ・・・
なんとか探してた道に出られて、
ようやく淀川沿いの道まで到達。
ここまで来たら川沿いを帰るだけだ!
そして出発地点だった豊里大橋に帰還!
感動ですわ・・・
家に帰ったのは18時半ごろ。
あの自販機から1時間半ほどでしたが、
道に迷ったりして、長い道のりだったなぁ。
同じ200kmを走った経験の中でも、
今回の200kmはめっちゃ長かった・・・
一緒に走ってくれた、
ロゼさんとぺもぺもさん。
ありがとうございました!!!
おわりに
いやー、疲れた。
なんでこんなに疲れたか分かりませんが、
なかなか濃厚な200kmでした。
久しぶりに花背のほうを走りましたが、
紅葉にはまだ少し早かったものの、
秋を感じられる風景も数々あって、
楽しく走れました。
初めて走った久多のあたりは、
本当にめちゃくちゃ良い所で、
あのまま「おにゅう峠」まで行きたかった!
それで輪行して帰れば良かった!
と、謎の振り返りをしております。
少し距離がかさむので、
なかなか行けない京都の奥地ですが、
冬季には走れない場所なので、
今から紅葉を愛でながら走るのにも
おすすめの場所ですよー。
今回の軌跡
距離:197.68 km
タイム:8:01:18
平均速度:24.6 kph
高度上昇:1,591 m
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