この記事のもくじ
はじめに
先日購入したDahon K3 Plus。
少しずつ手を入れているんですが、
今回はタイヤを替えてみようと画策。
しかし、想像以上に難航しました。
それは私が優柔不断なことに加えて、
もっと重大な現実・・・。
廃れ行く16インチ(305)規格の、
悲しい物語なのであった。
瀕死の規格!?
K3 Plusのホイールは16インチ。
ただブロンプトンのとは違って、
ETRTOは「305」の規格です。
別の表記のされ方だと、
WOではなく「HE」のほうですね。
この305規格の16インチ。
恐ろしく選択肢が少ないです。
そう、「死にかけの規格」なのです。
日本国内で買えるチューブも、
種類が少なくて入手性が悪いです。
そして、タイヤも同じく。
K3 Plusは1.75まで!?
今回はK3 Plusの話なので、
もうひとつ肝心な制約がありました。
K3 Plusは構造上の都合で、
太いタイヤが入らないのであります。
中国のネットなんかに書いてたのは、
「1.75で限界」ということらしい。
フレームに接触しちゃうようです。
太めのタイヤを履くことで、
タイヤ周長を大きくして走りを軽くする…
なんてカスタムもよく見られますが、
K3 Plusに関して言えば、
それはできないということですね。
なおさらに選択肢がない。
選ぶほどの母体がなーい!
チューブ
まずはチューブから見てみましょう。
一番手に入りやすいのが、
シュワルべのチューブなのかな?
対応規格がややこしいんですが、
2種類のサイズがあります。
- 米式:AV2
- 仏式:SV2
「SV3」、もしくは「3SV」のように、
型番で検索するのが分かりやすいです。
他にはシンコーのものがありますね。
こちらは1.50~2.125まで対応。
チューブの選択肢、少ないね。
一度、実店舗にも行きましたが、
ひとつも置いてませんでしたわ。
ニッチすぎるのか!?
しかし、後述していますが、
「タイヤにチューブが付属する」
というパターンもあったりするので、
うまく運用すれば困らないかもね!
タイヤ
CBNブログでも触れられてましたが、
選択肢はあるようでそんなにないです。
シュワルベのタイヤは、
いくつか種類はあるようなのですが、
おそらく日本で発売されていません。
(同じ16インチでも349はあるようです。)
入手性が高いのは、
amazonでも買えるものが中心かな。
まずはKENDAのもの。
完成車付属もKENDAでしたね。
調べた限り「Koast」と「Ksmart」、
そして「K193」というのがありました。
タイヤサイズはK193が「16×1.5」で、
後のふたつは「16×1.35」です。
スペックを見る限り、
純正でついていたのは「K193」かな?
KoastとKsmartは、
適正空気圧が「50~85PSI」で、
他のタイヤより高めなのが特徴。
Koastはケーシングが30TPIで、
重量は210gくらいらしい。
それに対してKsmartは60TPIで、
重量は190gほどになっています。
こちらは少しレーシーな感じなのかな。
あとは、IRCの74型というやつ。
適正空気圧は45PSI。
重量は410g。
チューブ付属だしコスパがすごい。
街乗りだとこれが最強かも!?
後はシンコー、共和なんかのもの。
IRCのものと似た感じなのかな。
特に大きい特徴はなさそうな気がする。
1.75のタイヤを使いたいのであれば、
この辺りは候補になってくるのかな。
ガイツーではまだ選択肢がありますぞ。
ガイツーでしか買えないタイヤ?
ガイツーで調べてみると、
タイヤもチューブもまだ種類があります。
BMXとか車いす用とか、
そんなんもあるみたいなんですけど、
サっと調べても、これだけ出てきた。
Schwalbe Black Jack
Schwalbe Marathon Performance
Schwalbe Road Cruiser
Continental RIDE Tour
Continental Double Fighter III
何かのついでに、
ガイツーで入手するのもありかも。
シュワルベのホームページに、
詳しく書いてありますので、
興味ある人は見てみるといいですよ。
https://www.schwalbe.com/en/city-tour
KENDA KSMARTを購入!
今のタイヤが消耗しているわけでなく、
タイヤ交換での変化を味わいたかったので、
今のものとは違う性格のものを選びたい!
ということで、
今回は「KENDA Ksmart」にしました。
タイヤ幅が細くなり、
空気圧も高くなるというところで、
「走りが少しレーシーになるのか!?」
という思惑、期待があります。
KENDAならアリで買えば良いわー。
と思って注文してみたら、
すんごい状態でやって来ました。
なにこれ。
恐る恐る開けてみると、
中には丸まったタイヤが・・・
まぎれもなく、KSMART!
タイヤのサイドで情報の確認。
うん、間違いはなさそうだ。
さっそく、セット。
おおお、このトレッドいいねぇ。
オンロード向けです!って感じで。
元からついてた1.50との比較。
並べると意外と幅の差もわかりますね。
タイヤ周長は10mmほどの違い。
それでもかなり違って見えますね。
ちなみに、実測はこんな感じ。
公称よりもちょっと軽いね。
付属していたタイヤは320gで、
100g以上の軽量化にもなりました。
乗っても分からないだろうけど。
少し走ってみた
近所のお散歩や、
80kmのライドで使ってみたので、
簡単に感想を書いておきます。
当たり前なんですが・・・
空気圧とかタイヤ幅が変わると、
やっぱりもう完全に別モンですね。
走りは軽快な感じがありますが、
適正空気圧か高めなこともあり、
想像以上に乗り心地が悪かった…。
思惑通りなところもあるんですが、
この自転車に求めるものって、
こういうことじゃあなかったなぁと、
気付かされました。
少しでもスピードを求めるなら、
このタイヤは良い選択だと思います。
でも街乗りメインだと、ちょっと違うかな。
あと予想外だったのは、
タイヤが細くなると、見た目が貧相ですね。
小径のタイヤって、
なんか図太いほうが好きだなぁ。
おわりに
いろいろと調べて買ったタイヤ。
しかし、正直に書いてしまうと、
太いタイヤに戻すかどうか、検討中です。
タイヤ交換は簡単にできますが、
乗り心地の印象もガラリと変わる、
かなりわかりやすいアイテムなので、
色々試してみたいと思います。
死にかけの305規格!
今すぐ349に統一してほしい!!
その後、Schwalbeへ (2021.06.15. 追記)
この後、ほかにも色々と試しまして、
Schwalbeのタイヤへ落ち着いています。
何を求めるか次第だと思いますが、
私の場合はエアボリュームと、
5bar程度?の空気圧が欲しかったので、
Schwalbeが最適解になったような、
そんな気がしております。
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