はじめに
先日の福井・三方五湖に向けて走った際に再訪した京都の「ユノディエール」。
その際に誓った再訪を果たすべく、今回の計画を立てることとなりました。
計画の基軸は「ユノディエールへの再訪」だったんですが、「せっかくだから久しぶりに京北のほうに…」「あ、気になるお店が…」などとやっていると、なぜか170km近いコースができあがってしまいました。
先週に引き続き、巻き添えを喰らってくれることになったぺもぺもさん、そしてダメ元で誘ってみたら快諾してくれたロゼさんと3人で走ってまいりました~。
川沿いで京都へ!
この日の集合場所は淀川と神崎川の合流地点近くのコンビニ。
集合時間はいつもより少し遅めの7時だったので、スタート地点の豊里大橋でも日が昇っておりました。おはようございます。
待ち合わせのコンビニに到着。
お二人は既に到着されておりました。
以前より前乗り向け?のショートノーズサドルを試してみたくて、今回から「Prologo Dimension STN 143」を導入。
カッコイイからと言う理由だけで、オフセットの効いたシートポストを選んでおきながら、ショートノーズサドルを選ぶという矛盾が良いでしょ。
淀川の河川敷から、朝日とともにスタート。
鳥飼大橋で対岸へ渡って、いつもの川沿いルートで京都方面へ。
途中、かなり草刈りされている場所があって、見通しが良くなってました。
八幡までやってきました。
御幸橋より大阪方面を眺める。
八幡から、桂川沿いの道から鴨川へ。
このあたりの道のりは、京都へお雑煮を食べに行く際によく走って知った道なのです。
途中で川沿いを離れながらも、ひたすらに北上。
出町柳をさらに北へ行ったところで、今回の目的地の一つに到着!
【ブーランジェリーカフェ ユノディエール】
集まってスタートしてからおおよそ2時間。9時過ぎに到着しました。
ちなみに左手の建物の前が駐輪スペースになっていますよ。
パンを選んでアラカルト的に楽しもう!と言っていたものの、来る時間が遅かったのかパンの種類が少なかったため、前回同様にモーニングセットを頂くことに。
今回は「Bセット:ソーセージ&フライエッグ」をチョイス。
前回のクロックムッシュも良かったけど、こちらのセットも充実してて良いね。
珍しくロゼさんが「美味しいね!」と言っていたので、間違いなくオススメできるお店。
昼・夜のメニューの魅力的なので、次は朝以外の時間帯に訪れてみたいというのが密かな野望です。
難所・花脊峠を越えて
お店を後にして、さらに北へ。
北山のイノブン、久しぶりに見た気がする。
さらに貴船のほうへと向かいますが、その途中にある超激坂スポットに差し掛かります!
「うおおお!」
思わずこぼれる絶叫。
「うおおおお!壁やー!!」
走れる壁。
珍しい勾配表示「25%」。
多分ここを通ったのは3度目なんですが、何度走っても笑える道でした。
徐々に山が近づいてきました。
叡山電鉄に並走するように、徐々に山手へと向かっていきました。
二ノ瀬駅の辺りから、いつの間にか鞍馬川が側を流れていました。
貴船・鞍馬の分岐点、貴船口へ。ここから貴船方面は芹生峠、鞍馬方面は花脊峠へと続いて行く道です。
今回は鞍馬方面へ。
横の線路は叡山電鉄のもの。
しばらく走ると鞍馬駅に到着しました。両脇の天狗が素敵。
散る一歩手前の紅葉。鮮やかさは失われつつありましたが、それでも風情があるもんですね。
お決まりのビッグ天狗と記念撮影。
お土産屋さんに並んでいた木の芽煮(佃煮?)や天狗のお面に心惹かれながらも、購入には至らずに先へと進みました。
ここから本格的に花脊峠の登りが始まるのだということで、とりあえず記念撮影。
そうなんです。わたし、百井峠からは何度か通ったことあるんですが、鞍馬からフルで花脊峠を登るのは初めてなのです。
えっちらおっちら登っていると、ロゼさんがチェーン落ち。
待っている間に上を見ていたら、なんという青空。そして立ち止まると尿意が顔を出し始めましたが、我慢することを固く決意。
花脊峠、めちゃくちゃしんどいやんけ。
百井別れを過ぎて終盤になると、つづらも出てきて雰囲気も変わってきました。そうそう、これが知っている花脊峠だよ。
途中で謎のメロディが聞こえてきたと思ったら、路線バスでした。
見通しの悪いカーブが続く道で、その都度クラクション鳴らすと物々しいから、ピロピロと音楽流してるんでしょうね。
最後に少し景色が開ける場所。
少し遠いけど京都を見渡せる良い眺めでした。
ようやく花脊峠をクリア。
今回は大きな峠はここくらいなので、少し気持ちも楽になりました。
京北を駆ける
花脊峠を越えて感じるものがありました。
めちゃ寒い!
ヒィヒィ言いながら峠を下って行き、道路脇の温度計を見ると「6℃」。嘘やろ、2℃の間違いやろ。
しばらく下り基調の道が続くセクション。
スピード感があって良いんですが、その分やっぱり寒い。
R477をひたすら走って、黒田の集落を通過。
「おーらい黒田屋」はいつも気になるけど寄り道したことはない。
このR477は花脊から京北に向けて走ると下り基調で気持ち良い平坦道。
その反面、あまり変わり映えのしない景色が続く上に、なんか地形的に脚を止めにくい感じがあるので、ちょっと疲れる印象です。あれ?ぼくだけ?
そんな文句を言いながら常照皇寺の近くまでやってきました。
京北から美山へと向かうR162を目指して、まだまだひたすらに走ります。
京北の山々、素敵だなぁ。
途中でR162へ接続する366号でショートカット。
この道も初めて走りましたが、この辺りはどこを走っても良い感じだなぁ。
そしてR162へと合流を果たしたのでした。
ちょっと寄り道してやってきたのは、今回のランチスポットです。
【京都若狭路レストランゆげ】
R162沿いにあるレストラン。今まで何度も素通りしてきたお店でしたが、今回ついに訪問できました。
ここの名物は「ソースカツ丼」!
売り文句は「ソース屋のソースカツ丼」だ。こりゃ期待が高まるばかり!
さっそく入店。
洋食系のメニューも並ぶ中で、やはり気になるのはソースカツ丼。そのラインナップはオーソドックスなカツかチキンカツかの二種類。写真にはないがコロッケなどのトッピングもできる。
カツ丼のサイズはめちゃくちゃ種類が多いが、凡人の胃袋には最上段の3つ以外に縁はない。
寒い中を走ってきたことで、身体がみそ汁を欲していたので「カツ丼御膳(並)」を注文!
写真を見るとサイズ感がわかりにくかったけど、ちゃんと平均的な並のサイズでした。
下にキャベツが敷かれているタイプ。
良くあるタイプのソースカツ丼かと思いきや、外はサクっとしていて、かなり好みの感じ!
そしてソースがうまい!「ソース屋の…」と謳うだけある。
テーブルに並ぶ辛口ソースを追いがけしてみると、これがめちゃくちゃ良かった!辛いけど後味はサッパリとしていて、ご飯が進む進む。
訪れるまで特に大きな期待をしていなかったけど(失礼)、予想を遥かに超える良いお店でした。
京北にソースカツ丼の名店あり!っていうのは、もっと知られて良い気がする。
紅葉峠で亀岡へ
ランチのお店が今回の最北端。
ここからは亀岡方面に南下していきます。
R162をターっと南下して行きました。
途中で「そういえば、3人でこのあたりを走ったことがあったね。」という話にもなりましたが、この時の大原を経由して走ったときですね。(え、もう4年前なの・・・)
ウッディー京北の裏を通ってR477へ。
そのままR477を走ると登り区間が待っているので、逃げるように川沿いの迂回路へ。
こちらのほうが雰囲気も良いのでお気に入りなのです。
迂回路から再びR477へ入り、すぐに362号線へ。
府道362号線に待ち受けているのは弓槻峠。
意外に長い登坂区間のピークは「弓槻トンネル」でした。反対から走った記憶はあるけど、こちらから来たのは初めてかも?
そして川沿いを走る363号で亀岡八木方面へ。
ここの雰囲気が好きなんですよね。
再びR477に合流するまでは林道の登り道。
そして無事にR477したのですが・・・
どうやらR477の「373号との分岐以北から桂川のあたりまでの区間」が、3月15日まで通行止めの様子。
実は今回この事実を知らず、性癖に刺さるルートを選択した結果、偶然に通行止め区間を迂回できたのでした。
よかったよかった。
林道を抜けると神吉へ。
神吉からR477を南下することが多いけど、今回はせっかくなので「紅葉峠」を通って亀岡に降りることにしました。
新道「紅葉トンネル」は風情がない道ですが、こちらの紅葉峠は良い感じですね。
少しだけ登ると後は亀岡までダーっと下り。途中で道路脇に展望台があるので、そちらに立ち寄りました。
おお、ええ眺め。
亀岡駅方面を見ると、山に囲まれた地形がよく分かって、ちょっと興奮しました。
ここの峠道は、落下物も多くて走りやすいイメージはなかったんですが、改めて通ってみると道はとても良くて、記憶とは大違いでした。
こういうところがオッサンのあかんところだな。情報のアップデートは大切だな・・・
途中で紅葉が綺麗なところがありました。「紅葉峠」の名前に違わぬ良い景色が見られました。
峠を越えて亀岡の平坦路へ。
途中のコンビニで小休止。
大好物ダブルクリームサンドで最後の補給としました。
高槻経由で大阪へ
ここからは亀岡市街地を抜けて大阪方面へ帰る算段。
サンガスタジアム前。ここは「KYOTO」よりも「KAMEOKA」で良かったんちゃうか・・・
亀岡からの山越えは6号線を選択。
登坂区間の途中で大阪へ。
まだまだ大阪市内は遠いけど、帰ってきた感ありますね。
46号線の分岐でお二人とはお別れになりました。
長い距離お疲れ様でした!
ここからは一人で帰宅ライドでございます。
そのまま6号線で樫田トンネルを越えて、高槻市街方面へと下っていきます。
薄暗くなってきたことで、ちょっと焦りが出てきました。さすがに真っ暗になってから下り区間を走るのはイヤだなぁ。
そこからはダーっと6号線を下って、高槻市街地へ。
なんとか真っ暗になる前に下り区間を抜けることができましたが、街へ降りるとすぐに真っ暗になってしまいました。
高槻からは芥川~淀川と川沿いで帰れるのですが、暗い中を走るのはちょっとストレスでしたね。
淀川堤防では3度ほど野良猫の姿を見かけて、キンタマがヒュってなりましたが、そんなこともありつつも無事に豊里大橋へ帰還。
約170kmのライドはこれにて終了!
お疲れ様でした!!
おわりに
「150kmも走りたくない!」と言っていた先日の備前ライドから一転して、たくさん走った今回のライド。
そんな気まぐれにお付き合いいただいたお二方、ありがとうございました!
お二人はもっと長い距離を走られたと思いますが、170kmでも充分につらかったです。
さすがに紅葉を愛でるには時期が遅すぎましたが、落葉もまた風情があったり、この季節ならではの山の色も素敵でした。
そして間違いないユノディエールと、思いの外に良かった京北のソースカツ丼。
グルメにも恵まれたおかげで充実感ありました!
これ以上寒くなるとちょっとつらいなぁ。
氷点下でも平気で走っていた数年前、一体どんだけハート強かったんだよ・・・
今回の軌跡
距離:171.44 km
タイム:7:23:13
平均速度:23.2 kph
総上昇量:1,635 m
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