岐阜駅発着で走る!モネの池と郡上八幡城をめぐる130km!!

はじめに

私のようなビジネスマンの端くれオブ端くれズにも「出張」というやつがある。

仕事で名古屋に行かねばならなかったが、「せっかくなので遊んで帰ってやろう」というスケベ心が芽生えたのを記念して、それをそのままツイートしてやった。

このつぶやきを見てくれた “びいよんさん” から反応をいただいたことがキッカケで・・・

そしてアレヨアレヨという間に、サイクリングの予定が仕上がったのでした。

名古屋発着は助走が長くなりそうなので、岐阜駅発着で郡上八幡まで行く計画で走ってまいりました!

誠に不本意ながら2か月ぶりの自転車という体たらくぶり。

【不覚にもロングライド】胡麻のドイツカフェ「みとき屋」に救われた175km。

2025/01/28

果たして生きて帰って来れるんでしょうか・・・

そしてブログに書く時系列が変わってしまったんですが、これは「六甲キャノンボール」の3日前の出来事なのでした。
なぜこんなに活発に動いているんだ、おれ・・・

岐阜からスタート!

当日、名古屋駅で待ち合わせた我々は、そのまま輪行してJR岐阜駅へ。

いざ出発やでー!

まずは岐阜の市街地を抜けるために北上。
途中で長良川のそばを通りましたが、早くも向こうに見える山脈が普段見ている山々と違う雰囲気でテンションあがります。

洞戸方面へ向かう感じのルート。

大きな道を離れて、静かな道を走っていると徐々に山が近づいてきました。

山に入ってきたタイミングで、メインルートを離れて少し細い道へ。

登り基調の道を走りながら、北上していきました。

途中でちょっとした峠越え。調べてみると「寺尾坂峠」という場所のようでした。

なぜ自転車は乗らなくなると、すぐに登り耐性が消えてしまうのか!(しんどい)

ピークの先に「寺尾ヶ原千本桜公園」という案内があり、それが大げさな千本桜じゃなくて、本当に桜だらけの中を走る感じで驚きました。

これ満開になったらめちゃくちゃ綺麗やろな・・・

ところで、GoogleMapに登録されてる「きのこの山・たけのこの里」ってなんぞや?

峠を下りきると、次は板取川に沿って北上していく形になります。

この板取川、めちゃくちゃきれいな川でした。心洗われちゃう。

鮎料理の看板なんかも所々にあり、こういうのも清流ならではなんだろうなぁ。

そしてこの先もメインとなる道は国道256号。「国道」という響きに、思わず大型車とか通りがちな走りにくい道を想像していましたが、実際は田舎の交通量の少ない道。
なんだったらちょっと走りやすい感じの道で、心配は杞憂に終わりました。

そして最初の目的地に到着!

モネの池。

湧き水のきれいな池で、確かにそういう雰囲気ありますね。

でも写真の腕前次第みたいなところもあるので、こっちになるとやっぱりちょっと違う感じ。

蓮に花がつく季節に見るともうちょっとソレっぽいのかもしれませんね~。

ここまでびいよんさんの大車輪の活躍で、少し予定を巻いてしまっていたので小休憩にしました。

モネの池のすぐ隣にあるお店。

コーヒー頼んだらじゃがいもドーナツが付いてくるというので、注文。

ほんのり甘いドーナツ。これ何かに似てると思ってたけど、サータアンダギーや。

なんかコーヒーを飲みながらトレランの楽しさを熱く語った気がする。

ランチはうなぎ!!

さらに北上を続けると、ちょっと川も渓谷っぽくなってきて、随分と雰囲気が変わってきました。

再び集落に。

郡上方面に向かう道(道なりの256号)は右折になりますが、ランチ候補はまだまだ北にあるのでそのまま北上。

そしてこの標識で分かりますが、そもそもこの国道この先で「大型車通行不能」になるんですね~。そりゃ全然通らないはずだわ・・・

なんか道端で動いてると思ったらサルでした。民家のすぐ傍なのに野猿。あかんやん。

このあたりになってくると板取川もこんな感じで、めちゃくちゃええ雰囲気に。

とても、よい。

景色も徐々に山深い感じになってきました。

しかしこの県道52号(あじさい街道)ですが、途中から冬季通行止めになっているので、このまま通り抜けることは叶わないんですよね。今回はランチのお店で折り返さないといけません。

そんなわざわざランチのためにやってきたのは、こちらのお店。

【味女】

この立地でこの佇まい。おいしいお店確定やろ。

鮎料理を頼むのも良かったんですが、やはり食べたいのは「うなぎ」なんですよね。

片面がパリっと焼けて、身がフワフワの鰻。最高でした!

舞茸のお吸い物もうまい。これもどんぶり鉢でほしいレベル・・・

写真撮るの忘れたけど、夜のお酒のアテのメニューめちゃくちゃ美味しそうやったんよなぁ。まぁ夜に来れることはないんやけどもね。

もうちょっと北に行ったところに「川浦渓谷」という、前から行ってみたい清流スポットがあったんですが、この日は時間もなかったのでパス。またいつか、夏の日にドボンしに行くんだ・・・

お店で折り返してなんかして行きます。

この道を走りながら「あじさい街道、なんで冬季通行止めやねん。」という思いもありましたが、日陰の残雪を見ると「普通に通られへんのかもな・・・」と、妙に納得してしまいました。

ここから郡上方面へ向かうため、板取川ともお別れです。清流よ、ありがとう。

そしてこの先、本当に通りたかったタラガ峠は通行止め。事前情報でそんな気はしていたので問題なし。

その代替ルートは、この国道256の「タラガトンネル」しかありません。歩道のないトンネル(その長さ4.5km!)という、ビビって失禁しそうな激長トンネル。

覚悟を決めて行くしかない!

怖いよー。

郡上市に入りましたわ。出口見えてるけど、めっちゃ遠かったよ。

トンネル終了。
結局、追い越した車は1台だけという交通量の少なさのおかげで、むしろ貸し切り状態で快適だったという・・・

かつて通った四国の寒風山トンネル(5.4km)の次に長かった記念すべきトンネルでした。

郡上八幡へ!

トンネルを越えると別世界!
本当に別世界かと思うくらい気温が違って、こちらは暖かい。

目の前に高速道路が見えてきました。東海北陸自動車道ということで、これは北を向いて走っているんだなぁとか思ったり。

そんな高速なんかの下をくぐって郡上八幡へ。

郡上八幡の下町。雰囲気があってええ感じの場所ですね。

長良川にそそぐ吉田川。この橋からの眺めが素敵すぎた。

そのまま町の中を走って郡上八幡城のほうへ。

城へのアプローチはとにかく激坂!10%以上の勾配反対!

やっと着いたか・・・と思ったら、まだ序章だったことを知る。

激坂を登ってようやくお城までたどり着きました。

駐車場のところにサイクルラックもあったので、そこに停めてお城へ。

いくつかオススメにビュースポットがあるらしく、行ってみました。

おー城の全景が見える素敵な場所だ。

そして城下も見渡せます。激坂を登っただけあって、思ったより高台だった。

下から見上げるお城も素敵!

そして城下町が見下ろせるビュースポットもええ感じでした。町が魚の形をしているように見えるってことでしたが、本当にそんな感じに見える。(向こうが尾びれ、手前が頭)

ビンディングシューズということもあり天守閣には入りませんでしたが、それでも結構楽しめた郡上八幡上でございました!

悶絶の帰り道

お城を堪能したところで、そろそろ折り返して帰らなければなりません。

国道156号で南下し始めますが、やはり交通量が多くストレスフル・・・ほかに道の選択肢がないようなところも多いので仕方ないんやけど。

ずっと国道なのもイヤなので、避けられるところは避ける。少し道を外れるとめっちゃ良い感じなのでした。

現在地を確認するために少し立ち止まったんですが、ちょうどそこにカエルの卵発見。春やん。

自転車は交通量少ないところを走ってこそ楽しいのさ。

橋を渡るときにカメラを構えた人が群れていました。カメラの先には橋梁があり、話を聞くとそろそろ電車が通りかかるタイミングなんだそう。
数分待ってみたものの電車が通らなかったので立ち去りましたが、確かに絵になる風景でしたね。

ちなみにそこから少し走ったところに駅があって、そこにカメラおじさんが待つ電車が居ました。1両だけでバスみたいなかわいい電車でした。

そこから少し進んだところにパン屋さんがあって、そちらで休憩。

【Boulangerie Henrietta】

何もない田園風景の中に突如と現れるパン屋さん。

イートインないのは残念やなぁと思ってたら、表に2名用のテーブルがありました。こりゃ良いね。

ということで、ちょっとしたパン休憩となりました。

こういう道が大好物。

しかし無情にも国道に合流するのである。ひたすらに岐阜市街を目指す。

長良川。

美濃の「うだつのあがる街並み」にも少し寄り道。ほぼ素通りだったけど、良いところっぽかった。

皆さんお気づきだろうか。びいよんさん先頭固定である。それはめちゃくちゃ向かい風だからである。

がんばれ!

長良川。

この後、間違えて自転車通行禁止のトンネル(金華山トンネル)を通る失態を犯しました。ごめんなさい。

息も絶え絶え、なんとか岐阜駅へ帰着!

お疲れさまでしたー!!!

おわりに

ひょんなことで実現した「出張 meets サイクリング」。
準備は非常に大変でしたが、普段あまり行けない岐阜で走れたのは楽しかったです。
全面的にお世話になったびいよんさん、ありがとうございました!

この後、名古屋で解散して大阪まで戻ったんですが、出張からタイトスケジュールすぎて、もう家に帰るころにはヘロヘロでした。ばたんきゅー(死語)

設定コースは復路が交通量の多い道ばかり選んでしまったようで、なかなかストレスフルだったのは反省点。
ヒートマップとか見ながらもう少し熟考すべきだったのかもしれませんね。走ったらあかん場所も走っちゃったし…。

さて、出張サイクリングの続編はあるのでしょうか!?
次回の名古屋は出張トレイルになってる可能性もありますが…

福岡もチャンスありなので、誰か何とか合わせてなんかしようぜ!

今回の軌跡

距離:129.15 km
タイム:5:09:21
平均速度:25.0 km/h
総上昇量:1,015 m



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