チームで走る24時間!”Fleche北海道2017″で走る「函館から札幌 360km」!

はじめに

先日「北海道フレッシュ」を走ってまいりました!

その時の準備の話や、飛行機輪行の話などは、
それだけでも長くなりそうだったので、
別記事にして、だらだらと書いてみました。

参加表明(単なる前置き)はコチラ↓

今回はフレッシュ当日の話を、
適当に書いて行こうと思います。

今年はチーム4人で参加!

私が参加しているチームは、
「チームグルメライド」という名前で、
このブログにもよく登場してくれている
“daicon氏”が指揮を執るチームです。

今年はその中から4人チームで参加。
メンバーはこんな感じでした。
みんなブログもやってるので一緒に紹介しちゃう。

  • daiconさん
  • ななしきさん
  • マムートンさん
  • だるま

既に今年のSRを取得している人が2人!
そういうツワモノに引っ張ってもらいまして、
骨折おじさんなぼくも、がんばって走ってきました~。

今年のコース概要

函館から海岸線へ走り、海を見ながら北上。
長万部を過ぎてから、内陸部へ入り、
洞爺湖の東側・羊蹄山の横を抜けて小樽まで。
そして小樽から札幌へ走る!
と言う感じの”360km”です。

昨年のフレッシュと比べても、
50kmほど距離も短いので、
「イケルイケル!」と思ってた時期もありましたが、
当然そんな余裕があるはずもなく…

24時間で走りきれるのか!?
クマは出ないのか!?
子どもがまだ食べている途中なのか!?

なにも分からないまま、
ぼくらは北海道を走ってきました。

スタート前の儀式

スタート前夜。
少し気の早い祝勝会が執り行われ、
海鮮グルメに埋もれる贅沢な時間を堪能。

「翌日の降水確率90%」という天気予報を受け、
雨だったらDNSだとかなんとか話し合いながら、
酒を酌み交わした結果、結束が固まりました。

「とりあえず雨予報でもスタートするぜ!」

そんな気持ちにさせてくれた海鮮の美味。
ありがとう。

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やたらに盛り上がった一行は、夜の函館山へ行き、
おっさん4人で夜景を堪能するという暴挙へ。
そして、なぜか徒歩で1時間もかけて下山するという、
無駄な健脚を披露した4人組なのでした。
脚が売り切れました。

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そのまま寝るのは味気ないので、
ラーメン屋へ突撃し、塩ラーメンを食しました。
夜の函館でカーボローディング。

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翌日はフレッシュを走るというのに、
全員、”朝5時に起床”して「函館朝市」へ。
朝ごはんに”海鮮丼”を喰らうなどして、
重ね重ね、海の幸を満喫いたしました。

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その足でホテルの朝食バイキングを食べ、
もはやただの食道楽と化しました。
はい、ぼくら「チームグルメライド」です。

↓記念写真撮影中

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すっかり旅の主旨を忘れておりました。

当日になってみると、天気予報も変化を見せ、
「雨の予報が消える」という奇跡が起きました。

そんなわけで、
天気をも味方につけたぼくらは意気揚々。
いざ、スタート!

 

函館をスタート!

4月29日午前10時。
ようやく「フレッシュ」をスタートしました!
行ってまいります!

しばらくはJR函館線沿い、大沼国道を北上していきます。

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函館市街を抜けると、
視界に平野が広がり、北海道を感じたりしましたが
途中で見た「落雪注意」の看板にビックリ。
さすが北の大地。

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空港から函館市街地に走った時も感じたのですが、
「路面の状態が悪いところが非常に多い」のです。
おそらく積雪の影響かとは思いますが、
路面に深さ10cmくらいの穴がボコボコ点在していて、
タイヤがハマると落車しそうな規模のものもたくさん。

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そして路肩は広いんですが、
砂利がかなり多くて、これもまたストレスでした。
これらが非常に走りにくい要因になっていて、
今回、最後まで苦しめられたものの一つでした。

小さな峠を越えて、「大沼公園」へ。

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大沼、そして駒ヶ岳が眼前に広がる絶景!
思わず足を止めて、景色を眺めます。

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そしてここからはしばらく大沼沿いの
絶景を見ながら走るという贅沢コース。

この日にマラソン大会か何かの都合で、
車両の通行整理がされていたんですが、
ちょうどぼくらが通る頃には、
自転車はその範疇ではなかったようで、
道路にほとんど車の通らない状況で走れました。
ラッキー!

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今回のフレッシュはあくまで「完走目標!」。
無理にペースをあげることはせず、
ゆっくりと着実に、距離を重ねる走りでした。

大沼公園を越えて、しばらく走っているとき、
ふと後ろを見ると絶景が広がってました。
みんなで立ち止まって、来た道を振り返ります。

ぼくらは確実に、北海道を走っている!

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鹿部町の海岸線近くが、最初のPC1。
予定を少し巻く順調なペースでした。

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退屈な海岸線

海の近くまで出てきましたが、
ここからもしばらく駒ケ岳の周りを、
ぐるっと走る道のりです。

先ほどとは違った顔の駒ケ岳。

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ウネウネした道を進んでいくと、
急に目の前に広がるこの一本道。
気持ちよすぎる!

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スタートから60kmを越えた辺りで、
道は海岸線の5号線へ。
しばらくひたすらこの道を走る道のりです。

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最初は海沿いの道に声をあげて喜びました。
「真っ直ぐに伸びた海岸線をひたすら走る!」
清々しいイメージの道のりでしたが、
ずっとそれを走るのは、また別の話。

変わり映えしなさ過ぎて退屈!

途中で休憩を挟みます。
風は追い風基調ではありますが、
景色の移り変わりが少なくなってきて、
路面の悪さと、横を走る車のスピードにも、
既にどこか辟易とし始めていました。

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本当にお世話になったセイコーマート。

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コンビニすらほとんどないような道のり。
100kmを越えたくらいなのに元気がなくなります。
さっき走ってきた大沼が恋しい!

退屈な道のりを走って長万部の辺りへ。
思っていたよりも、栄えてはいないんですね。
失礼ながら、そう感じたオシャマンベ。

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コンデジが危篤状態に!

もうひとつ、小さい事件が起きていました。

愛用のコンデジの電源が入らない!

20%くらいの確立で電源が入りますが、
撮りたいタイミングを逃すのは必至。

うまく電源が入っても、
ズームをするとエラーになってしまうという、
なんとも苦しい状態になりました。

序盤でカメラの力が発揮できなくなったのは、
かなり残念な出来事でした。
ブログに載せる写真もあんまり撮れないよ…。


さて。
函館をスタートしてから約125km。
念願のグルメポイントに到着!

「三八飯店」
浜チャンポンが名物らしい!

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浜チャンポン・・・。
見た目で食欲が出ず、
ぼくは「あんかけ焼きそば」を選びました。
(↑気になる人はググってみてください)

これもお店のイチオシだけだけあって、
見た目よりもあっさりした味で美味しかった!
しかしこれで(小)サイズっていうのは、どうなんだ?

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胃腸虚弱の旅のお供はこれ。
ロングライドはいつも脚より胃が先にヤラれがち。

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ご飯を食べて再スタート!
写真では分かりにくいけど、ぼくらの進む先には、
冠雪の「羊蹄山」がハッキリと姿を見せていました。

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あー、雲に見え隠れ…。

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徐々に日が傾いてまいりました。
たまに見える素敵な景色に励まされながら、
徐々に距離を消化していきます。

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寒すぎるナイトライド!

長万部を過ぎ、礼文の辺りの峠越え区間へ。
コースプロフィールを見る限りは、
大したことない道のはずなんですが、
なぜかかなり消耗してしまっていました。
そして、なにより「クソ寒い」んです。

ぼくはウインタージャケットを着ていましたが、
インナーが半袖だったこともあり、本当に寒い。
風が結構強かったのもあり、実際の気温よりも、
体感気温はさらにさらに低く感じました。
このままでは夜を越える自信がない・・・

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徐々に日も落ちてきて、そろそろナイトライドが始まります。
どうやら夜はこれから5度以上気温が下がる様子。
ヤバイ。このままでは洞爺湖辺りで凍えてしまう。

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寒暖差の激しさか、身体が消耗していて、
少しだけ違和感のあるった右膝が、
徐々にその度合いを増してきました。
膝痛は準備期間不足のせいかもしれない。

165km地点。
普段から普通に走っている距離なのに、
なぜか倍くらい疲れているのでした・・・

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途中、豊浦の辺りで休憩を挟んで、
その後、「nicot」というホームセンターに、
立ち寄ってもらいました。
寒さに震えるぼくは、「2枚1000円のババシャツ」を購入。

インナーにするのは怖いので、
ウインタージャケットの下に着用しました。
たかが1枚500円のババシャツなんですが、
これの効果たるや凄まじく、なんとも暖かい。
わたしは救われました。

すっかり夜になってしまいました。
雰囲気の良い洞爺湖町を通り、
さらに南下していきます。

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そのまま順調に伊達の街に到着。
函館以降、一番栄えていたような印象でした。
お店がたくさんあるし、ホテルもある!!
(ここならDNFしやすい!?)

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189km地点の伊達のコンビニがPC2でした。
ここからいよいよ、内陸部を通り北上して行きます。
めざすは石狩湾、小樽だ!

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真っ暗の絶景を走る!?

伊達から北上して、まずは洞爺湖を目指します。
トンネルを抜けて、昭和新山の脇を抜けていきますが、
早くもあたりは真っ暗になってしまいました。

もう少し明るい時間に通過できると、
勝手に思い込んでいただけにショック。

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洞爺湖の手前で少し標高を上げます。

函館で現地の人に「夜は寒いよ~」と、
口々に言われていたのを身をもって知るのです。
これは本当に寒いやつや。

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ここからはしばらく洞爺湖の湖岸を走ります。
昼間走ると最高に気持ち良い道なんだろうけども、
この時は真っ暗なので、景色は諦めるしかありません。
でも雰囲気は伝わりました。
雰囲気だけは。

この道中、たぬきが道へ出てきているのを、
度々目撃していたので、少々ビビっておりました。
ニャンニャン落車のトラウマで、
前へ出るのを嫌がるぼく・・・。ごめんなさい。

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洞爺湖の近くのコンビニで休憩。
コンビニのおばちゃんに、
「次は昼に来てね。洞爺は良いところよ。」
と言われまして、再訪を誓いました。

洞爺湖を離れ羊蹄山を目指し北上していきます。
ここからが”今回最大の難所、峠区間”です。
真っ暗な峠を必死で登ります。

ナイトライドっていうのは、どうしても退屈で、
ぼくはあんまり好きではないです。
「昼間ならきっと絶景なんだろうな。」とか、
考えてはいけないことが頭をよぎります。
しかも何度もよぎります。
TSURAI。

「羊蹄山が見える!」

誰かが言った一言に、立ち止まります。
目を凝らして辺りをよーく見てみると、
確かに薄っすらと羊蹄山の稜線が見える!

「ライトを消したらもっと見えますよ!」
この一言に、みんながライトを消すと、
はっきりと浮かび上がる羊蹄山の稜線。
闇に浮かぶシルエット。
凄い。暗闇でも十分に美しい。

しかし、そこには羊蹄山よりも、
もっと驚くべきものがありました。

満天の星空!

自転車で走るのをやめて、
この場所に寝転がってしまいたい!

カメラが死んでいたので写真は撮れなかったけど、
これこそナイトライドの醍醐味でした。
そう感じさせてくれた「夜にしかない絶景」

前日までガッツリ雨予報だったので、
晴れの星空が見られるなんて、
ぼくらは運がいい!

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それを見上げながら走るわけにもいかないので、
ここからはまた通常モード再開。

アップダウンを繰り返す道のり。
勾配はそれほどきつくはないものの、
ひたすら緩く登るような道が多く、
肉体的にも精神的にもきつい道でした。

峠越えも半分以上終えた255km地点。
京極町のコンビニがPC3でした。

誰かが言った「ガーミンで気温0.7度!」という、
その情報に絶望しか覚えない、この寒さ。
ババシャツがなければ、終わってたな…

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ここからまだ続く峠越え。
今回のルート一番の難所、「稲穂峠」。

ここもダラダラと登り続ける道で、
それほど標高も高くはないはずなのに、
ピーク付近の道路脇には残雪も見えました。
これは、もう冬のヒルクライムだ・・・

この辺りで膝の違和感が強くなってましたが、
まだ徹底的な痛みにはなっておらず、
このままやりすごせそうな感じでした。

ここまで道が暗すぎたので、
ライト(VOLT1600)を明るめのモードで
使用していましたが、ここでバッテリー切れ
ダウンヒルを前にサブライトに切り替えました。
これもちょっと不安要素。

いろんな部分で難所でした…。
峠を下れば小樽だ!!

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小樽へ、そしてゴールへ!

なんとかダウンヒルを終え、
下り基調の道をこなして走りますが、
ここで強烈な睡魔が襲ってきました。

ん~もう眠すぎて走れないかも・・・

しかしこのための対策は講じておりました。
背面ポケットに潜ませていた、
ミンティアの一番ガツンとくるやつを、
4粒ほど口に放り込みます。
すると…刺激が強すぎて悶絶!
あかん、ぼくには強烈過ぎる。

一時的に目が覚めたにもかかわらず、
それでも、しばらくすると睡魔が再び・・・。
あまりにも寝たいので、
途中からスマホで音楽を鳴らしながら走りました。
一人で結構苦しんだ区間でした…

徐々に日が昇ってきました。
小樽まではもう少し!

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朝ごはんの休憩地点に、
小樽の「ドーミーイン」の朝食バイキングを、
予定していたのですが、到着時間が微妙。
なにやら新鮮な海鮮も食べ放題らしく、
(↑どこでこんな情報を手に入れるんだ!?)
スタート前から楽しみにしていたので、
ここはスルーしたくないところ。

このままでは間に合わないか!?
と思われましたが、追い風のおかげもあり、
なんとか予定時間通りに小樽に到着できました。
最後のグルメポイントにも間に合った!

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バイキングは宿泊客優先なのですが、
幸いオープン前に到着できたので、
長居しないことを条件に入れました。

宿泊者以外の朝食バイキング、2000円!
みんながバイキングを堪能する中、
ぼくは胃が死亡のため、ご飯と汁物のみでした。
(Oh.モッタイナイ!)

結局、みんなの食べている間に、
椅子に座ったまま10分くらい仮眠ができたので、
ここに来れて良かったかもしれない。
トイレが綺麗だったのも地味にありがたかったなぁ。

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小樽まで来たら、ゴールの札幌まで後わずか!
「ここまで来たら完走できるはず!」
という地点だったので、正直かなり安堵しました。

懸念していた膝の痛みも、
それほど進行していなかったので、
悩んだ末に、痛み止めを飲むのは止めて、
このまま最後まで走ることにしました。

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337km地点。
最後のPC5に到着しました。

ここから設定している札幌のゴール地点までは、
後26kmほど。
この区間を2時間で走りきらなければ、
フレッシュの達成は認められません。

昨年はさいたま新都心の信号地獄に遭い、
ギリギリで駆け抜けたラスト2時間でしたが、
今回は余裕なはず。
できるだけ距離を伸ばす相談をしたりして、
余裕を持ってラスト2時間に挑みます。

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小樽から札幌までの海岸線を走ります。
序盤にいくつかアップダウンがありますが、
そんなことよりも、路肩を走るのが危険すぎる道のり。
車の速度は速いし、とにかく怖すぎる。

トンネル内にも歩道があったので、
ここを走ってなんとか切り抜けました。
ほんまに北海道の車怖い。

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札幌までの登り区間を終え、残るは平坦のみ。
ここまで来れば、後は楽勝や!
しかし、現実は甘くはありませんでした。

ここに来て「死ぬほど風が強い」!!

天気予報で「風速9m」とか書いてましたが、
突風はもっとすごかったかもしれない・・・。
絶え間なく吹き荒れる強風が行く手を阻みます。

空を舞うレジ袋。
突風で容赦なく飛んでくる砂。
なんですか、これは。

札幌までの数キロは、完全に向かい風!
こんなにえげつないのは味わったことが無い。
そんな前代未聞の強風を真っ向に受けながら、
最後のカウントダウンです。

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「なんじゃこれー!」
とか叫びながらおっさん達は走ります。

そして設定していたゴール地点に到着!!
最後の強風区間のせいで、結局距離は稼げず、
予定通りに、ここをゴール地点としました。

24時間で360km完走だ!
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一緒に走ってくれたチームのみんなありがとう!
北海道フレッシュ完走~!!

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おわりに

最後のコンビニに到達したときに、
ぼくは何の涙か知らないけれども、
半泣きになってしまいました。

やっぱり今回のフレッシュは辛かった。
骨折からまだ完全に復活できていない体で、
24時間走り続けるのは、辛かったです。

ただひとつ昨年と違ったのは、
昨年は「不安のほうが多かった」んですが、
今回はチーム自体が既に出来上がっていて、

この1年間、色んなところで行動を共にした
みんなで一緒に走る

というのは、とても安心感がありました。

今になって振り返ってみると、
他のメンバーに甘えてしまった場面が多く、
余裕がなかったとは言え、申し訳ない気持ち。
あー不甲斐ない!

本当にメンバーにありがとうと言いたい!

今回も諸々手配など、
全体の指揮をとってくれたdaiconさん、
調べ上げた情報でいつも的確な判断をしてくれる、
ブルベマスターななしきさん、
どんなときにも頼りになる高強度兄貴のマムートンさん、
みなさん本当にありがとうございました!!

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もし今、次また走りたいかと言われると、
すごい勢いで首を横に振るでしょうねw


ちなみにここから更に走って、
荷物を受け取ったり、風呂に入ったり、
ナイスプレイスに行って申請をしたり、
帰りの飛行機に乗って家に帰ったり…
長い長いフレッシュでした。

往復の道中も含めて、
本当に楽しい思い出になりました。
またどこか、次は「元祖の5人で!」
伊勢あたりに走りに行きましょう~。

おしまい。

 



4 件のコメント

  • お疲れ様&完走&復活おめでとうございます✨
    読みやすく(距離や走行時間帯以外w)参考になることも多くあり、いつも更新楽しみにしております?
    北海道の星空画像、見たかったです(笑)
    しかしこのチーム、胃袋練が一番過酷かもですね?
    舌は甘やかされそうですが?

    • ありがとうございます!

      羊蹄山+星空の絶景、
      お届けしたかったんですが、ポンコツカメラが…(泣
      あそこでキャンプして寝たかったです。ほんとにw

      このチームのおかげで、
      いろいろ美味しいもの食べる機会があって、
      自転車以外の部分でも満喫していますよ~w

  • いつも楽しく拝見させていただいています、小樽在住のロード乗りです。函館から札幌まで夜通し走るなんて、、すごすぎでびっくりしました!夜中の寒さなど、なんとなく想像できるだけに本当お辛かったと思います。これからも体調にお気をつけて、楽しい記事を発信していってください!

    • コメントありがとうございます!

      小樽にお住まいなんですね!
      とても良いところなのに、ほとんど素通りしてしまって、
      当日はなんとも残念に感じてました。
      (他の場所もほとんどそれなんですがw)

      本当に夜の寒さにはビックリしました。
      大阪市内の真冬より寒いなんて!w

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