はじめに
仕事で岡山へ出張に行くことになりました。
必要な荷物をまとめて新幹線に乗ります。
デデーン!どや!
今回、出張を良い機会にしまして、
岡山スタートでツーリングに出かけるという、
素晴らしい計画を練り上げました。
(仕事の次の日なので、仕事には影響NOTHING!)
日頃の善行が認められたのか(?)
理解のある相方から、
一泊二日ツーリングの許可も無事に得ることができました。
(↑予想外!多謝!)
当初は縁のある安来市へ行こうかと思ってましたが、
“巻き込まれサイクリスト”として定評のある、
「あまえびさん」が、まさかのこの計画にも
巻き込まれてくれることになりました。
やったー!
二人で走るなら別の場所へ!
ということで、ライド計画も変更することにして、
「岡山から大山を目指して走る」ことにしました!
今回の大山ツーリング計画
- 岡山駅出発で大山へ(約155km)
- 大山の宿で一泊
- 翌日は大山から鳥取駅へ(約120km)
- 鳥取駅から輪行で帰る
簡単に書くとこんな感じの旅程でした。
いざ、夏の終わりの大山へ!
岡山駅からスタート!
前日、仕事をビターっと終わらせた後、
あまえびさんと合流。
岡山駅前に前泊を決め込んで、
当日の朝6時に出発…だったと思う。
しばらくは交通量の多い市街地を走り、
総社方面へ向けて走っていきます。
少し走るとのどかな風景も出てきました。
そこそこ朝早い時間だったにもかかわらず、
しばらくは交通量の多い道が続きました。
走り出して20kmほどで、お腹が痛くなってきたので
急遽予定にない休憩を挟んでもらいました…
オナカピーピーですねん。
総社から高梁川沿いの道、R180へ入り、
川と伯備線と並走するように北上して行きます。
走るにつれて川も変化を見せ、
道は目の前にそびえる山に向かって進みます。
山を越えて行こう!
この道が本当に緩やかに登り基調だったので、
感覚よりもスピードが乗らない感じで走って行きます。
そういう道程と言うこともあり、
しっかりと途中に休憩を挟みながら、
川と線路に挟まれるように北へ走って行きます。
ここいらはポプラのテリトリー。
やっぱりお腹が痛いので、
コンビニでビオフェルミンを購入。
(家に同じヤツがひと箱あるのに・・・!)
R180へ入ってから信号が少ないこともあって、
比較的に順調なペースだー。
川も上流になるにつれて、川幅も変わり、
いよいよ山深くなってきたなぁという印象。
渓谷みたいなところもあったりして。
結構、この近くに滝などの名所もあるみたいで、
案内の標識もいくつか見られましたが、
さすがに寄る時間がなかったので、少し残念でした。
途中、新見の手前にあるコンビニで休憩。
コンビニの横にあったお豆腐屋「おとうふ工房豆善」で、
豆乳ソフトクリームを食す!
この日は、ダブルボトル体制で、
1つはスポーツドリンク、もう1つは麦茶でした。
夏は麦茶&塩。
新見の辺りから、しばらく中国道と並走して、
途中、R8へ入り伯備線に沿うように北上します。
今日の道のりのほとんどは伯備線と一緒なのでした。
新見からの山越え
道はいつの間にか山間を走る風景に変わり、
気付かないほどだった勾配も、
徐々にその傾斜を強めていきます。
ただ峠と言えるようなところはなく、
じんわりと標高を上げていく感じでした。
清流を眺めながら、
時折通り過ぎる電車を見る。
ゆっくりとした時間の流れる場所。
素敵すぎる。
途中、ちょっと脚を止めて川を覗き込んだり、
「やっときた夏休み!」という感じがして、
めちゃくちゃ楽しかったなぁ。
頭の中で吉田拓郎の歌がループする。
新見市を越えて・・・
そしてようやく鳥取県へと突入しました。
この岡山県と鳥取県の県境にある峠、
「谷田峠」は今回の難所ベスト3の1つ。
それでも標高は500mほどで、
今回は意外と登らないルートで助かりました。
爽快な下りになる予感しかない。
少し下って、大倉山の裾を回り込むように北上していきます。
この辺りでしばらく伯備線ともお別れです。
何の期待もしていなかった道でしたが、
この辺りの、のどかな風景は最高に贅沢でした。
小さい花を咲かせていた植物はなんだったんだろうか。
めちゃくちゃ綺麗だったなぁ。
道はアップダウンの繰り返し。
最後にキツイ坂を乗り越えると、
ご褒美のダウンヒルが待っていました。
なにこれ、人生下り坂最高!
いよいよ、大山のふもとへ行く「出雲街道」へ!
大山のふもとへ
ダウンヒル区間を経て、R181「出雲街道」へ。
ここからは再び伯備線と並走していきます。
またよろしくお願いします。
標識に米子の文字を見つけると、
急に目的地が近づいてきた感じがしますね。
おおお、ついに「大山」の文字も!
日野川沿いの道を北上していきます。
いよいよ、「江府町」へ突入!
大山ももうすぐそこだ!
本当はコンビニ休憩を挟む予定でしたが、
ちょうど道の駅「奥大山」を通ったので、
こちらで休憩をしていくことにしました。
甘いものが食べたい…
奥大山天然水のかき氷!
もちろん食べる。
あまえびさんが「横の物販で梨買ったら切ってくれますか?」
という交渉をしてくれて、こうなりました。
この梨、めちゃくちゃ美味しかった!
道の駅を満喫しすぎたぼくらは、
引き続き出雲街道を北上していくのでした。
溝口の辺りは鬼にゆかりがある土地らしい。
至る所に鬼がおりましたよ。
いよいよここから大山へ向けて走ります。
標高800m以上を駆けるヒルクライムだ!
大山ヒルクライム!
いざ大山へと向きを変えると、
そこからはひたすらに山へ続く登り坂でした。
8%前後の勾配が続く道を淡々と登って行きます。
目の前の大山に向かってレッツラゴー。
途中、道を帰るために西へ進みますが、
地図で見るとただの広域農道なんですが、
雰囲気ありまくりでした。
さてさて。
上り坂はまだまだ続きます。
途中から勾配は10%を越え、
なかなか厳しい道のりになってまいりました。
そして徐々に大きくなる大山。
いつの間にか、山の雲も消えて、その姿をはっきりと。
最高としか言えなかった。
登り始めてから10kmほど、
標高650mほどにある「大山まきばみるくの里」で休憩です。
ここからは米子市街、日本海の眺望が抜群で、
「自分の足で登ってきたぞ!」という、
ヒルクライムの醍醐味を感じずにはいられませんでした。
ちょっと霞んでるのが残念やけど。
そして反対側には、
大山の圧倒的な存在感。
ソフトクリームも食べたかったんですが、
ちょっと汗冷えをしてしまっていたので、
とりあえずここでは新鮮な大山高原牛乳を頂きました。
うまい!
記念写真を撮ったりして十分に堪能。
思わず盛り上がりまくってしまいましたが、
まだゴールまでは数キロあるのです。
さぁ再出発!
と言ったそばから、すぐに止まって写真を撮る。
だって、眺めがすごいんだもの。
この後、標高170mほどは登らなければならぬ。
意を決して走るおっさん二人。
「マダ?マダノボルノ?」と、
呪文のように繰り返し山道を走ります。
そしてようやく目的地へ到着!
サイクルウェア以外の着替えを忘れたので、
すぐさまモンベルでお買い物さ。
(この旅で一番の出費になってしまった・・・)
ここ大山寺のあたりは、
登山ルートの拠点になるような場所。
今日はここに宿泊する抜群の計画なのです。
大山の宿に投宿
そんなこんなで、無事に宿へ到着しました。
チェックインの後は、近くの温泉へ。
疲れた体をいやした後は、
旅館の晩御飯をいただきました。
全部美味しかった。
ふきのとうの味噌、絶品やったなぁ。
晴れていれば星が綺麗に見えるはずでしたが、
この日はあいにくの曇りでした。
夜に米子市街地の夜景がどうか見に行きましたが、
街灯が明るすぎて写真はうまく撮れなかった…。
大山寺の辺りまで行くと、
もっと綺麗に見えるのかなぁ。
大山のこの場所に泊まって本当に良かった。
正直、岡山から走って行く必要はない立地ですが、
その助走があったからこそ、
大山の魅力が一層感じられた気がします。
そして今回泊まった宿では、
本当に親切にしていただけました。
ありがとうございました。
大山ツーリング、
本当に素晴らしすぎる1日目でした!
2日目は大山から蒜山を抜けて鳥取駅まで走ります!
今回の軌跡
距離:157.74 km
平均速度:22.6 kph
カロリー:3,108 C
時間:6:58:48
高度上昇:1,740 m
平均気温:22.1 °C
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