【フルマラソン】「びわ湖マラソン2025」走ってきました!!

はじめに

昨年、初めてのフルマラソン「丹波篠山ABCマラソン」に参加して、地獄を味わってきました。

【はじめてのフルマラソン参戦記】丹波篠山ABCマラソン、サブ4で完走!!

2024/03/04

走り終わった当初は「もうしばらくは良いかな…」と思っていましたが、人はツラいことを忘れる愚かなる生物。気が付けば「今シーズンも走ろうかな」という具合になってしまいました。

しかし神戸、姫路と狙っていた大会はことごとく抽選で落選・・・。まだエントリーが「びわ湖マラソン」に参加することになりました。

今年も夫婦そろって、走ってきたよ!

曖昧な目標

前回は「サブ4を取る!」という明確な目標があったのですが、今回はそもそも準備不足なきらいもあり目標を立てられずにいました。

漠然と「前回より早く走れると良いな」というくらいで本番を迎えることとなってしまいました。

やはり目標があってこそがんばれるもの。これは後々に振り返っても、もっとも反省すべきところでしたね・・・

簡単レポ① 10kmくらいまで

スタート前

スタートはJR大津京駅からすぐの「皇子山総合運動公園」。

ヨメ氏がラン仲間の集まりがあるというので、少々早いかと思いながらも「自宅を朝5時15分に出発する」というスケジュールでした。
会場に着いてからは別行動でしたが、焦らずゆっくり準備(トイレなど)もできたので、これはこれで良かったかも。

朝と昼で10℃ほどの寒暖差(最低0℃/最高13℃)がある予報となっていたこともあり、荷物を預けるギリギリまで走る服装について悩みましたが、結局「半袖・半ズボン+コンプレッションタイツ」という薄手のウェアをチョイス。

家から持ってきていたバナナとアミノバイタルを飲んで、いよいよスタート位置へ。


スタートは皇子山陸上競技場。
少し早いかと思いつつ30分前にスタート位置(Cブロック)についたものの、気温は4℃しかなく寒い中を待つことになりました。

スタートのカウントダウンの中、興奮が寒さに勝ったのか、先ほどまでの寒さも一気に吹き飛ぶ。スタートとともにレインウェアを脱ぎ捨てて、なんか分からんけど「Fly Away!」って感じのテンションで走り出しました。

いよいよ、はじまり!

スタート!

スタートロスは2分40秒。
序盤の渋滞を懸念していましたが、会場を出るときに少し立ち止まった程度で、それ以外は特に大きなブレーキもなく、最初の1kmのラップは5:50。そこまでのロスにはならなさそうなことにまずは安堵。

スタート直後から街中を走るレイアウトだったので、しばらくは大きい声援の中で走れて良い。そして大きな道路を通行止めにして走るのはやたら気持ちいい。

しかし順調かと思われた、この超序盤でまさかの事態が勃発。

明確に尿意を覚えるッ!

オシッコしたい。非常にしたい。
もちろんコース上にはある程度の間隔でトイレがあって、この時も何か所かのトイレを通過。しかしながらどのトイレも同じようなオジサンたちが順番待ちをしており、”用を足すタイムロス”を考えると、なかなか決心がつかないのでした。

幸いコース上の案内は丁寧で「後〇〇mでトイレ」といった具体的な情報もあったので、これならまだ我慢しても大丈夫だと判断。「尿意先延ばし作戦」を決行したのでした。

この尿意問題に付随して「トイレ時間の確保」が命題となった今、ペースは5:30以内で刻みたい。とりあえず今のペース指標はこれだ。


近江大橋を越えて草津のイオンが見えてくると、ロードバイクで走ることもある馴染みのある道。
まだ序盤なので淡々と進む感じで順調でしたが、思いのほか早く空腹感を覚える。先延ばしするか悩んだけど8kmあたりの給水の際にアミノサウルスを摂取。

ここからほぼ湖岸の道を走るコース。当日は北西の風が吹いており、まだ強くはないもののそれを身体で感じながら走るのでした。

簡単レポ② 25kmくらいまで

コースは15kmあたりからメロン街道に入り折り返しをするレイアウト。既に折り返しを経た対面コースには、猛者たちの姿があり、その力強い走りにも勇気をもらいながら前進。

最初の折り返しのとき、すぐ後ろにサブ4集団いたことに驚き。貯金ぜんぜんないやんけ。
自分の手元はネットタイムだったので、グロスタイムだとそれほど余裕がないんだということが、なんかこの時はよく分かっていなかったのです。

この後に折り返しがもう一つあるんですが、この2つ目が特に長く感じられて「いつ折り返すねん」と思ってしまうのがイヤでしたね。
この区間で道が少し狭い箇所があり、追い抜きにくく感じるときもあり、一定ペースを刻みにくかったのは少しストレスでした。総じてこの区間は割とツラいものがありました・・・。

2つ目の折り返しから中間地点を過ぎて、コースは再び湖岸へ。また開放的な気持ちが蘇ってきて、気持ちよく走れました。

しかしながら、このあたりから明確な疲労感が早くも登場。登場が早すぎる!


18kmくらいで補給をしたんですが、このままだと終盤にエネルギー不足になりそうな気がしたので、一応持参していたスポーツ羊羹を補給。
「補給食を余分に準備していたなんて、さすがおれ!」なんて、ご満悦な感じで食べていたところ、手が滑って落としてしまいました。もはや拾えるわけもなく、哀愁の羊羹さいなら。

25kmくらいでゴール地点でもある烏丸半島を一度通過します。
実はここで子どもが応援のために待機しているという話を事前に聞いていたため、コースの端っこを走りながら探しまくりました。
ようやくその姿を見つけてハイタッチ!嬉しさの反面、口から出た言葉は「死ぬほどしんどい!」でした。

この言葉を最後に失速・・・

簡単レポ③ ゴールまで

25kmを過ぎて、早くもつらい時間がやってまいりました。

子どもたちを応援を力に変えて走る!という気持ちとは裏腹に、確実に落ちていくペース。5:30~5:40くらいの間で、ひたすら耐えて走るという感じの時間が続きました。

烏丸半島を出ると、ゴールに向かって折り返してきたランナーとすれ違う形になります。会場を出てすぐのところですれ違ったランナーたちは2時間台かな?めちゃくちゃ速いやんけ。

ここでもう一つ楽しみにしていたことがあります。おそらくこの30kmあたりで折り返して帰ってくるヨメ氏とすれ違うことになるというプチイベント。折り返しコースは嫌いだけど、この瞬間だけはテンション上がります。
あちらのターゲットタイムと自分の走行距離などの情報から計算しつつ、「もう少しのはず・・・」と身構えていると、向こうから走ってくる姿が見えました。もうそれだけを楽しみにしているくらいの状況だったので、先に気が付いたのはこちら。嬉しさのあまりに大きく手を挙げて、すれ違いざまにハイタッチ!
元気そうに見えたけど、後で聞いたところめちゃくちゃしんどかったらしい。

ヨメ氏とのハイタッチで少しだけ復活した気がしつつも、苦しい状況は打開するには至らず。
ただひとつ朗報があるとすれば、それは序盤から連れ添ってきた「尿意」が確実に薄れていっていることでした。この時には「おれは尿意に打ち勝てる」という確かな自信が湧いてきていました。鉄の膀胱カモン!

そんなテンション上がったり下がったりしてる中、30kmを過ぎたあたりで沿道の女性から「〇〇さん頑張って!」と本名を呼ばれて応援される事案が発生。明らかに知らない人が、明らかに私を見て応援してくれている!訳が分からないまま手を挙げて反応するも「?」状態。
さらに少し先で「〇〇さん頑張ってー!」と男女グループから応援されて、思わず「だれー!?」と言返してしまった。でも応援は素直に嬉しい。
ヨメ氏のランニング仲間かな?何で分かったんやろ?同じ苗字だから分かったのかな?でもゼッケンと応援ナビだけで発見できる?それってすごない?と、脳内でダーっと色々と考えたりしていたけど、それ自体が気晴らしになったりして、色々とありがたい応援になりました。


琵琶湖大橋の手前で折り返して、あとはゴールまで・・・と思っていたんですが、佐川の陸上競技場のほうを回ってから南下するらしく、この時には「もう早く終わってくれ」という考えに支配されてしまっていたので、かなりつらかったです。
もうこの時ペースは5:40あたりをうろうろ・・・

気持ちをリセットしたかったこともあり、陸上競技場にある給水ではバナナをもらって10秒くらい歩いてからリスタート。

もうゴールまでは7kmほど。「折り返せば追い風になる」と信じていましたが、実際どうだったのかも分からないくらい強烈な疲労で、思うように走れませんでした。
下手な動きをするとハムストリングスが攣りそうな感じ。それでもまだ足が前に出るから、とりあえず少しずつ刻んで行くしかない。

伝家の宝刀「しんどいのは全部、気のせい!」を使おうとするも、残り距離の情報が入るとつい「後5kmだ!」とカウントダウンをしてしまいます。でもそうなると1kmですらなかなか減らなくて、精神的にもかなりつらい。
前回の反省からこうなりたくないと思っていたけど、結局この思考からは逃れられなかった・・・

そのままギリギリの状態で距離を消化して残り2km。首が痛そうな白人男性に追い抜かれる。首を左右に振りながら走っている。みんな限界に近いんだろうな。
「あと2kmだったらホームコースだと、あの辺り。もうすぐ!」と自分を鼓舞する。結局あこがれのラストスパートは叶わず、最後まで「とにかく止まらないように!」というそれだけでゴールまで!

びわ湖マラソン完走!

グロスタイムで3:58:07!ネットで3:55:25!

後半へろへろでした。

またしてもギリギリでサブ4滑り込み!という結果で、今回のびわ湖マラソンが終わりました。

一応グロスタイムでもPBだったから頑張ったということにしよう!

振り返りと自省

良い大会だった

駄文とともにダーっと振り返ってみましたが、終わってみると楽しかったですね。

大会の運営もとても良くて、ストレスなく大会を満喫できました。
特にボランティアの方々には頭が下がる思いで、沿道に人が少なくなるところも多かったですが、人一倍大きな越えて応援してくれたり、中には喉潰れてんちゃうかってくらいの状態で激励してくれていた人もいました。
コース上の案内も分かりやすかったし、給水の手前から案内が出ているのも助かりました。総じて満足度高かったです。

コースレイアウトは折り返しが多いのがイヤでしたが、概ねフラットで走りやすかったと思います。風と折り返しがこのコースの肝だったかもしれませんね。

心拍バクバクの走り

前回もそうだったんですが、今回も8km以降は心拍数は170以上をキープしていて、非常に過酷(心臓にとって)な内容だったことが読み取れます。
おそらく感知できてないだけで、8kmに至るまでも心拍高かったと思うんですけど、こんなんで走ってて大丈夫じゃないですよね・・・?

準備不足という反省

本番はしっかり頑張れたとは思うものの、やはり準備不足は否めませんでしたね。

普段のランニングのほとんどが帰宅ランなこともあり、あんまり時間、距離ともに走れていなかったのは自覚しているところです。
メニューも組まず「ただ家に帰るだけのランニング」しかしていない割には、距離を積まなさすぎでした。普段からもうちょっと走ろう。

優先順位が「ロードバイク」なので、週末は自転車に乗りたいのです。そしてそのために疲労をあまり残したくないという思いもあったりして、なんだかバランスが取れなかった感じ…
そんな中途半端な天秤をしていたせいで、ランニングに時間を割けなかったというだけなのです。ただ今となってはもうちょっとうまくやっていける気がしています。

ランニングに注力できた(自転車に乗らなかった)のは2月だけでした。もしインフルに罹らなければ月間300kmも視野に入っていたような気がします。まぁそれはあってもなくても結果に大差はなかったと思いますが、やっぱりボリュームはある程度必要と感じました。

先に触れていますが「目標を持つ」というのも大切。
今回はなんかダラーっとしたまま本番を迎えてしまいましたが、自分が目指す何かを決めておくべきでした。
これはマラソンだけに限らずね。

おわりに

なんか自転車もランも中途半端になってしまっている現状ではありますが、もう少しうまく両立できるような気もしています。
というわけで、もう少しこの中途半端スタイルでイイトコドリして楽しみたい所存です。

ちなみに近々のトレランイベントにもエントリーしておりまして、六甲山縦走する予定です。フルマラソンよりこっちのほうが怖いよ・・・

普段も別にフルマラソンのために走っているわけでもないという感じなので、別に執着もなにもしていないんですが、1シーズンに1回くらいは走り続けるのは良いかもしれないですね。とにかくゴールのときの達成感がやばい。

どちらかというと、もうちょっと距離の長いやつにも興味はあるんで、そういうのにも挑戦してみたいなぁ。自転車と同じく「楽しく走るのが一番」という超絶ゆるい感じでやっていきたいね。

そして今回も誘ってくれたヨメ氏に感謝。
スタート地点すら違ったので、もはや一緒に走った感は皆無でしたが、3時間12分は速すぎよ・・・。努力の賜物やね。

備忘メモ

忘れないように書いておくのさ。

ウェア

先述の通り、半袖・半パン・コンプレッションタイツ。

NORTH FACEのマルチポケット仕様のフリーランショーツ便利すぎた。大会ではこれと決めてる。

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スタート待機中は寒かったけど、レインコートがあればギリギリ大丈夫だった。
気温5℃くらいだったらこれで問題なし?

めっちゃ日焼けしたので3月でも日焼け止め必要でしたわ。

補給食

前回同様にアミノサウルス。

朝ごはんが足りていなかったのか、早く摂りすぎていたのか、10km手前で補給することになってしまった。

前倒しになったこともあってアミノサウルス×4では不足していたので、スケジュールとか食べるものは見直すべきかも。
今回は尿意問題も勃発したので、尿意を遠ざけるという効果を期待して「当日は大福を食べろ!」と記しておきたい。



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