この記事のもくじ
はじめに
最近、なかなか自転車仲間が捕まらずに週末ゴロゴロしちゃうパターンが続いていました。
この週末もそんな感じで自転車に乗れないのはちょっと寂しい感じ。
「せっかくなら一人で楽しめるやり方を考えよう!」
そう前向きに考えた結果、自転車とランニングをどっちも盛り込む「バイク&ラン」のスタイルで遊ぶことに決めたのでした。
目指す場所は能勢・妙見山。
こんな感じで自転車とランを楽しもうという作戦にしました。
①登山口のある能勢電鉄・妙見口駅まで自転車で行く
②妙見山を走る
③再び自転車に乗って家に帰る
よくよく考えると「ロードバイク=ただの移動手段」という感じになってしまっている感は否めませんが、とりあえずやってみようの精神で。
いってみよう!やってみよう!
【自転車の部】朝遅いけどスタート
一人で走り出すには、早朝のうちに流れるように準備をして、飛び立つ水鳥の如くサっと家を後にするのが好ましいのだ。
起きたのは7時45分だった。寝坊である。
しかも歯を磨いているときに腰がピキっとなって、そこから謎の腰痛になりにけり。
そんなことも手伝って、持ち前の出不精が発揮され始めたので、極めて遺憾ではあるが他人のせいにして今日の計画を早々に中止することを決めました。
子どもたちから「行かないで」という言葉を引き出すために、私はあざとくも優しい声色で「今からパパ出かけてもええかな?」と聞いてみた。
「ええよー!いってらっしゃい!」
人に何かを期待するのは良くないということは、往々にして感じることなのである。
9時を過ぎてから自宅を出発しました。
半袖半ズボンでちょうど良い感じ。
市内の桜はもう見ごろを過ぎてしまいましたね。
せせこましい街中を抜けて神崎川沿いの道へ。
この時間の一般道は車がいっぱいなので、川沿いの道を駆使して行きましょう。
そこから旧猪名川沿いの道へ。
そして猪名川沿いへ。
これがサイクリングにふさわしい「しつこいくらい川沿い走るルート」だ。
土手の菜の花がきれいだし、遠目に見ると桜もまだまだええ感じですね。
気持ちよく走っていたら、箕面川が道をふさいでました。
このまま突っ切ってやろうかと一瞬男気がたぎりましたが、自転車ビチョビチョが嫌なので堤防から迂回してやったぜ。
池田。
そのまま北上して行きます。
エドヒガンがきれいに見える「水明台エドヒガンの森」ですが、見ごろはとっくに終わっていました。
新名神をくぐって、R173方面へ。
R173から能勢電を越えて、光風台方面に大和?の住宅地を抜けるルート。
めちゃくちゃ登るやないかい。
ちょっとした峠くらい登ります。
光風台との境は歩行者/自転車しか通り抜けできないらしい。なんでやろ?
光風台の住宅地を抜けて「ときわ台駅」前へ。
駅の反対側から線路沿いの道へ入ります。
何度か走った道ですが、こちらからアクセスするのは初めてでした。
この線路と道路の感じ、とてもいい!
ちょうど踏切にかかったのでパシャリ。
そんな感じで、やってきたのは能勢電鉄・妙見口駅の駐輪場。
今は無料で使用できるということで、この場所に自転車は置いておくことにしました。
ここで靴を履き替えたりして、トレランモードへ!
【トレランの部】妙見山へ
異様に腹が痛い。
でも大丈夫、ここにはきれいなトイレがあるからね!
ということで、ここからトレランの部がスタート!
北へ向かってゴー!
自転車だったらなんでもない登りが、既にきつい!
しばらく行くと、廃線となった妙見の森ケーブル黒川駅へ。
今まで知らなかったけど、この線路沿いの桜もまたキレイだったんですね。
めちゃくちゃ良い。
妙見山にはいくつか登山ルートがありますが、今回は黒川駅の横から入る「新滝道コース」を使って登ることにしました。
進むと道の先に鳥居が見えますね。
日蓮宗の霊場と土着の神様が祀られる神仏習合の山ということで、山特有の厳かな雰囲気がありました。
しばらくは舗装路が続いた手入れの行き届いた道。
白瀧稲荷神社。
その奥には立派な砂防ダムがあって、とてもイカツイ。
雄滝行場。
まだまだ先に進みますよ。
振り返るときれいな桜の木が!
先週の疲れが残っているのか、序盤からモモ裏が張っていたので、ちょっと休み休みで登りました。
メジャーなコースだからか、ハイカーの人とも数人すれ違いました。
この雰囲気・・・自転車で登っているときの山の感じになってきた。
いよいよピークも近い感じですね。
そして妙見山駐車場に到着。
しだれ桜が満開できれい!
こんなに天気も良いのに、自転車はほとんどいなかったのは謎ですね。
自転車以外でここに来ることがあるなんて!
参道を登って行きましょう。
途中で妙見山の三角点があるということで、寄り道。
ほんの少し歩いた場所にありました。(三角点はこの記念碑の裏にあったけど、人がいたので写真割愛)
はじめて妙見山(660m)のピークハント!
【トレランの部】大堂越コースから野間へ
下山は「大堂越コース」からするつもりなので、そちらのほうにブラブラ。
途中にあったお茶屋さん「奥山茶屋」。
以前に来たことがあったけど、おにぎりセットが絶品だったなぁ。
途中の展望台から望む。
なんでこんなところにバス停あるんやろ?と思ってたけど、昔は実際にバスが走ってたんですね。
下りる途中に大阪自然環境保全地域の案内板がありました。
珍しい樹林帯になっているらしい。
ここから大堂越コースのほうに降りていきます。
とりあえずは妙見リフトの駅を目指す感じのようです。
先ほどの新滝道コースとは雰囲気が違いますね。
急な下りでもなく、歩きやすい(走りやすい)感じの道でした。
めっちゃ楽しい。
妙見リフトの駅まで降りてきました。
ここの桜も見事でした。
こちらの駅も廃線のため何もありませんが、下から見えていた線路沿いの桜は、近くでもきれいでした。
お、ここからコースに入る感じっぽい。
走りやすい感じの道が続いて、めちゃくちゃ気持ちいい。
しばらく行くと分岐がありました。
コースは黒川のほうまで続きますが、今回は野間方面に降りたいので分岐を反対方向に進みます。
どんなコースか心配でしたが、こちらもしっかりとした道になっていました。
野間峠のふもとにある天王山神社のほうに道は続いているようです。
この道が緩やかな下り基調の道で、路面も悪くなくてめちゃくちゃええ感じ。
ほぼ走って降りれるほどで、まさに快走路って感じでした。
かなり降りてきたなぁというところで、景色が開けている場所がありました。
おー、なんかどこか分からんけどええ感じすぎる。
そのまま天王山神社を過ぎて舗装路へ。
そのまま進むと、野間峠の府道4号に出てきました。
うん、よく見る景色だ。
そのまま坂を下って、休憩ポイント「野間の大ケヤキ」に到着!
自転車以外にこんなところに…(以下略)
例のごとく、なぜか自転車が少ないのには驚きました。
期待していた「ありなし珈琲」はまだ出店されていなかったので、自販機でドリンクを買って補給食をいただきました。
日なたにいると暑いくらいの気温で、ほとばしる汗滝のごとし。
ここを折り返し地点として、妙見口のほうに戻ります。
【トレランの部】ありなしの道へ
野間の大ケヤキの横っちょの道を行きます。
R477と並走する道から、往路の「ありなしの道」の入り口がありました。
「このまま進んで大丈夫?」と少し不安になる入り口の様子…
少し中に入るとええ感じの雰囲気でした。
ふかふかの地面。
ハイキングコースなので、急峻な登りもなく気持ちのいい道でした。
少しだけ標高が上がったところで景色がきれいに見えると期待したら、ソーラーパネルだらけでげんなり。
こんな感じの道が続きました。
ハイカーとすれ違うこともなく、静かでいい道でした。
途中で木のトンネルみたいになっている箇所があって、なんだか楽しくなったのも印象的。
途中で案内板が出てきましたが、デザインがめっちゃかわいいやんけ。
緩やかな登りのまま、ありなしの道のピーク(366m)に到達。
お目当ての桜の森の案内板が出てきました。
そんなことより蜂とまむしは怖い…
ちょっと走って降りるには怖い箇所もありましたが、おおむね走りやすい感じ。
分岐。
事前にルートに設定していた微笑み桜方面へ。
おお、出てきたぞ!
残念ながら見ごろはとっくに終わっているようで、ほとんどが葉桜の様相。無念なり。
ここが今回の見どころの一つだったんですが、何人か休憩している人もいたし、長居せずに降りてしまいました。
さっきの分岐を反対に行った群生地のほうが、まだ見ごろだったのかもしれないなぁ。でもエドヒガンだと終わってるだろうし…などと考えて、しばらくどうするか逡巡。
時季外れなのは仕方ないという結論に至り、そのまま先に進みました。
あれ?行き止まりか!?と思ったら、獣除けの柵でした。
ここからも良い感じのハイキングコースが続きました。
ほうほう、キャンプ場のほうにも降りる道があるんですね。
出口にも柵がありました。
桜の森からやってきたので、黒川公民館方面へ向かいます。
途中でウッドデッキがあって、そこではなにかスピリチュアルな会が催されていました。通りかかったときにちょうど死生観の話してたので、足早に通り過ぎました。
徳林寺方面。やってきた方角にある「ピザ窯」というのは、なんなんだろうか。
細い道をゆく。
すると大きな道「県道605号」に出てきました。
ちなみに出てきた道を振り返るとこんな感じでした。
小さくありなしの道の案内板もありました。
少し行ったところに「黒川ファーム」という直売所があります。
なんか美味しそうなな予感がする!
ここで買ったのは、ゆずジュース!!!
これが疲れた身体、五臓六腑に染み渡るおいしさ。クエン酸を感じる!!
そこからR477へ。
目の前に見えているのは黒川駅。ゴールの妙見口駅もすぐそこですね。
ゴール地点、妙見口駅に到着!
これにてトレランの部が終了。グロスで2時間20分ほどのお楽しみでございました。
【自転車の部】妙見口から帰るだけ
再び自転車にまたがり、自宅へと帰るライドがスタート!
駅を出てR477を渡って、吉川峠のほうへ向かいます。
先ほどいた駅のあたりが見渡せる場所に出ました。
自転車は速いね(当たり前)
目の前に雉がつがいで出てきました。
「そういえばキジ鍋って食べたことないなぁ」と思ってしまうくらいに空腹感。
さらに進むと林道の風情に。
ここから妙見山に登るのが「天台山コース」ですね。
青貝山もここからアクセスできるのか・・・
右手の道を下っていくと箕面森町に出る道。
なんか薄暗い道のイメージでしたが、久しぶりに走ってみるとそんなことなくてええ感じの道でした。
散歩しているおじいさん×2とすれ違ったりして、地元の人の散歩ルートなんだろうな。
良いカーブだ。
最後はつづら折りを登ってフィニッシュだ!
箕面森町へ。
そして国道423号を池田方面に南下。
池田まで戻ってきました。
いつもの「帰るのツラい」の場所で小休憩。
途中コンビニで買ったおにぎりをここで食べたりして、家までのエネルギー補給。実はもうかなりヘトヘトなんです。
往路と同じく、川沿いを南下していきました。
猪名川から神崎川へ向かう途中。
神崎川駅手前から神崎川沿いの道へ。
追い風基調なことも手伝って、最後は割と楽ちんに帰って来れました。
全然走ってないんですけど、なんかとても疲れた!!
おわりに
とても刺激的でした!
だいたい自転車ほったらかして走りに行くっていうのもどうかと思うところはありますが、そんな背徳感を背負いながら登る山には謎のエクスタシーがありました。いえ、過言でした。
自転車では何度も訪れたことのある場所でしたが、登山口から登って行くと全くの別世界でした。
また「妙見山から野間まで抜けて、野間の大ケヤキを経由して黒川まで戻ってくる」というコースは秀逸でしたね。
なんだかいつも自転車で走る車道の裏道を縫っていくようなコースは、よく知っている場所だからこそ驚きもあったし、純粋に楽しめましたね。
黒川の咲き乱れる桜に間に合わなかったのは残念でしたが、来年はそれを見るために再訪するのも良いかもしれません。
この日の【自転車の部】は大変でした。
腰がヤラれていたからか、レーパンを履いていなかったからか、自転車とのシンクロ感を味わえないまま走っていました。
帰るころは馴染んできたんですけど、なんか気持ちよく走れるまでに時間を要してしまいました。
そのせいでサドルを替えたくなったので、近いうちにFACTORに付けている同じものを付けてやろうか迷いどころです・・・
こんな感じですけど、ガッツリとロードバイクにも乗りたいんや!
月末の連休に期待!!
今回の軌跡
途中かなりゆっくり休憩したりして6時間半くらいかかりました。
がんばれば午前縛りでも似たようなことできるかな?
【自転車の部】城北大橋~能勢電鉄・妙見口駅
距離:72.70 km
タイム:3:09:20
平均速度:23.0 kph
総上昇量:453 m
【トレランの部】妙見山~ありなしの道
距離:14.41 km
総上昇量:756 m
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