はじめに
新しいフレームに換えてから、
見た目やさらなる快適性を求めて、
サドルを変えることにしたのが半年くらい前。
fabricのLINEというサドルを買って、
ここ最近愛用をしていました。
それなりに使っていると、
少しずつほしいものが見えてきたりして、
結局買い換えることになりました。
そんな物欲のお話。
お尻の収まりを考える
今までに何度か書いてきましたが、
僕自身は「お尻に鈍感」な人種でして、
サドル問題にそこまでシビアに向き合ってきた、
ということはありませんでした。
今回もサドルを変える理由として、
「お尻が痛いから」というような、
後ろ向きな理由はなかったりします。
じゃあなぜ買い換えたのか。
ひとことで言うとコレです。
収まりの良いサドルが欲しい!
ここ最近乗り方を考える機会があり、
今までとは違うフォームで走ってみたり、
そういう試行錯誤をしています。
そんな中でこう感じることがありました。
「なんか収まりが悪い部分があるな…」
どうもサドルの後ろのほうに、
お尻を乗せるときに収まりが悪い。
「同じ姿勢をキープしにくい」という、
不満点が新たに出てきてしまいました。
ショップでサドルを物色しても、
結局はお尻を乗せるまで分からないし、
テストサドルもあらゆるものが試せるワケではないので、
決定打が打てず、迷うだけの日々。
何より不満が少しあるくらいのもんで、
フレッシュで360kmを走った時も、
"お尻は全く平気"だったので、
急いで換えるような理由もなかったのです。
しかーし。
そんなときチャンスが到来しました。
欲しいサドルの「特価情報」を発見!!
こうなったらBM(物欲のモンスター)としては、
腕の見せ所です。
大事な大事なアタックチャーンス。
・・・即決。
「Astvte Starlite VT」を購入
そんなこんなで、
今回選んだのはアスチュートのサドルでした。
某ショップに行く度に眺めていたんです。
国内販売価格は仰け反るくらい高いのですが、
ガイツーのセールにうまく乗れたおかげで、
かなりお安く手に入れてしまった。
パッケージもハイエンドな雰囲気が…。
大げさな箱を早速、開封します。
「溝が付いている」。これだけはマストだ。
スペックとしてはこんな感じですが、
サイズ的にはfabricとほぼ同じの135mm。
重さはfabricより30gほど軽いです。
カーボンレール特有の「7×9mm規格」なので、
"シートポストが対応しているか否か"は、
買う前に注意が必要ですね。
メイドインイタリー。
はじめてのカーボンレール。
トルク管理しないとパキって逝きそうな感じ満載。
気を付けます・・・。
fabricのLINEと比べてみると、
形の違いが良く分かります。
「STARLINE VT」は、結構湾曲しているので、
上から撮った写真だと一回り小さく見えますが、
縦の長さも10mmしか違わないのです。
厚みはかなり違います。
fabricに比べるとレーシーな見た目ですね。
装着してみました
早速、取り付けてみました。
座面のカーブがあるので、何度か座ってみて、
ほぼ水平(微妙に前下がりなくらい)で装着。
かっこいい!
比較画像を用意し忘れたので、
ちょっと角度も違うもので代用してますが、
こんな感じの変化になりました。
角度が違うので分かりにくいですが、
シートポストの出しろが増えて、
「落差が大きく見える」という有り難い特典も。
ちなみに、
「オルトリーブのアタッチメントが装着できるのか」
という懸念もあったんですが、杞憂に終わりました。
ちゃんと装着できましたよ。
少し乗ってみた感想
簡単に書くとこんな感じでした。
- 乗り心地が良くなった!
- お尻との親和性アップ!
- 見た目がかっこいい!
- 薄いからシートポストが出る!
サドルを換えてから100kmほど走りましたが、
fabricとは形状も異なるため、
乗り心地に大きな変化がありました。
100kmしか走ってないけど、書いちゃう。
振動吸収性については、
fabricもかなり良いサドルだったので、
ビックリするほどの変化はなかったですが、
突き上げが少しマイルドになった印象がありました。
カーボンレールの恩恵なのか、
それともクッションが変わったからなのか、
単なるプラシーボなのか・・・(←これか!?
表面素材はfabricに比べて滑りやすいんですが、
実際に乗ってみると違和感はなくて、
お尻の前後移動もスムーズでした。
(服の素材によっては滑りやすいかも?)
座り心地はとても良くて、
fabricよりも後ろのほうが幅広だから?か、
反る角度がええ感じなのか、
後ろ目に座るときのポジションが、
今までにないくらい座りやすくて、
これだけでも換えて良かったと思いました。
元々、座りが悪いと感じていたのも、
このポジションだったので、
座りやすくなったのは狙い的中でした。
まだ長時間のライドでは試せてませんが、
元々、ぼくはお尻問題には疎いほうなので、
問題なく使用できそうです。
後、サドル自体が薄いので、
サドルの高さを同じ位置にしていても、
シートポストの出しろが増えました。
サドルの見た目はもちろんですが、
シートポストが長く出るほうが、
なんかかっこいいし、最高。
fabricでかなり満足していましたが、
いざ違うものを使ってみると、
それなりにまた違う良さがあったりして、
サドルも奥が深いですね〜。
おわりに
「サドルは実物を試して買ったほうが良い」。
いや、絶対にその方が良いに決まってるんですが、
どうもテストサドルをレンタルするのもイヤで、
結局、こんなことになってしまってます。
(サドル沼には十分に気を付けよう!)
最近あまりに自分が向上しないので、
ちょっと乗り方を再考したりしています。
その中でサドルを換えたいと思うに至ったんですが、
結果的に良い方向に向かえば良いなぁと、
ぼんやりとハナクソほじりながら思っています。
自転車は益々レーシーな見た目になっていきますが、
乗っている人はただの自転車徘徊おじさんというギャップ。
そういうものを大切に僕は生きていきたい。
はじめまして。
僕もカーボンレールのサドルを使用しているのですが、サドルバッグで悩んでいます。
Di2のジャンクションAがシートポストに付いている為、普通のサドルバッグだと干渉してしまいます。
ですのでオルトリーブのサドルバッグを考えているのですが、アタッチメントをカーボンレールに取り付けても良いものか不安で実行できていません。
DARUMAさんは実際に取り付けをされたようですが、その後不具合等ありませんでしたか。
カーボンで怖いのは割れてしまうことですので…。
はじめまして!
僕の場合はオルトリーブの運用で大きな問題はなかったです。
一応トルクはかけすぎないようにしてましたが、
普通に使えてました。
それほどヤワなものではないと思いますが、
大丈夫と言って良いのかも分からないので、
オススメはしかねますが・・・
DARUMAさん、ご回答ありがとうございます!
特に問題がないとのことで安心しました。
体重を支えられるだけの強度はあるわけですし、サドルを取り付ける際のトルク以下であればそうそう破損するものでもないと思いますが、やはり非推奨ですよね。
あくまでも自己責任で試してみます。
ありがとうございました。