この記事のもくじ
はじめに
半ばレース用の機材とばかり思っていたパワーメーターですが、
最近ではかなり敷居も価格も下がってきています。
実際、周りにもパワーメーターユーザーが居るような環境で、
その便利さを語る人たちは数知れず…。
プロロードレースなんかではよく聞く言葉でしたが、
自分にも存在することすら忘れていた「W(ワット)」。
ワットって自分で知る意味あるのか?
その自分の出力を可視化できるツールとして、
「非常にためになるのは分かる」んですが、
それが一体どういうことなのか、
イマイチ結びついていませんでした。
そんな中、早朝に出かけた勝尾寺で、
「序盤に飛ばしすぎて途中でくたばる事件」があったり、
実際にパワーメーターを借りて走る機会があったりして、
身をもって知る自分の出力と、そのおもしろさ。
興味が次第に本格な物欲に変わるのに、
それほど時間はかかりませんでした…。
そして気がつけば買ってしまっていたのでした…。
「Stages Power」を購入!
さて。
早速貯金をほぼ降ろして買いに走ったのがコチラ。
コツコツ貯めた大金が瞬時にこれに変わりました。
"Stages Power – Shimano Ultegra 6800"
「チームスカイが導入している」という触れこみで、
有名なパワーメーターでもあります。
Zwiftの特典という甘い誘惑も付いていました!(もうヤメテ…)
左側のクランクにアッセンブルされているタイプなので、
外観も目立つこともなく、
そして容易に導入ができるパワーメーターなのです。
スペック
- パワーレンジ:0~1999W
- ケイデンスレンジ:20~220rpm
- 測定誤差:+-2%(100w/90rpm)
- 対応端末:iPhone、ANDROID、ガーミンほか
- 通信規格:ANT+、Bluetooth 4.0
- センサー重量:20g
- 防水性能:IPX7
- 使用バッテリー:CR2032
先人曰はく「防水性能もバッチリ」らしいです。
バッテリーはCR2032で約200時間ほど保つようです。
後はケイデンスも図ってくれるので、
もし独立したケイデンスセンサーを使っている人は、
それを外してしまっても問題ないですね。
Bluetooth対応。
スマホと同期させて、専用アプリを使って
バッテリー残量や諸々の情報の確認、
ファームウェアの更新なんかも行えます。
これは便利!
詳しくは代理店ホームページにて。
STAGES – INTERMAX
http://www.intermax.co.jp/products/stages/
なぜ"Stages Power"を選んだのか
数あるパワーメーターからStagesを選んだのには
こんな理由がありました。
- 比較的安価に手に入る
- 取り付けが容易なクランクタイプ
ぼくのようにお小遣い制の貧乏マンの場合、
"予算"というのは、しつこく付いて回る大問題。
Stagesはパワーメーターの中では安価なほう。
(でもモーレツに高い)
今回はお得情報を手に入れ、特価で入手できたので
購入に踏み切りました。
パワーメーターにはいろんな種類があって、
ペダルやハブ、クランクなど様々なんですが、
Stagesは左クランクを交換するだけなので、
とても簡単に手軽に取り付けができました。
左側クランクからしか測定できないですが、
測定誤差も「+-2%」と問題なさそうなので、
特にこの辺の部分にはデメリットも感じませんでした。
(というか僕みたいなホビーライダーには十分すぎる)
競合品としては、パイオニアのものがありますが、
ぼくのクランクは"6700"だったので、
パイオニアのものは未対応だったのです。
運よくStagesのほうが安く入手できたので、
パイオニアは選択肢から外れていました。
(定価はPIONEERのほうが安いですね)
パイオニア-ペダリングモニターセンサー
http://pioneer-cyclesports.com/jp/
箱を開けて眺める作業
というわけで、箱を開けてみました。
高級感はないけど、なかなかのパッケージング。
ぼくは170mmのクランクを使用しているので、
Stagesももちろん170mmを購入しました。
バッテリーはCR2032×1個。
サイコンではお馴染みのANT+に対応なのはもちろんですが、
前述の通りBluetoothにも対応しております。
お決まりの使い道の分からないステッカーも入っていました。
やったね!要らないね!!
取り付けてみた。
早速取り付けましたが、
作業としては左クランクを入れ替えるだけなので簡単でした。
付いていたクランクを外す。
古いグリスのお掃除なんかをして、
新しいStagesクランクを取り付けるだけ。
トルクレンチで、きっちり指定トルクで締め付けて装着!
同梱されていた説明書には、こんな注意書きもありました。
しっかりと推奨されたやり方でやりましょう。
無事に装着完了です!
STAGESのロゴが目を引きますね。
装着した後ははGARMINで認識をするかチェック。
同期させる作業ですね。
パワーメーターの項目から、
センサーを認識させてやります。
乗る前にはキャリブレーションを行いましょう。
後はガーミンの項目にパワー表示をさせるだけ。
最初は「10秒平均のパワー表示」をしてましたが、
途中で「3秒平均」に切り替えました。
これで準備完了~!
後は実際に走らせるだけです。
使ってみた感想
というわけで、
パワーメーターを装着してから400km程度走りました。
トレーニングなんかには無縁な走り方をしていますが、
それでも「これは!」と思えたのは、この3つ。
- リアルタイムで楽しめる出力値!
- 走行後のログを見ても楽しい!
- ヒルクライムのペーシングに便利!
3つと言いながら、内容としては被るんですが、
リアルタイムでパワー値を見ることができるので、
「今、とても頑張っている!」
という感覚が数値で分かるのは、とても楽しいです。
いつも序盤で(無意識に)がんばりすぎてしまうヒルクライムも、
値を見ながら走ることでペース作りに活躍しました。
(おかげで自己ベストを更新できました。←通販CMみたい)
これはロングライドにも言えますが、ペース配分は重要!
後、心拍数を目安に走る人もいますが、
ぼくはすぐに心拍が上がってしまう体質なので、
巷で言われている心拍数を目安にすると、
平地を少しがんばって走るだけで目安値を越えてしまい、
「がんばりすぎ」の値へ振り切ってしまいます。
心拍を気にしながら登ると坂なんて絶対に登れません。
そういう部分でもパワーメーターは分かりやすい目安になる。
と強く感じました。
後、走った後の「走行ログ」を見るのも楽しくて、
特に意識せずに走っていた場所も、
後でどんなもんで走っていたのか確認できるし、
「客観的に人の走りを見る(比べる)こともできる」ので、
おもしろいですね。
あまり数値に縛られすぎるのも…とは思いますが、
必要以上に追い込みたくないときも、、
ギリギリまで追い込みたいときも、その指標となる。
という、当たり前のことを感じたわけであります。
後はTSS(トレーニングストレススコア)などを管理して、
自分のトレーニング負荷を管理できたりと、
より効率的なトレーニングのために役立ちますね。
(と言いつつ、この辺の濃い部分はまだ勉強中…)
おわりに
いろいろ取りとめのないことを書きましたが、
「買ったばかりのお前が何をゆーてるねん」
状態ではありますが、
新鮮な気持ちを書き殴りさせてもらいました。
知識が追い付いてない部分も多いので勉強中。
パワートレーニングの参考書としては、
こちらの本がバイブルのようです。
上の本も知りつつ、こちらの本を買っちゃいました。
「トレーニング」という部分以外にも、
自転車における"パワー"について、
読み物としておもしろい本なので、
眉間にシワを寄せずとも読める本でおもしろいです。
ということで、
パワーメーター入門しましたー!
もうちょっと勉強して使いこなすぞ。
お馴染みITさんのブログで濃い内容が書かれてます。
読み応えあるし面白い!
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