この記事のもくじ
はじめに
たまにはバンドで音を出したいってことで、
年末に旧知の音楽仲間とスタジオに入りました。
その時にドラムのSベ氏が「最近ロードに乗り始めた」と言うので、
ロード仲間が増えた!ってことで大変うれしい限り。
「近いうちに走りに行こう!」という約束をしていたんですが、
それが案外すぐに実現いたしまして、
1月2日、年が明けてすぐに走ってまいりました!
時間制限は15時くらいまで
当日は、15時くらいに帰って来いと言われていたので、
だいたい130kmくらいがええかなとルートを思案。
当初、”亀岡〜嵐山”を走ろうかと相談していたんですが、
正月の嵐山はかなり混雑してそうなので、今回はパス。
第二候補にあった「るり渓」に行くことになりました。
新年早々、ぶつける。
今回の待ち合わせは箕面方面。
1時間ほど余裕を見て出発をしました。
家を出たのは6時前。
まだ辺りも暗く、そしてかなり寒いのでした。
まだ体も温まらない中、公園へ入ろうとハンドルをきると、
なんか思いの外にグイっと曲がってしまいまして
ガンッ!
石塀?にペダルをぶつけてしまいました…
うわー、なんてこったー…。
公園に入るところで、全然スピードは出ていなかったので、
自転車にも特にダメージは見られなかったんですが、
クランクを見ると、塗装がゴリっと剥がれているのを確認…。
テンションがダダ下がりです。
凹みながら走っていると、ブレーキの時に異音が…。
改めてホイール周りを確認をしてみると、
どうやら前輪のリムも擦ってしまっていたようで、数カ所に傷を確認。
がびーん。最悪やないか!
ホイールにフレはなく、走行には支障がないと思いますが、
ブレーキをかける度に「シュッ!シュッ!」 と鳴ります。
正月とは思えない、めでたくない出来事が起きました。
そんなこんなで待ち合わせの時間にも遅刻してしまい、
本当に申し訳なかった…。
そんなWパンチで一日がスタートしました。
箕面の滝~高山へ
さてさて、気を取り直して、
キャノンデールを駆るSベ氏と「るり渓」へ向け出発です!
箕面駅の前を通り、”浄水所前”の交差点から、
箕面の滝の脇を通るR43の登坂が始まります。
(前に映っている方は、偶然前を走っておられた無関係の方です。)
勝尾寺へ行くのか、意外に車も走っていましたが、
それでも正月は車も少なくて走りやすいですね。
久しぶりに箕面の滝の辺りを走りましたが、意外と楽しい道ですね。
箕面川ダムの手前でトンネルを抜け高山方面へ。
なんだか走り納めの「山岳修行」を思い出すルートやん…。
関連記事→ ひたすらに峠を越える「走り納め山岳ポタ」!
そのまま登り基調の道を走り”豊能町”へ突入。
ちょうどこの時、写真に写っている前方の水たまりが薄く凍っていて、
さすがにこの辺りまで来ると、気温も違うなと感じた瞬間でした。
そして高山公民館に到着。
止まっていると寒いだけなので、先を急ぎます。
野間峠のダウンヒルで凍る!
ここからR423までダウンヒルをして“野間峠”へ。
しかしブレーキングの度に「シュッシュッ」という音が鳴って気になる…
そしてそれを聞いて凹む。
野間峠の上り口にある気温計は「0℃」!
いやー、クソ寒いと思っていたけど、まさかの0℃ですか。
ここから標高を上げていくので、上のほうは氷点下なんだろうな…。
二人で「正月早々、アホやな。」と言いながら野間峠を登ります。
このセリフは、この日の合言葉のように以後も度々発せられました…。
関係ないけど、冬用のグローブになると
カメラのシャッターが押しにくくなるので、
必然と写真の枚数が減りますね。
初詣に妙見山へ行く車が多いのか、
途中の分岐点にわざわざ交通整理の人が立ってました。
野間峠のダウンヒルは、冬の寒い日にはこたえる。
氷点下に近い気温でのダウンヒルで、体は冷え切ってしまい、
降りきった頃には、もうガタガタブルブル状態。
走っていると体は温まるんですが、末端が寒くてヤバイ。
横を流れる川の水も、流れのないところは凍ってました。
畑にある水たまりなんかもバキバキに凍ってたもんね…。
どうしようもないくらい寒くなってきたので、緊急会議。
当初のルートからは少し外れて、遠回りになってしまうんですが、
R173沿いのファミマで解凍作業に入ることが決定しました。
R106から“明月峠”を越えて、
逃げ込むようにファミマのイートインへGO。
本日二度目の朝食と味噌汁を食べ、体を温める。
そしてミニサイズの「貼るカイロ」を2つ購入(2つで70円程)。
冷え切った足先の甲に当たるように、靴下に貼付しました。
貼った瞬間に温かいので、思わず笑ってしまった。
今年は暖かいと言えども、冬の能勢を侮ってはいけなかったわ。
ここで引き返そうかと思うくらい弱っていましたが、
なんとか体も温まったし、“必殺カイロ作戦”も決め込んだので、
気持ちを新たに「るり渓」を目指します。
るり渓へ
R173からR54に入り、畑野を経由してるり渓を目指します。
積極的に前へ出てくれる初心者Sベ氏に甘えながら、
畑野のヤマザキを通過。
さすがにお正月休みされてましたね。
ヤマザキショップの交差点を曲がると徐々に勾配も出てきます。
良いペースで牽いてもらうヘタレなぼく。
広野のほうからるり渓へ登る道は、
それほど斜度もキツくないんですが、ダラダラと続く感じの道でこたえますね。
ついさっきまで凍えていた体も、この登坂のおかげでポッカポカ。
“森井の葛きり”並みにポカポカ。
そして南丹市へ突入。
ここまで来れば、もう登坂区間も終わりです。
そして、一応の目的地、るり渓温泉へ到着!
ここで昼飯を食べようか迷いましたが、時間が少し微妙。
先ほどファミマで食べた味噌汁などで、お腹は満たされていたので
しばらく迷った挙句、先を急ぐことにしました。
当初はR372まで北上して、R477で亀岡から南下して行く予定でしたが、
このルートだと、「昼飯を食べる場所がないかもしれない」
という正月ならではの懸案事項が出てきたので、
今回はR173→R601と走りR12を南下することにしました。
R12なら「道の駅いながわ」があるし、
最悪の場合はコンビニもいくつかある。
るり渓から後川経由で猪名川へ
目指して走ってきたワリに、さほどこの場所に思い入れもない僕たちは、
後ろ髪をひかれることもなく来た道を戻る。
R731を経てR173へ。
すぐに能勢へ。束の間の南丹市でした。
R173へ出たら、少し北上してお気に入りのR601へ。
この辺りまで来たら、こういう道を走らないともったいない。
普段から交通量の少ない道ですが、
この日は車もバイクも通らない貸切状態でした。
そして篠山市へ突入。
この道はSベ氏にも好印象だった様子。
最初は途中で”奥猪名”のほうへ抜けようかと思ってましたが、
せっかくなので“篭坊温泉”を経て後川まで出ることにしました。
この辺りは本当に気持ちが良い道ですね。
新年早々に走れてよかったなぁ。
後川の集落を抜けていきます。
時間があればこのまま三田へ走り抜けたいんですが、
タイムリミットの15時を考えると、今回はパスせざるを得ないなぁ。
絶品ルートを堪能した後は、R12で南下して西峠を登ります。
キャンプ場なども空いているワケはなく、
昼飯は道の駅いながわで決定だなと思いつつ登坂。
ここからはダウンヒル。
ひたすらにR12を南下して帰ります。
くろまんぷを経由して川西へ
西峠からは下り基調になるR12も、
この日は強いアゲインストで思うようにスピードもあがらず。
途中でSベ氏が「くろまんぷ」へ行ってみたいというので、
おじさんは張り切って案内を申し上げました。
北側からは行ったことがなかったので、
ちょっと戸惑いましたが無事に到着しました。
本当に久しぶりに来ましたが、やっぱり良いですね。
コンデジで張り切って撮影をしてみましたが、
ISOが1250まで上がって、画像がガビガビになりました。
カメラの液晶で見ると綺麗に見えるんで騙されたわ。
くろまんぷを過ぎて、道の駅いながわでランチタイム。
後は帰るだけです。
R12を南下して川沿いの道を走る定番ルート。
多田神社の辺りで、初詣渋滞&ユニクロ渋滞に見舞われましたが、
なんとか無事に川西に帰着しました。
Sベ氏は途中までR176で帰るようなので、
今回は便乗して川沿いじゃなくR176~神崎川で帰宅。
無事に15時過ぎには家に着きました。よかった。
おわりに
あまり触れてはいなかったですが、
ロードバイクを買って二か月ほどのSベくんは、
恐ろしく走れる初心者でした。
演出でも峠でちぎれてくれたら良かったのに…(笑)
当日の”15時過ぎリミット”がなければ、
まだまだ走れたなぁと思うくらい暖かい一日でした。
(死ぬほど寒かったのは朝の能勢だけでした…)
サイクリング日和で本当に気持ちが良かった。
リムの傷については、少し深い部分もあるので、
研磨しようかと思ったけどやめました。
しばらくは様子を見てみようかと思ってます…。
クランクの傷は、塗装が剥げてしまったので、
マッキーで塗り塗りしておきました。
新年早々に無念であります…。
今年は気を引き締めてチャリンコ乗りますよ!っと。
今回の軌跡
距離: 139.14 km
平均速度: 21.8 kph
カロリー: 4,117 C
時間: 6:23:28
高度上昇: 1,830 m
平均気温: 9.4 °C
コメントを残す