はじめに
「自走で大台ケ原へ行こう!」と言っていた土曜日でしたが、
その約束をしていたdaiconさんは膝痛を発症中。
途中でリタイヤできない大台ケ原は少し危険と判断。
(そもそも走って大丈夫なのか・・・!?)
いつでも引き返せるようなところなら大丈夫!
ということで、北摂をぐるぐる走ることになりました。
そして無理やりロゼさんを巻き込むことにも成功。
この日のメンバーは、
daiconさん、ロゼさん、ちゃりんご、わたくしの4人。
どうせなら坂だらけのコース設定にしよう!!
登坂王ロゼさんの作成した極悪コースを下敷きに、
なにも考えず「峠バカコース」を走ってきました!
待ち合わせ場所の箕面へ
今回は8時に箕面駅付近へ集合。
いつもよりも遅めの時間に逆に戸惑いながらも、
無事に家をスタートして、内環で北上。
いつもより時間帯が遅いこともあり、
内環が走りにくかったりしながらも吹田を抜ける。
途中からは川沿いから服部緑地脇を通るコースで、
箕面駅を目指して走ります。この道は快適!
そんなこんなで、約18kmの道のりを1時間くらいかけて到着。
市内を走るとどうしても、これくらいかかちゃうなぁ…
この日は初期不良で手元を離れてたパワーメーターが復活。
ローラーの上では不安定かなと思っていたけど、
今回は問題ないようで、機嫌よく動いてくれてます。
良かった!
ほどなくして、他の二人も到着。
日の出前に走りださないと気が済まないという、
“朝が早すぎるライダー”のロゼさんは、
ソロで走って途中から合流されるようなので、
とりあえずは、3人でスタートです!
箕面から多留見峠を越える!
スタートしてすぐに箕面浄水場の坂を登って行きます。
すぐに坂があるなんて、箕面の立地の良さよ・・・。
元気に走り出すちゃりんごに惑わされないように
自分のペースを守りながら走るのです。
だって富士ヒルクライムも近いもの。
こないだ、ゆるゆるカフェ巡りをした時とは違って、
daiconさんも絶好調っぽい走り。
しかしこの日はやたらにロード乗りとすれ違います。
最初の上りで10人くらいに抜かれた・・・。
こんなところに来るなんて、ひとり残らず物好きやで。
そのまま勝尾寺のほうへ抜け、とりあえず小休憩にしました。
なんかがんばりすぎている気がする。
こんなペースで走ってたら、途中でダメになりそう・・・。
どうやら3人ともそう思ってたみたいなので、利害一致。
ゆっくりと行きましょう~!
勝尾寺からR43へ下り、
続いては初めて走る「多留見峠」へ。
この怪しい入り口具合にいつもスルーしていた場所。
後で調べると、厳密には多留見峠は別の場所らしいんですが、
この道が、俗に多留見峠と認知されてるようなので、
この際、勝手にそう呼ばせてもらいます。
道に入るや否や、10%くらいの上りが続きます。
木の生い茂った暗い雰囲気の道ですが、なかなか静かでええ感じ。
あまりロードのコースとしても定番になっていない道みたいですが、
これが結構ええ感じの峠道なのでした。
200mくらい登って、頂上に到着!
特に何にもなかった。
ここからR110までダウンヒルをして、そのままR423へ。
R423を少し南下して、定番の「野間峠」へ突入!
はじめチョロチョロなかパッパで登坂完了。
今回は妙見山はパスして、このまま野間のほうへ下ります。
しかーし!
ここでdaiconさんの膝に違和感が。
患部にバンテリンを塗る姿には哀愁しかなかったよ・・・。
というわけで、
トンネルを越えるまでに途中離脱することになりました。
ありがとう、また膝が良くなったら一緒に走りましょう!
というわけで、daiconさんとの涙の別れを経て、
ぼくとちゃりんごは野間峠を下りました。
下った先には、ロゼ監督が待っている!
名月峠を越え大野山ヒルクライム!
野間の大けやきに彼はいた。
というか、30分くらい待たせてしまいました・・・。
ごめんなさい。
ロゼさん遅くなりました!
でもちょっと疲れたからコーヒーブレイクにさせてください!
ということで、
久しぶりに飲むありなし珈琲のアイスコーヒー。
ほんとに憩いの場ですよ、ここは。
どうやら朝早く一人で走っていたというロゼ監督。
「1人で日吉のほうまで100kmくらい走ってましたわー。」
詳しく話を聞いてみるけど、
もう何を言っているのかワケが分からない。
今からまた100kmくらい走るんだよ、監督。
そんなこんなで3人体制で後半スタート!
R106からは「名月峠」を越えてR173を目指します。
さらにR602の緩い勾配を登って、
猪名川の変電所の脇を通りR12、杉生の交差点へ。
さて、いよいよここからが最大の難所「大野山」です。
北摂最高峰の山と言われながらも、
なんか少し影の薄い?気がする大野山。
前に登ったのは、フレッシュ練の山ポタの時でした。
そのときは雪中登坂をしたのが思い出深く、
強烈な雪景色が印象的すぎて登りのことなんか、
何一つ記憶にないのでありました・・・。
関連記事→ 山ポタで巡る北摂・能勢・亀岡ライド!
というわけで、R12の分岐を越えてから始まる
ダラダラと続く序盤の勾配を登りはじめました。
この登りの道中が結構ええ感じの景色なので、
その”序章部分”は好きだったりします。
途中で大きな馬の像があるなぁと思って見ると、
本物のポニーが居たりして、なかなかおもろい道なのです。
そんなこんなでようやくたどり着いた大野山入り口。
登り始めは笑けるくらい激坂なので心してスタートだ!
スタート直後の激坂区間は短いけど猛烈にキツイ。
もう少し笑えるかと思ったけど、笑う余裕もなかったよ・・・。
激坂区間を過ぎると山頂まで10%くらいが延々と続きますが、
道が狭い割に、車も通る道なので、ちょっとストレス。
比較的に雰囲気のある道だと思っていた大野山ですが、
前の「雪中行軍」があまりにも良かったので、
正直、新緑の大野山に期待をしていたけど、
そんなにええ景色もなく、ちょっと肩すかし・・・
ただただ登りがキツイ。
途中で猪名川源流が見えてきたら、頂上まであと少しです。
ヒーヒー言いながらなんとか登頂!
ここから猪名川天文台のところまで上がれまして、
そこにベンチとかもあって、展望ポイントになってます。
標高も高いので少し肌寒かったです・・・。
展望はこんな感じで、さすが北摂最高峰~!
ちなみに前回訪れた際は、こんな景色でした。
写してる場所違うけどね。雪景色良かったなぁ。
だいぶ前に到着していたロゼさんと一緒に、
ちゃりんごを待ちますが、なかなか来る気配がない・・・。
途中でパンクでもしたのかな、とか思っていると電話が。
「上まで登って下まで降りてきたんけど、どこにおる?」
どうやら天文台の手前の駐車場で引き返したらしい。
「苦行だけしてご褒美をもらわない」
その姿勢、ストイックすぎる!!
そんなこんなでダウンヒルをして無事に合流。
大野山を後にして、次なる坂へと向かうのでした。
阿古谷を抜けて逢坂峠へ
さてさて。
無事に最大の難所、大野山を越えたので、
もう今日は終わったも同然だ!
大野山からは爽快なダウンヒルを経て、再びR12へ。
R12を少し南下して、途中で脇道を住宅地へと向かいます。
こっちに抜け道があるのは知っていたんですが、
この道が想像を絶していたのでした。
・・・激坂だった!
終わったも同然と思ってたのがすぐ撤回されました。
無理やり山を切り開いて住宅地にしたんですね。
うんうん、分かります分かります。
チラっと先が見えたけど結構長いですやん。
キツイ部分で12~15%くらいの坂。
「なんやねんこれー!うわー!」
はしゃぎまくるおっさんたちのすぐ横、
歩道で自転車を押し歩く少年の視線が痛く刺さります。
緩いところを含めると約2.5kmくらいの登り区間。
なかなかの破壊力でした、ありがとう!
今から下る向こう側も厳しい坂のようです。
さぁ下ろう!
このまま下って、再びR12を南下して行きます。
道の駅いながわの向かいのローソンで少し休憩をした後は、
R12から阿古谷方面へ抜ける道へ。
ここは気になっていたけど初めて走る道でした。
とてもええ感じ。こういう景色が大好きです。
さすがのロゼ監督は余裕な感じで前を走り去る。
底なしに元気なのはナゼなのか。
そして前を牽いてくれないあたりに優しさと厳しさを感じる・・・
途中でR603へ入り、阿古谷の峠越えです。
ここの峠の名前がイマイチわからないんですが、
「稲荷坂」というのはここのことなのかな?
地味にキツイ上りを越えて、能勢方面へ下って行きます。
この途中で棚田の景色が広がるポイントは最高ですね。
この道を走るすべてがここに詰まっている感じです。
さぁ、ここからが最後のがんばりどころだ!
堀越峠を越えて箕面へ
阿古谷を抜けて、再びR173へ戻ってきました。
ここからはR54とR106を結ぶ「逢坂峠」へ。
というところで、
少し雨が降り出したので写真が極端に減ってます…。
逢坂峠を越えて、そのままR732を亀岡方面へ向かいます。
今回最後のボス、「堀越峠」です。
下の写真は堀越峠じゃない気がするけど、もうよい。
堀越峠、普段登ってもきついのに、
もうデガラシのぼくらには単なる壁なのでした。
なんとか無事に堀越峠の激坂を登り終えたときには、
トラックに轢かれたアンパンのようになりました。
さて、今回の坂だらけライドも、
もうそろそろでフィナーレを迎えようとしています。
亀岡カントリークラブの脇を走る道で南下。
「ここは下り基調やから!」という監督の言葉を信じて走るも、
「あ、勘違いやったわ。結構登るね~!」という
まさかのフェイントも頂いたりして、ありがとうございました。
R423沿いのコンビニで休憩の後、ロゼさんとはここでお別れ。
監督、ありがとうございました!
またよろしくお願いします!
最後はちゃりんごと二人で、
高山を抜けて箕面まで帰りました。
箕面から家まで帰る道中はヘナヘナ。
なにがなんだか分からないくらい疲れました。
距離にして12kmくらいを1時間かかるペースで、なんとか帰宅。
坂だらけライド、お疲れ様でした!
おわりに
この度、ご一緒してくださったみなさま、
本当にありがとうございました。
もうなんというか、
しばらくは走りたくない気持ちになりました。
人間、無理をしてはいけません。
というわけで、
この日登った峠/坂を無駄にリストアップ。
- 箕面浄水場~勝尾寺
- 多留見峠
- 野間峠
- 名月峠
- 大野山
- 旭ヶ丘の激坂
- 稲荷坂(阿古谷)
- 逢阪峠
- 堀越峠
- 高山
「北摂 坂巡り」としては、
かなり走り応えのあるおもしろいコースになりました。
実は計画当初のコースでは、
後2~3つほど激坂区間が設定されていましたが、
この日の天気と時間の都合で割愛しちゃいました。
いずれリベンジをしたいなぁと、思・・・わないぞ。
もうこんなコース走りたくない!
今回の軌跡
箕面スタート/ゴールで考えると、
走行距離130km、獲得標高2700mくらいかな?
距離: 158.86 km
平均速度: 20.5 kph
カロリー: 3,314 C
時間: 7:44:17
高度上昇: 2,853 m
平均気温: 23.7 °C
ますますマッチョ化されてますね~
もうルートラボを見ただけでお腹いっぱいになりました(笑)
こういう体を痛めつけるだけのライドは思想に反するので二度と致しません(笑)
やっぱりあの辺りは気持ちいい道が多いので、今度はゆっくりと楽しんで走りたいです、切実に…。