はじめに
今回はちゃりんご氏と六甲山ヒルクライムをしてきました。
実は…
『6月に開催される「富士ヒルクライム」に出よう!』
という、よく分からない計画が水面下で進行しておりまして、
これを機会に「自分の実力をしっかりと自覚しよう!」ということで、
わざわざ六甲山へ悶絶をしに行ってきました。
逆瀬川から六甲山を登るのは4度目くらいなのですが、
過去、痛い目に遭わされ続けてきた六甲山。
このブログでも随時その模様をお伝えしてきました。
1回目→宝殿のあたりで脚付き。(関連記事)
2回目→なんとか脚も付かずに完走。(関連記事)
3回目→完走の後、三田方面へ。(関連記事)
「峠は脚を付かなければ勝ち」をモットーに走ってきたので、
峠を登るのに時間なんぞ測ったことがなかったんですが、
今回は自らの実力を思い知るために、
ストイックに時間計測して走ってきました。
待ち合わせ場所、川西へ
8時半に川西のコンビニに待ち合わせ。
ふと起きて時計を見ると「7時10分」。
ちょうど家を出ないといけない時間やん…
寝坊しました!
ちゃりんご氏に待ち合わせを遅らせてもらって
迅速に支度をして出発。
いつも通り、城北公園まで走り、淀川を渡ります。
そして阪急の線路沿いを走り、神崎川へ。
少し厚着をしてしまっていたのか、走っていると少し暑い…。
途中から神崎川を離れて猪名川へ。
猪名川へ入ると強い向かい風で朝からヘヴィな道のりでした。
最近、工事をしていた河川敷のところも、
工事が終わり綺麗になってました。
まぁ工事する必要性があったのか謎ですが…。
そういうしている間に、待ち合わせ場所に到着。
今回は先日購入したばかりの「Vivosmart HR」を装着。
心拍数を”Garmin Edge500″に飛ばして運用をしてみました。
久しぶりに心拍を表示させたら、画面が情報で溢れている…。
川西から六甲山を目指す
ちゃりんご氏と合流を果たし、いよいよ出発。
R12を北上して行きます。
多田の辺りで、R325へ入り名もなき峠を越えていきます。
なかなか雰囲気のある道ですね。
途中、道幅が狭い区間があるんですが、
行きに通った時は意外と交通量が多くて、
何度か自転車を降りて車に道を譲らないといけない場面もあったので、
走るなら交通量の少ない時間のほうが良いのかも…。
しかし六甲山TTしにいくのに、なぜ峠を登っているのか・・・
二人の間に答えは見つからないまま、ただ走るのでした。
思ってた以上に登り続けて、途中で宝塚方面R33へ。
十万辻トンネルを越えるまでは登り基調なのです。
トンネルを越えたら幾度と走った十万辻をダウンヒル。
このまま生瀬のほうへ抜けても良いんですが、
今回は途中で住宅地のほうへ抜けて行き、
宝塚南口駅を通ってはしる道を選択。
初めて走りましたが駅前は車が多くて怖かったな…。
そこから逆瀬川へ。
ここに着くまで無駄に45kmも走ってしまった…。
ヒルクライムの前に少しだけ小休憩。
マジメに六甲山ヒルクライム
さぁ、いよいよスタート。
おそらく初めてちゃんと使うGarminのラップ機能を使って、
今回はしっかりとタイムを計測していきます。
一生懸命走っていたので写真は一枚もありませんが、
それでは味気ないので、以前撮った写真を貼り付けておきます。
序盤の山に入るまでは、比較的穏やかな勾配が続きます。
今回はここをがんばってみるという計画だったので、
頑張って走って行きますが…
思ったよりも・・・キツイ!
ゴルフ場のあたりもがんばってスピードを維持して、
そのまま勾配のキツイ部分へと入って行きます。
良い感じのペース!
そして途中で本線へ入るところで間違って旧道へ…
いつものクセが出てしまった。
まぁ距離は本線よりこっちのほうが長いので、
気にしないでおこう。
本線に合流後、いよいよ!と思ったけれども…
失速!
もう序盤で疲れて足が回らない。
いや、違う。いつ走ってもこんな感じだった気がする。
ただひたすらに辛い。
ここからは2ケタ勾配がジャンジャン押し寄せるのを、
ひたすら登るだけのドM区間だ。
理性を保つのがやっとだわ。
ちゃりんご氏が後ろにベタっと付いてきている。
同じペースで登るけど会話はできないような状態。
前方に壁が見えると「ヒャー!」と叫ぶくらいのもの。
ひたすらに登りをこなしていきます。
もう一度言いたい。辛い。
個人的に「六甲ヒルクライムの鬼門」と思っている“宝殿料金所”。
ここががんばりどころ!と思っているのに力が沸かない。
宝殿で力尽きるパターンか…。
なんとか登り区間を終え、最後の勾配の緩くなるラストスパート区間。
もう全然重いギアが踏めないヘロヘロ状態でした…
ヘロヘロでなんとかゴール!
タイムは…58分59秒。
こんなもんで富士ヒルクライムは走れないじゃないか!
目標55分はあまりにも遠かったよ…
あーしかし疲れた。
ちゃりんご氏も宝殿辺りでかなりヤラれたらしい。
やっぱり宝殿があかん。宝殿はあかんでぇ。
ランチの後は十万辻を越えて…
メインイベントが無事に終わったので、
とりあえず昼飯を食べに行くことにしました。
近くに六甲山ガーデンテラスというところがあるので、
そこでお昼休憩にすることにしました。
一軒茶屋からはどこに行くにも下り基調なので、
やいやいゆーてる間に到着しました。
ビューテラスみたいなところがあったので、
早速行ってみると、めちゃくちゃ絶景でした。
これ、天気が良ければ最高やね。
ここのフードコートでランチにすることにしました。
ぼくは「六甲おろしうどん」を注文。
ででーん。
味はまぁ…山のご飯とはこんなもんなんだろう。
さて。
当初の予定では・・・
ここから摩耶山へ登り、
帰りは激坂な小笠峠を越えて船坂へ行く予定
でしたが、
「もう疲れたし走りたくない」ということで満場一致。
これは「シンプルに来た道を引き返そう!」
ということになって、
そのまま一気に逆瀬川までダウンヒル。
逆瀬川から生瀬のほうへ走って、再び「十万辻」へ。
結局、また峠を越えなければいけないのです。
この入り口の急勾配看板、好きです。
峠を走っている途中に、
ここの勾配のほうが実戦的なのでは…と思って、
ちょっと踏ん張って登ってみることにしましたが、
六甲をがんばって登った後は、
もう「出がらし」みたいなもんでして、こちらでもヘロヘロ。
出がらしブラザーズは、
ヒィヒィ言いながら、なんとか登頂したのでした。
十万辻登るのは久しぶりなので、なんか感慨深いなぁ…。
帰路につく
最後の難所を終えたぼくらは、
トンネルを抜け、そして少しだけ上り坂を越えて、
来た道と同じルート、R325を下っていきます。
R325は途中までは景色も良くて、
車の往来がなければ、なかなかええ感じの道ですね。
途中から悪路になってしまうので、
ここを下るのはかなり怖かったです…。
道のちょうど中腹でR12へ抜ける道があるので、
R12と併用して走るのが一番幸せな道な気がします。
待ち合わせをしていたコンビニで、ちゃりんご氏とは解散。
ぼくはこれまたいつもの川沿いを走って帰りました。
猪名川の向かい風にヘロヘロになっていたら、
FELTに乗った青年が前を牽いてくれまして、感謝感謝。
そんなこんなで、淀川へ着いたのは16時半ごろ。
距離的には久しぶりにアッサリとしたツーリングでしたが、
内容がヘヴィすぎて、めっちゃ疲れました。
もう六甲山には近寄りません…当分は。
おわりに
今回はがんばって六甲山ヒルクライムに挑んだ二人でしたが、
もう軽々しく「富士HCでブロンズを狙うぞ」とは言わないでおこうと、
そういう風に心に刻み込んだ一日でした…
しかしこういう風に時間を計測して走るというのは、
自転車を乗り始めて初めての経験だったので、
ちょっと新鮮で、楽しいところもありました。
まぁ実力が数字で分かる切なさもありますが…。
とはいえ、出ると決めた「富士HC」です。
本番までにちょっと練習っぽいこともしていけたら良いなぁ。
まずエントリー峠を越えられるかが謎ですが…。
今回の軌跡
距離: 128.29 km
平均速度: 21.2 kph
カロリー: 2,560 C
時間: 6:02:40
高度上昇: 2,050 m
平均気温: 12.7 °C
ようこそTTの世界へ……。
タイムというものを気にしだしたら終わりのない無間地獄が待っていますよ!
冗談はさておき僕自身も昨年のGWに初六甲挑戦しましたが61分でした。それでも約1か月後の富士ヒルではブロンズ獲れたので、まだ時間あるし全然狙えますよ!特にDARUMAさんたちは長距離乗ってはるのでベースの体力あると思いますし。
エントリー峠を越えたらお互い頑張りましょう!
イヤ、本当にTTの世界の怖さを垣間見ましたわ・・・
改めていなはるさんのブログを読ませてもらうと、
体力的な部分はもちろんですけど、ペース配分とかレース本番ならではの部分もかなり考えて走らんとあかんねんなぁと痛感しとります。
またなんかアドバイスください(笑)
まずはエントリー峠ですね!
がんばりましょう!
初めてコメントさせて頂きます!
富士ヒルクライム出場されるのですね(^-^)
こちらは乗鞍に出場予定なので刺激になります!お互い頑張りましょう!
どうも、コメントありがとうございます!
いつの間にか出場するようなことになってしまいました(笑)
乗鞍に出られるんですか!!すごい!
お互い自分との戦いですが、がんばりましょう!