序章
前日。
晩御飯後に東京より帰省している友人M氏と合流。
飲み屋が満席だったため、なぜかミスドでドーナツ片手に語らうことに。
気が付けば2時間半。(←女子大生かよ)
コーヒー4~5杯のおかわりとともに、ミソジに近いおっさん2人の会話は熱を帯びまして、
閉店間際まで語り合い、固く握手を交わして店を後にしたのでした。
そしていざ就寝…あれ、ひとつも寝れぬ。
「なんでやねん、小学生か」と後に手痛いツッコミを受けることになる
“カフェインで一つも眠れない事変”の勃発である。
結局3時間くらいしか眠れなかった…。
淀川を出発
さてさて。
今回は、今までアワイチなどで共に走ってきた友人S氏とのツーリング。
迫る「若狭路センチュリーラン」のための体力づくりのためにも、
久しぶりにしてはちょっとキツめのコース、京都・亀岡方面へ行こうと相成りました。
後で調べたら約一年ぶりの亀岡方面コースでした。
(関連記事→ 淀川CR→嵐山→保津峡→水尾→亀岡ツーリング!)
いつもの淀川サイクリングロードを起点。
まずは嵐山をめざします。
この日は淀川で「水都大阪ウルトラマラソン」という、
100kmマラソンの超人イベントが行われていました。
しかし天気の良い日で、気温も25度を超える夏日。
ついに半袖半パンで走り回れる季節になりましたね。
風が気持ちの良い朝でした。
川沿いには菜の花が咲きまくりで、
例年こんなに咲いてたかな、と思うほど一面黄色の花。
淀川ではタラタラとママチャリのようなスピードで、
しゃべりながら走ってしまい、
休憩地点、八幡・背割堤まではゆるゆるで到着。
桂川で嵐山まで
八幡からは桂川CRで嵐山へ向かいます。
本当に抜群のサイクリング日和。
こちらの川沿いにも菜の花がたくさん咲いており、
桂川のきれいな風景がさらにステキに感じられました。
嵐山に着くと、少し手前でサイクリングロードを抜けて、
嵐山駅のほど近くにある“musubi cafe”で昼食。
自転車乗りのブログによく出てくるお店だったので、
いつも素通りする度に気になっていたんですが、今回初の入店。
ステキなお店でした。
おかげさまで食後にコーヒーまで飲んでしまって、
また語りモードに入ってしまい、めちゃめちゃゆっくりしてしまいました…。
お店を出て渡月橋の前まで来ると、すごい観光客。
そういえばゴールデンウイークの頭なんやね、今日は。
嵐山から保津峡へ
嵐山渡月橋を渡り、メインストリートをまっすぐ進みます。
途中で”清涼寺”に突き当たるので、そこを左折して道なりに進んでいくと、
石畳の道が出てくるので、さらにそれを道なりに進んでいきます。
一年前と比べると、道がキレイになっててビックリ。
このまま進むと、鳥居が出てきます。
この鳥居を真ん中に左右に道が分かれています。
左側に進むと保津峡方面。
すぐに景色は山の中に変わり、勾配も徐々に出てきます。
この”雰囲気が急に変わる”感覚がとても素敵な道です。
嵐山まではイントロダクション。
今日はここからがメインなのであります!
1kmも上らないうちに、勾配が急になり“六丁峠”へ。
ガーミンを見ると勾配17パーセント!
あーキツイ!!
久しぶりに上りましたが、やっぱりしんどかった。
ここから保津峡までは下り。
スピード出し過ぎに注意しながらダウンヒル。
保津峡のトンネルをくぐり進んでいくと、一瞬目の前に峡谷が広がります。
見えているのがJR保津峡駅のホーム。
どうせなので、少し保津峡駅に寄り道。
しかし疲れた。ここから輪行で帰っても良いくらいやなぁ。
山の中を走る!水尾~樒原へ
保津峡駅を後にして、
今までの道R50をそのまま道なりに進んで水尾方面へ。
基本的には緩やかな上りが続くので、久しぶりに走る足には堪えます…
この辺りまで来ると静かな山の中で、すれ違う車もほとんどなく快適な山道。
何があるわけではないのですが、静かな林道というのは落ち着きますね。
絶好調男S氏は、一人でグイグイと走り去ってしまいます。
「水尾の自販機で休憩やで!」と連絡事項を言い渡して、
しばらくお互いマイペースで走行。
そのまま“水尾”に到着。
ゆずが有名なのですが、ゆずのシーズンには来たことない場所。
今回も同じく。
「そろそろ休憩。ドリンクも少ないけど、もうちょっとで補充できるな」と思ってたら、
遠くで自販機を颯爽と通り過ぎていくS氏。
「あかん!あいつ、水尾がどこか分かってへん!」
大きく名前を呼びましたが、彼の耳には聞こえず。
結局休憩できぬまま、そのままドンドンと進み、
最後の峠“神明峠”もあっさりと越えてしまいました。
実際、”神明峠が最後の難関!”ではなくて、
この後にしばらく続くのぼりが精神的にキツイですね。
しかし、この日は本当に調子が悪く、この辺で足が攣りそうに。
寝不足が関係あるのかないのか、帰るまでこれには苦しめられました…。
無事に樽が目印の“樒原”に到着。
ここで休憩(&水尾で止まれよの話)をしました。
まだまだ見ごろは今からですが、「宕陰の棚田」はいつ見てもいいですね。
なんだか居心地の良い場所なので、少しの休憩の時間が長引いてしまいました。
棚田を見ながら「自転車っていいよね。」というアホな話を、
夜中2時くらいのテンションで話し込んでしまいました…。
なんせ今回は無駄な休憩が多かった気がする。
過酷な亀岡越え
樒原からはダウンヒルになります。
西ヶ谷ダムの横を抜けてR477に合流してドンドンと下ります。
前に山桜がきれいに見えます。
川沿いの道を下ります。気持ちよすぎる。
そのままR477を進むと八木駅に出てしまうので、
途中で亀岡駅方面R405へ入ります。
亀岡から大阪方面に出るには、R6とかの楽なルートがあるのは知ってますが、
「どうせなら猪名川方面に出たらおもしろいんじゃないか」という好奇心のみで、
R423で川西方面へ出るルートを選択。
亀岡市役所の横を抜けて、R372(京都縦貫自動車道方面)へ走り、
そのままR423をひたすら走ります。
しかし、このR423、走ってみると“立派な峠越え”がありました。
なぜこんなルートを選んだ、おれよ。
さっきの上りで足が攣りそうだったのが、またまた再発です。
両足ともかばう様に走る有様。
ただ不思議と足は回るので、使う筋肉を気にしながら上る感じでした。
勾配はそこまで急ではないんですが、
最後の最後に!というのが結構なダメージでした…。
かなり過酷。悶絶し放題。
ほとんど上りを終えたところにきれいな桜の木がありました。
満開とは程遠い、散っている桜でしたが、これはこれで風情がある。
ちなみに、この峠は「法貴峠」という名前らしく、だいたい6kmくらいの峠道。
斜度もそれほどではなく、普通に上ればなかなか楽しく上れそうな道でした。
でも、このときはなんだか絶不調。
なんとか頂上に着きましたが、本当に疲労困憊でした…。
ようやく京都亀岡が終わり大阪府へ。
そういえば、途中に「たまごかけご飯のお店」を発見したんですが、
写真を撮る気力もなくスルーしてしまった。
場所もよく分かったし、また今度食べに来ないとあかんなぁ。
ここから猪名川までは下り続けるラクチンな道。
強烈な向かい風で、思った以上にスピードがでなかったですが、
前を牽いてくれたS氏のスリップストリームを堪能し、
足をほとんど使わず猪名川まで出ることができました。
猪名川は強烈な逆風で、
日が落ちてきた影響でちょっと寒いのがキツかった。
いつもと同じく、
猪名川→神崎川→淡路の辺り→淀川というルートで、
帰還いたしました。
今回はほんまに帰られへんかと思うくらい、途中でバテてしまった。
でも大阪→京都→兵庫とグルっと周るルートで、なかなかおもしろかったです。
ちょっとダメダメやったのは、全部寝不足のせいにしておこう。うんうん。
今回の軌跡
距離: 138.48 km
タイム: 6:58:11
平均スピード: 19.9 km/h
高度上昇量: 1,006 m
カロリー: 3,520 C
平均気温: 25.3 °C
卵かけご飯のお店はきっと「弁天の里」ですね!
濃厚な卵かけ放題で美味しいですよ!
この辺のお店はちょくちょく行ってブログでレポしてるので、よろしければ一度ご覧ください!
http://blog.livedoor.jp/daicon0309/
「弁天の里」というちゃんとした名前があったんですね!
もうフラフラすぎて、入口の旗しか認識できませんでしたわ…。
自転車グルメブログをされてるんですね!
ダイコンさん、ぜひぜひ猪名川・三田方面の開拓もお願いします(笑)
このコースは魔物が住んでるのか…なんか毎回えらい目にあってるような(笑)
おお、珍しくコメントありがとうございます!
ほんとに魔物の巣窟ですよ…。
あまりの眠たさに、前にゼリーを食べた
コンビニのイートインコーナーで寝そうになりましたよ(笑)
眠気と攣りそうな両足との格闘はなかなか過酷でしたねぇ。
これからも一年に一回、修行のために走りますわ…。
三田方面開拓してみます(笑
あのあたりだとどんなルートが走りやすいですかね??
オススメの道があれば教えてください!
“道の駅いながわ”から68号線を走って行くのが、
一番アップダウンも少なくて、交通量も少ない走りやすいコースやと思いますよ!
箕面の辺りからだと…
五月山の辺りから、猪名川CR→12号線って感じになるのかな。
12号線を篠山方面に行って西峠を越えるのも、なかなか爽快なルートですよ~。
近くを走ってはるみたいなんで、
ぜひ機会があればご一緒したいですね~。