はじめに
45日ほど前に、「若狭路センチュリーライド」というイベントに参加してから、
家の引っ越しなどのイベントが立て込んでたり、
そうしてる間に”梅雨入り”してしまったり、
そしてダメ押しの体調不良などが重なって、
全然自転車に乗れていませんでした。
そう、言い訳ばかりの人生。
自転車に乗れないので、ホイールを換えてみたりと、
「乗る以外の楽しみ」を満喫はしていましたが、
やっぱり醍醐味は自然の中を走ること…
今回、ひょんなことから一泊二日で時間をもらえることになったので、
この機会に久しぶりに自転車で走ってきました!
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いろいろと行きたいところはあったんですが、
久しぶりの自転車なので、慣れた場所を走ることにしました。
てっとり早く行先は「三田」にしました。
実家が三田にあるので、そこへ自転車で帰省して、
そして一泊してまた自転車で帰る、という変哲のないプラン。
大阪から三田へ!
出発はいつもの城北公園。
週明けに体調を壊して会社を休んだりしてたんですが、もう大丈夫。
自転車に乗れば乗るほど体調も良くなるのだ(←希望的なんとか)
ホイールを換えると、自転車の見た目がガラっと変わり…ませんでした。
地味なホイールから、ちょっと地味なホイールへ変わりました。
淀川~神崎川~猪名川と川沿いで川西方面へ走ります。
曇りのち晴れの天気予報でしたが、空はどん曇り。
猪名川沿いで川西付近までやってきました。
ここいらで家を出て1時間ほど、
新しいホイールの感触を確かめながら走りました。
川沿いからR12へ入り、車が混み合う中をR173へ。
R173をしばらく走って“一の鳥居”あたりからR477へ入ります。
R477は登り基調の道で、能勢のほうまでアクセスできる道。
これでもかっていうくらい、信号に引っかかりまくりながら走りました。
アップダウンを経て豊能町を抜けていきます。
律儀な看板を見ながら、ひたすら直進です。
「妙見の森ケーブル」の黒川駅で休憩タイム。
駅で涼んでいる間にも、バーベキュー客が何組も来ていました。
上にあるバーベキューテラスはかなりの盛況ぶりらしく、
駅員さん曰はく「今日で300人くらいおるんちゃうか」とのこと。
すごいやん、それ。
休憩の後は引き続きR477を走ります。
気がつけば標高も少しずつあがり、辺りは山の景色に。
“大槌峠”という小さな峠を越えていきます。
峠のピークは能勢町との境。
ここから野間の辺りまでは一気に下り道です。
バテバテの能勢ライド!
野間の大けやきの近くを通ったんですが、
さっき黒川で休憩したばかりなので、今回はスルーしました。
そのままR477を北上していくのですが、
面白い道でもないので、しばらくは並行して走る脇道を走ります。
とてものどか。
道の横の小川沿いには、こんな感じにアジサイがたくさん。
さすがにとっくに見ごろは終わっちゃっているんですが、
少し前に来ていたら、それはそれは綺麗だったんだろうなぁ。
ここに“丸山城跡”というのが書いてある山があったので
家に帰ってから調べてみたら、ちゃんとした歴史のある山城でした。
このままR477を走って行くと亀岡のほうへ行ってしまうので、
途中で方向転換せねばなりません。
歌垣のあたりでR732に入り、西へと走ります。
ここいらで地図を見てみると、
なんか良さ気な道があったので走ってみることに。
能勢の里山へ入って行くような雰囲気の道。
こういう道をのんびり走るのが一番楽しいかもしれないなぁ。
徐々に勾配が出てきました。
どこを走っているのか、よく分からないのも良いもんですね。
能勢町国体記念スポーツセンターを通ります。
こんなちゃんとした施設があるってことは、しっかりとした道なんだなと確信。
ここを越えた辺りから、”峠道”な雰囲気が増してきます。
離れたところで聞こえるセミの声を聞きながら登坂していきます。
あークソ暑い!夏だ!!
道の途中で景色が開けると、なんか牧場みたいなのがありました。
よく見てみると…羊!
そういえば走ってる途中に”能勢高校農場”って看板があったなぁ。
急に景色が変わったのでビックリしました。
素敵な場所でした。
ここからしばらく進むと、道は細くなってそのままダウンヒル。
このダウンヒルが薄暗い林道を下って行く道で、
なかなか楽しい道でした。…と言いつつも、
NEWホイールのブレーキの利き具合にまだ馴染んでいなくて、
結構スリルを感じてしまったダウンヒルでした…。
峠を下ると、R54との合流地点。
今越えてきた峠は「暮坂峠」というところで、
この辺りじゃあメジャーなところみたいですね。
R54に入ってからはまたまたひたすら登ります。
体が暑さになれてないせいか、この辺りで結構バテバテ状態に…。
ゆっくりゆっくり登りながら亀岡に突入です。
畑野小学校のところまで上がってきたんですが、
脚が攣りそうな感じも出てきていたので、
ここにあるヤマザキで少し休んでいくことにしました。
亀岡を抜け後川へ
ヤマザキストアでゆっくりと休憩をさせてもらいました。
ほんとうにありがとう。
このまま引き返そうかと思いましたが、
まだ問題なさそうなのでR54を“るり渓”方面へ走ります。
先ほどの分岐を越えて、しばらく走っていると徐々に雰囲気が変わってきました。
山の中に走って行っているんだろうなぁというのを感じます。
里山の風景が目の前に広がると少し安心。
R54に入ってから、勾配はきつくないものの、ずーっと登ってますね…。
この辺りから峠!という感じの道になってきて、
振り返ると来た道がこんな感じに見えたりして。
クネクネのカーブも登場し、いよいよ峠越え。
脚がひとつも残ってないので、本当に辛い登坂でした。
そしてようやく“るり渓”と“能勢街道(R173)”との分岐点に到達。
そろそろ三田方面へ行きたいので、R173方面に左折。
道を曲がっても尚、上り坂。
泣きそうになりながら登っていると、能勢町の入り口がピークでした。
ここからR173まではしばらくのダウンヒル。
無事にR173へ合流して、そのまま北上していきます。
そして最近走ることが多い、お気に入りのR601へ。
能勢街道から後川やR12に出るなら、ここを走りたいと思ってしまう。
下り基調で気持ちの良い道。
途中から道は細くなってしまいますが、川沿いを走る気持ちよさは絶品。
このまま直進して、篭坊温泉を通って後川方面へと走ります。
この辺りののどかな風景がたまらなく好きです。
この日は久しぶりに走ったので景色を満喫しながら走りました。
川に寄り添うように走りながら、後川方面へと走って行きます。
途中で道が通行止めになっていて、迂回をさせられたんですが、
むしろその迂回路が良かったりして。
そしてようやく休憩スポット?のドライブイン後川へ到着。
ここで小休憩をすることにしました。
休憩中、なんか騒がしいなぁと思っていたら、
頭上にツバメの巣がありました。
しばらくライト点けられへんね。
後川から永沢寺(母子)へ!
ここからは三田方面へ向かって走ります。
引き続きR309を川沿いに走るとR37との分岐点に出ます。
なぜかここはいつも気になる場所。
ちゃんとカーブミラーに自分を入れての自撮りです…しょーもな。
いつもなら大好きなR37を走って三田へ抜けるんですが、
今回は別の目的地があるので、遠回りになりますが母子へ行くことにしました。
もうバテバテだったんですが、どうしても行ってみたい!
この道は“曽地奥林道”に行く際に少しだけ走ったことがある道。
その楽しい道、曽地奥林道の入り口を横目に母子へと進みます。
山深い雰囲気がたまらないですね。
朝早くとかに走るとめちゃめちゃ気持ち良いんやろうなぁ。
そんな気持ちとは裏腹に動かない脚…。
次第に道は峠道を匂わせる景色へと変わって行きます。
そんなキツイ上りはないだろうと思っていたんですが、違ったみたいです。
no more 峠。
もうだいぶ前に脚は売り切れてるので、本当にきつかった…。
一回、本当に降りて引き返してやろうかと思ったんですが、
それは最後の最後の手段ということにして、
もう根性だけで登ります。
この時はユイの壁かと思ってヒィヒィ言いながら登ってましたが、
たぶん斜度は10%あるかないかくらいの坂だったはず。
普段、何一つがんばらないのに、こんなところでがんばる自分は一体…。
そしてついにピークに到達しました!
この時の達成感、というかサバイバー感はすごかった…。
そしてしばらく走ると…ありました!
今回、目的地としていた場所に到着!!
「パン工房のら」
http://tabelog.com/hyogo/A2807/A280702/28042392/
が、しかし!
この時、もう体がしんどすぎて本格的に吐きそうで気持ち悪い状況でして
「モウ ミズ シカ ノメナイヨ」という感じの状態になっちゃっていて、
とてもコーヒーもパンもなにも食べれるような状態ではなかったのです。
三田のサイクリングマップだけもらって帰るのも失礼だし、
ちゃんと出直してこよう。
ということで、お店の前でしばらくお腹を押さえて立ってましたが、
今回はパスして行く苦渋の決断をしたのでした。
無念すぎる…というかアホすぎる。
絶対にまた来ます。
健康優良児で戻ってきます。
先ほどの登坂で疲れ切ってしまったので、
すぐ近くにある永沢寺で休憩することにしました。
もうこれ以上走れまへん。
しばらくの間、ここでボーっと座って過ごしておりました。
母子まで来たら涼しいかと思ってましたが、
やっぱり暑いんですね…
しかし車に乗っている人とやたらに目が合う。
ひょっとしたらぼくの背中から、凄まじい哀愁が漂っているのかもしれなかった。
きっと叙情的な顔をしていたんだろう。
三田市街へ
長めの休憩を取っていたんですが、
少し霧が出てきていたのか、雨が降りそうな雰囲気もあったので、
そろそろ走り出すことにしました。
ここからは実家のある新三田のほうへ向けて帰るだけです。
母子から青野ダムまでは基本的に下り道なので楽チンです。
R308で母子の集落を抜けて三田市街地方面へ。
ブレーキの感触に違和感があるので、気を付けてダウンヒルをします。
この道もいつ走っても素敵なところ。
今度は元気に登ってこよう!と、心に決めつつダウンヒル。
あっという間に上青野まで下ってきました。
川沿いに青野ダム方面へ進みます。
いつもより釣りをしている人も少なく感じた青野ダム。
時間帯のせい?それとも暑さのせい?
そしてR176の分岐点に到着しました。
ここまできたらもう下界に来た実感が出てきますね。
そして最後の難所?
ニュータウンへ向かう坂道を登って帰りました。
(斜度7%とかあるんだわ、ここ)
ということで、無事に実家にも到着。
後はダラダラして過ごさせてもらいました。
悶え苦しんだけど、なんやかんやで楽しかった!
おわりに
今回のツーリングはつらかった…
自転車に乗っているときにくる胃不良は筆舌に尽くしがたい。
とか言いながら、
途中でショートカットして引き返す分岐はいくらでもあったのに、
「せっかくここまで来たし行ってまえ!」
という軽いノリでやってしまいました。
軽率。
全体的に登りの多い道でしたが全般走りやすかったし、
我ながら楽しいコースで走れたんじゃないかと思っています。
後川の辺りは自転車で走るには絶品で、
何度か走っていますがいつも新鮮な気持ちで走れますね。
今回、永沢寺ルートを取ったのは、パンを食べたいがためだったのに
その目標が達成できなかったので、
また今度リベンジに行きたいと思います。
急に暑くなったのに体が対応できていなかったんだと思いますが、
この時期の熱中症とかには、本当に注意をせんとあきませんね。
久しぶりに走ったので、充実感たっぷりツーリングでした。
獲得標高は意外とありましたね。
ちなみにハンドルにGOPROをつけていたので、
ちょっとした動画も撮っていました。
今回の軌跡
距離 : 100.53 km
平均速度 : 19.9 kph
カロリー : 2,813 C
時間 : 5:02:48
標高差 : 1,304 m
平均 : 32.9 °C
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