はじめに
日曜日。
前日まで雨の予報が出ていたので、自転車に乗るのは諦めて
夜更かししてブエルタを見て、目覚ましもかけずゆっくりと寝てたんですが、
当日起きてみると、天気予報は一転して”晴れ”。
なにこれ嬉しい。
「これは走りに行くしかない!」
10時過ぎに家を飛び出して、とりあえずいつものように淀川沿いまで。
行き先はそれから決めよう。
六甲山ヒルクライムへ!
武庫川沿いを走って十万辻を越えて、三田方面にでも行こうかな、
と思っていたんですが、走っている途中に急に気が変わり
「六甲山ヒルクライム」をしてみることにしました。
実はちょうど1年前くらいに、一度六甲山を走ったことがあります。
その時は、今の“Dedacciai Nerissimo”を買ったばかりで、
そのテンションだけで六甲山まで走って行き、
初めて走る長く急な勾配に、完全にヤラれてしまうという、
悲しい思い出を作ってしまったのであります。
[関連記事→ 悶絶ッ!! 逆瀬川~六甲山ヒルクライム! ]
今回もその時と同じ「逆瀬川から六甲山へと上る」オーソドックスなルートを選択。
ちょうど一年前のリベンジです!
武庫川沿いで逆瀬川へ!
まず淀川をくだってR2を目指します。
毛馬の辺りから並行して走る一般道を下っていきました。
海老江の辺りからR2へ入ります。
この日は時間も遅めだったこともあり、交通量も結構多く、
結構神経を使いながら走りました…。
R2から武庫川沿いへ。
今日も武庫川はええ感じ、川沿いの道も相変わらず狭いんですがええ雰囲気。
宝塚の近くになると、こないだ大雨の影響か砂が溜まっている場所があり
曲がるときにタイヤを取られて少し滑ったりして怖い怖い…
さらに道が水たまりになっている場所もあったので、
こりゃいかん、ということで早めに上の道にあがって走ることにしました。
そのまま末広公園の横を抜けて、突き当たる“逆瀬川”沿いを六甲方面へ。
逆瀬川の駅前はごちゃごちゃしているのでスルー。
途中で反対側の道を走ってしまって、自転車を押して橋を渡ったりする
しょうもないミスをしながらも、なんとかメインのR16を走行。
住宅街にある逆瀬川1丁目のファミマに到着。
ここでヒルクライム前の補給をしました。
リベンジ六甲山!
コンビニで補給をした後、いよいよ六甲山へ。
しばらくはダラダラと緩勾配を上って行きます。
去年はここでがんばりすぎて、早くも砕けた記憶があるので、
今回は「あんまりがんばらない」をスタイルにゆっくりと走ります。
右手に高校を通り過ぎて西宮市へ突入です。
ここいらからゴルフ場に囲まれて走る道で
ちょっと下り区間が出てきたりしますが…踏みません勝つまでは。
甲寿橋交差点前。
なんか曲がりたくなるんですが、六甲山へ行くには、このままR16を直進。
交差点を越えた辺りから、徐々に勾配がきつくなってきます。
「関西ヒルクライムTT 峠資料室」によると、
ここからの勾配はこんな感じで…キツイ。
標高差 :627m
距離 :6.8km
平均斜度:9.2%
最高斜度:16.1%
やっぱりキツイなぁとか思いながら走っていると、
勾配10%の標識が出てきました。
去年の悶絶ぶりが思い出されるなぁ…今回はがんばりたい。
この辺りは交通量も多いので、気を付けて走りました。
有料道路との分岐。
結構有料道路へ行く車が多いので、ここからちょっと車も少なくなりますね。
左折して引き続き“六甲山山頂”を目指して走ります。
ここからはひたすら上りを消化していく感じ。
だいたい8%~12%くらいの勾配がひたすら続くんですが、
途中で感覚がマヒしてくるので、8%になると随分楽に感じますが、
Garminの勾配表示を見て真実を知るのでした。
しかしこの日は六甲山を走っている人がほんとに多かった。
下ってくる人が多くて、この辺りではずっと会釈しながら上ってました。
ちなみにこの辺でルコックを着たオジサマに追い抜かれました。
みんな速いなぁ。
途中で片側一車線通行の場所があり、
危うく交通整理のおっさんに止められるところでしたが、
運よく対向車が行ってくれた後で、なんとか降りずに済みました。
この日は結構気温も高かったんですが、
木陰を走ると結構涼しい風もあって、意外と走りやすい体感温度でした。
随所に勾配が急になる場所があり、その度に悶える。
下の光景には白目むきました。
ほとんどシッティングで走っていたんですが、
それだと辛くなってきたので、たまにダンシングで脚を休めたり、
ポジションを変えたりでごまかしながら、持ち前のスロー登坂。
なんとかがんばって走っていると、
“前回無念にも足を着いてしまった「宝殿IC」“までたどり着きました。
「おお、去年より全然余裕があるぞ!」
正直この辺りで「これはいけるかも!!」と思ったんですが、
ちょっと隙を見せるとヤラれそうなんで、まだまだ慎重に上りました。
この辺りで後ろに気配を感じたので振り返ると、
ピナレロに乗った”全身チームスカイ”のオジサマが迫ってきてました。
フルームさながらのシッティングフォームでペーっと追い抜いて行き、
その追い抜き際に目があったのですが、あまりのことに挨拶すらできず。
まさかヒルクライムで悶絶しているときに、
おっさん二人で言葉もなく見つめ合うことになるとは…。
この辺で、勾配も少し落ち着きを見せます。
去年の記憶は結構しっかり残っていたので、
「もうちょっとでトンネルが見えるはず!」と自分を鼓舞しながら走りました。
そしてついに「鉢巻山トンネル」が見えました!
ここまで来たらもうゴール目前です。
ギアを重くしてダンシングでラストスパートだー!
わー。
そしてついに六甲山頂「一軒茶屋」に到着!
今年の目標を無事達成できました!
あぁ感慨深い…
山登りの人がめちゃくちゃ多く、食堂の中も外もかなり混んでました。
もうちょっとゆっくりしたかったんですが、居心地があまり良くなかったので
残念ですが早々に引き上げることにしました。
余裕があれば「船坂→三田→R12→猪名川→帰る」というルートを考えていたんですが、
時間がかなり微妙な感じだったので、とりあえず「船坂」まで行ってみることに。
以前から走ってみたかった“小笠峠”を越えていくことにしました。
なぜまた峠を越えなのだと、この時の自分に問いたい。
小笠峠を越え有馬街道へ!
早速、先ほど上ってきた道を引き返してダウンヒルです。
下ハンを握って腰を落として下りますが、めちゃくちゃ怖い。
半分くらい下ったところにR82“大沢西宮線”への分岐点があるので、
そこを左折して「小笠峠」へ。
しばらく走るとまさかの急勾配が襲ってきました。
おお、小笠峠ってこんなにキツイのか…。
坂は急ですが、一つ一つの上りがあまり長くはないので、意外と走れます。
しかし車が少ないし、なかなか気持ちの良い道ですね。
六甲山最高峰へ行くよりも、こっちのほうが断然気持ち良いなぁ。
最後のほうの上りで、こんな標識が現れました。
“15%”は初めて見るかも!
「通称”ハニー坂”」を下っていくと(←ここにあるとは知らなかった!)、
急に船坂の集落のところに出てきました。
ずっと山深い感じがしたのに、そうでもなかったんですね。
ここからR51“有馬街道”に出て、船坂のコンビニへ。
ここまで出れば「三田/生瀬/有馬」などの選択肢がいくつか出てきます。
とりあえず休憩しながらどこへ行くか考えることにしました。
有馬街道を帰る
コンビニでの休憩中にいろいろ考えましたが、
この時ですでに2時半ごろで、さすがに時間の余裕もなかったので、
大人しくこのまま帰ることにしました。
帰りは有馬街道を”生瀬”のほうへダウンヒルです。
しかしダウンヒルはあっという間ですね。
写真も撮ることなく、生瀬のあたりのR176に合流です。
武庫川沿いを宝塚方面へ下って行きます。
宝塚からは来た道と同じ「武庫川CR→R2→淀川沿い」で帰りました。
淀川近くの自販機で最後の休憩。
ツーリングの最後に飲む甘い缶コーヒーは死ぬほどうまいな…。
毛馬に着いた頃にはええ時間になってたので、
船坂からまっすぐ帰ってきてよかったかも。
今回は距離の割にはなかなか充実したツーリングでした。
おわりに
今回の六甲山ヒルクライムですが、
TTをするわけでもなく、「ただ楽しく上ってきた」のですが、
それでも無事に上りきれたのは、なかなか大きい喜びがありました。
前回ボロボロのゴミになった時と、何が違うのかを考えると、
大きく3つあるのではないかと思われます。
- スプロケ27Tの導入
- 補給をしっかりした
- 心拍数を抑えて走った
要はスプロケに一枚軽いやつを入れて、しっかりと補給を取りながら、
終始トロトロとドロガメのように走りました。
という、まぁそれだけの話です。
次上るときは、R16の旧道を走ってみたいなぁと思ってます。
次回はもうちょっとマシに走れると良いなぁ。
今回の軌跡
距離: 90.24 km
タイム: 4:44:39
平均スピード: 19.0 km/h
高度上昇量: 1,174 m
カロリー: 2,645 C
平均気温: 31.0 °C
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