[ライブレポ] 柏木広樹 featuring 佐藤竹善 “Duet”@ BBL Osaka

柏木広樹 featuring 佐藤竹善 “Duet”

チェリストとボーカリストの協演

8月7日。
チェリスト"柏木広樹"のライブに"佐藤竹善"がゲスト参加するという、
なんとも想像しがたいライブが開催されるというので、
楽しみにして見に行ってきました!

柏木広樹 featuring 佐藤竹善 “Duet”

ライブのタイトルが「DUET」となっているので、
最初は「え、チェロとボーカルだけ!?」と驚いてたんですが、
キッチリとほかのメンバーもいらっしゃいました。

柏木広樹 featuring 佐藤竹善 “Duet”Band :

  • 柏木広樹(Violoncello)
  • 佐藤 竹善(Vocals)
  • 榊原 大(Piano)
  • 越田 太郎丸(Guitar)
  • 西嶋 徹(Bass)
  • 岡部 洋一(Percussions)
柏木広樹 featuring 佐藤竹善

G-CLEFは大昔にCDを買ったことがあったんですが、
そのときは肌に合わずあまり聴いていなかったので、
"柏木広樹"という人については、ほとんど分からないまま
恥ずかしながらチェロという楽器もイマイチ分からず、
とりあえずおもしろそう!って動機で見に行ってきました。

 

初めて見たチェロインスト!

正直、佐藤竹善を目当てに見に行ったようなところはあったんですが、
この「柏木広樹」という人は、めちゃめちゃええ演奏をする人で、
良い意味で、予想を裏切られまくりました。

開演とともに始まったのは「大地を繋ぐ樹の下で」
落ち着いたチェロの音が会場に響き渡り、
無知な僕は「あぁ、チェロの音ってこんな音なのか」と、
アホみたいに感心してしまいました。

ブラジリアンテイストの「森林特急」は、ノリノリのナンバーで、
細かいフレーズを刻むチェロに、やたらと心躍りました。
ストリングスのイメージの強かったチェロですが、
今回はいろんな側面を見ることができました。

MCの後、スローでプログレッシブな展開の曲「Amazon River」
そして「La~La~Ya」へとなだれ込み、
メンバーのソロ回しなんかもあり、大いに盛り上がりました。

チェロがメインのインストって"ムード音楽"的なものかと
勝手に想像していましたが、予想外のブラジリアン音楽だったり、
少しフュージョン的なものもあり、めっちゃええ感じでしたね。

そして、ここでゲスト佐藤竹善の呼び込みが。

 

佐藤竹善登場

バンドに佐藤竹善を加えた編成で、最初の曲は「JOY」
やはり竹善のボーカルは圧倒的。

前作のクリスマスアルバムからは「Julie」
そしてまたまたSLTの「止まらぬ想い」と続く。
チェロがバッキングに入るだけで全然雰囲気が変わるし、
今回はリズムもパーカッションとベースなので、
少しアコースティックのような雰囲気もあり、とてもええ感じでした。

しかし間に挟むMCがめちゃめちゃおもしろい。
二人のトークはなかなかの掛け合いで、
MCの度に会場に笑いが起きていましたが、
こういう演奏とのギャップが楽しいですよね。

そして最後の曲は、「CACADOR」
ヴァイオリンのパートをボーカルスキャットでこなすという、
「完全に竹善向き」の選曲。
チェロとボーカルとの見事なハーモニーとユニゾン。
かなり迫力ある演奏で、圧倒されまくりでした。

アンコールはチェロとボーカル二人だけの演奏。
どちらもマイクを通さず生音で「Amazing Grace」を披露。
美しいチェロの音色と、やわらかい竹善の声はとても相性がよく、
最後は感動のアンコールとなりました。

 

珍しい編成でのステージでしたが、
チェロの個性も、ボーカルも堪能できて非常に濃厚なライブでした。

チェロ独特の旋律だったり、サウンドだったり、
リード楽器のイメージはあまりなかったんですが、
今回のライブではチェロのいろいろな側面を見ることができたし、
佐藤竹善というボーカリストの存在感も再認。
いやいや、とてもええライブでした。
ぜひ、また同じ編成でのライブ見てみたいですねぇ。

 

柏木広樹 featuring 佐藤竹善 "Duet"
@ Billboard Live Osaka 2014.08.07. / 2nd Stage

SETLIST :
01. 大地を繋ぐ樹の下で
02. PRECIOUS TIME
03. 森林特急(←仮タイトル)
04. Amazon River
05. La~La~Ya

with 佐藤竹善
06. JOY
07. Julie
08. 止まらぬ想い
09. CACADOR

柏木広樹 and 佐藤竹善
Enc. Amazing Grace

 



柏木広樹 featuring 佐藤竹善 “Duet”

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