この記事のもくじ
はじめに
昨年、イベント本番直前にドクターストップがかかり、
目の前にしてDNSになってしまった『若狭路センチュリーライド』。
1年越しの「イベント参加」をついに実現して参りました。
ありがとう、健康!健康優良児!
関連記事→ [悲報] “若狭路センチュリーライド2014” DNSに!
前回は友人S氏を誘って、二人で参加する予定が、
フタを開けてみればぼくがドタキャン。
S氏には、”誘ったにも関わらず、結局よく分からんまま1人で参加させる”という
なんとも鬼畜の所業をしてしまったのですが、
いざ参加してみると、めっちゃええイベントやったらしく、
今年もS氏は別グループで参加することにしたらしいのでした。
ぼくは家族旅行を兼ねて義父と参加してきました!
前日にエントリーを
大阪からイベント会場の三方まで車で移動。
自転車を二台積まないといけないので、
事前に二台車載できるキャリアーを購入する力の入れ具合。
これ、安い割になかなか良かった。
早速エントリーの会場へ。
この写真を撮った後、ぞろぞろと自転車乗りが集まってきてました。
特典でファスナー付きの大会オリジナル「サコッシュ」をもらいました!
なかなかかわいいやん。
各エイドステーションの情報もあったのでチェケラ。
おいしそうな食べ物はモチベーションにつながります。
へしこ!くず饅頭!
今回は家族旅行を兼ねているので、
前日イベントには参加できませんでしたが、
聞くところによると、なかなかシュールな内容だったらしい。
というわけで、車で下見を兼ねて観光名所の「レインボーライン」へ。
ちなみにレインボーラインには、ロープウェイで登る展望台があって
翌日の自転車では上がれない場所なんですが、
これが格別な、かなりの絶景でございました。
いよいよスタート!
イベント当日。
5時40分くらいに会場に着くと、すでに結構な集まり具合。
司会の人の流暢なMCを聞きながらスタート待ちます。
スタート時間が迫ると、なぜかサンバダンサーが現れました。
そしてサンバのリズムと共にスタートが切られました。
「サンバのリズム=ほほほい」の図式が華麗に崩れ去った一瞬。
しかし早朝6時にサンバとは、粋すぎる。
さて。スタートをしてしばらく田んぼの中を走ると、
そのまま三方五湖沿いの道へ。
三方湖~水月湖と湖沿いを日本海に向かって走ります。
早朝のひんやりした空気と、静かな湖がなんとも気持ち良い。
しかし10kmも走らないうちに、
今回最大の山場「レインボーライン」へ突入です。
レインボーラインを走る!
レインボーラインは普段は車の有料道路なのですが、
このイベントでは、「車を通行止めにして自転車で走っちゃおう!」という
最高な計らいがされておりまして、とても贅沢な経験ができるのです。
勾配10%くらいの坂を上って料金所を抜けると、いよいよレインボーライン。
ただのヒルクライムじゃない。特筆すべきはその「景観の良さ」。
日本海、そして三方五湖が一望できるという最高なロケーションなのです。
斜度は5~8%くらいなのでそれほどキツイ上りではないんですが、
「先は長いしゆっくり行きましょうね。」と言っていたのに、
なぜかスピードをあげる義父…。
御年66歳とは思えぬ力強い登坂で、
あっという間にレインボーラインの頂上、第1エイドに到着。
このイベントではエコ活動の一環として、”脱・紙コップ”をしているので、
参加者には繰り返し使用できる”折りたたみのコップ”が配られました。
それでレインボーラインを制した祝杯をあげたのでした。
このエイドから見る景色もなかなかのもの。
自分の足で登ってきた道が見下ろせる眺望。
眺めが良いと疲れが吹き飛ぶ。
本当にそういうコースでした。
少し休憩した後は、レインボーラインをダウンヒル。
途中に展望スポットがあったので、途中下車をして写真撮影タイム。
うおー、絶景!
レインボーライン、しっかりと堪能しました。
敦賀方面へ
レインボーラインを越えて、湖畔を走り、田んぼの広がる田舎道を走ります。
まだ20kmも走ってないのに色々な景色が目に飛び込んできますね。
知らない土地を走る楽しさを味わいながら、
いつの間にか日本海沿いへ。
ここでも「ぼくらはゆっくり行きましょう」の合言葉はどこへやらで、
30km巡航のグループに付いていく義父。
なんか話が違うのである。
海岸線特有の解放感と、景観のよさ。
若狭湾、めっちゃ気持ちええやないか!
そして順調に水晶浜にある第2エイドに到着。
名物「へしこ」のお茶漬けが振る舞われました。
うまい。
しかし中年の男たちは「へしこ」よりも、
その場に居た「サンバダンサー」へ釘づけなのでした。
敦賀を回り若狭へ
そのまま海岸線を美浜のほうへ走り、
途中で海に背を向け、山の中の道へ。
細かい登りをこなしながら、敦賀湾沿いの道を走り、
再び田んぼの中の道を抜けて、若狭町のほうへ南下していきます。
海と山のコースを堪能して走っていると、
いつの間にか三方五湖の久々子湖まで帰ってきていました。
そのほとりにある美浜町総合運動公園が第3エイド。
「ウメラルウォーター・梅干・梅どら焼き」と梅尽くしを満喫。
梅干がめちゃくちゃ酸っぱくて強烈でした…。
ちなみに、走るので精一杯だったのか、
この辺りから写真が本当に少ないのです…。
徐々に山間へ南下していく平坦コース。
里山風景の広がる道を走っていると、徐々に勾配が出てきます。
倉見峠を越えて、”わかさカントリー倶楽部”の横を抜けると、
さらなる坂が待っており、キツイところでは12%くらいのところも。
蛇行して登っている人もいたし、ここは難所の一つでしたね。
峠を越えると、急に風情のある街並みへ突入。
ここは「熊川宿」という鯖街道の宿場町。
写真すらないですが、ここが第四エイド。
おにぎりや葛ようかんなどを頂いて休憩です。
山を越えて”小浜”へ
熊川宿を後にして、コースは小浜方面へと進みます。
田んぼの中を縫うように走ったり、
川沿いの道を走ったりと、平坦基調で気持ちの良い道です。
しかしそんな平坦コースは序盤だけで、
しばらく走ると、トンネルだらけの山越えのオンパレード。
「チョイワル坂」と言われていた、下のようなアップダウンが目白押し。
ありがとう。ドSな道をありがとう。
写真こそ撮ってないんですが、ここが一番ツライ区間だったかも。
いくつものアップダウンを越えて、ようやく海が見えてきました。
そしてまた日本海沿いを走ります。
海岸線にサイクリングロードがあり、ここがまた最高のロケーション。
アップダウンはそれなりにあるんですが、
海を満喫できる道で、かなり走っていて楽しかったですね。
そしてようやく128km地点の最後のエイド「小浜海浜公園」に到着。
大好物のバナナを頂いて、最後の補給です。
ここまで来たらトラブルさえなければ無事に完走できるはず…!
感動のゴールへ!
最後のエイドを過ぎて、しばらくは小浜湾の海岸線を走っていたのですが、
途中からはまた山越えでトンネル続きの道へ。
130kmを越えてからのアップダウンとトンネル続きの道は、
なかなかヘヴィでしたが、なんとか切り抜けると、絶景が待っていました。
飴とムチがたまらないコースだ。
自転車でしか感じられない空気を存分に味わった海岸線。
いや、最後にこれは良いプレゼントでした。
ちなみに写真の右の自転車は全然知らんおっさんのものです。
ここからゴールまでは後10kmほど!
三方五湖沿いを走り、ゴール会場を目指します。
最後1km手前くらいで、前を走っている人の後輪がバーストしたり
ちょっとしたハプニングもありましたが、
なんとか無事に14時40分くらいにゴールできました。
いやいや、キツイコースだったけど楽しかった!
おわりに
写真が少ないのでなんとも伝わりにくい内容になりましたが、
「若狭路センチュリーライド2015」、本当に楽しく走れました。
海・山・湖・里山と縦横無尽のコース設定は、
長い160kmを走るのに飽きない充実した内容でした。
アップダウンが多いのも、個人的には楽しかったポイント。
エイドなどで触れ合う地元の人たちも
とても良くしてくれて、本当に終始楽しかったなぁ。
ちょっと残念だったのは、
「二段階右折」がうまく機能していない部分があって、
逆に危険に、車に迷惑をかけているんではないかと思ったところと、
トンネルでの無灯火が多く、本当に危険だと感じたところ。
せっかくの楽しいイベントで事故ったりしたら、
本当に残念なので、この辺は乗る人が徹底してほしいな…
というわけで、
義父と共にこのキツイ160kmを完走できたのは、
とても良い思い出になりました。
リピーターが多いのも納得できる良いイベントでした。
本当にまた走りたい。
2015/6/8 追記:
当日GOPROで撮影した動画を載せてみました。
ちょっとした思い出。
「若狭路センチュリーライド2015」でGOPRO車載動画を撮影!
今回の軌跡
当日、宿から会場まで自走で行ったので、
距離はイベントのコースより12kmほど長くなっちゃってます。
獲得標高がルートラボのデータよりだいぶ低いんですが、なんでやろか。
トンネルが多かったから狂ったんかな…。
距離:171.31 km
平均速度:22.9 kph
カロリー:4,773 C
時間:7:28:42
標高差:1,700 m
平均気温:25.5 °C
ブログを書く前の情報収集で、検索してみたら…。
二年前に出てらっしゃったのですね。 ^^;
おお、良くぞ発見してくださいましたw
このときが楽しすぎて、毎年出たいと思っているんですが、
なかなか願いかなわずといった感じです。
先日、満喫されてたようなので、
・・・うらやましいです!